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遠野物語 新潮文庫
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遠野物語 新潮文庫

柳田国男(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2016/06/01
JAN 9784101047065

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商品レビュー

3.6

26件のお客様レビュー

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みんなの感想まとめ
  • 遠野民俗学
  • 物語集
  • 山の神と怪談
  • 民間信仰の魅力
  • 流麗な文体の深さ
  • 明治大津波の影響
  • 読者を惹きつける情感
  • 夫婦の再会の物語
  • 文化と歴史の交差点
  • 民話の親しみやすさ

民間信仰や異聞怪談が息づく遠野地方の説話を、柳田国男が流麗な文体で綴った本書は、読者に深い感動を与えます。具体的な人物や場所が描かれることで、神や怪談が日常生活に身近な存在として感じられ、昔話のように親しみやすくなっています。また、文語の響きが持つ力を通じて、遠野の原風景や時代の空気がより鮮明に伝わります。特に、明治三陸大津波を背景にした夫婦の再会の物語など、人生の哀愁が巧みに描かれており、柳田氏の共感の深さが際立っています。山本健吉、吉本隆明、三島由紀夫による解説も、作品の理解を深める貴重な視点を提供しています。言葉の力を感じさせるこの作品は、民俗学の魅力を存分に味わえる一冊です。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/08/29

岩手県遠野郷の佐々木鏡石氏より聞きたる全部で119の民間伝承を書き連ねてある。不可思議な出来事やら人智を超えた神ごとき存在などが、実在する人名や地名とともに語られている。文語体で読みにくいが、読んでいると独特のリズム感みたいなものも感じられ、物語性に引き込まれていく。これだけ多く...

岩手県遠野郷の佐々木鏡石氏より聞きたる全部で119の民間伝承を書き連ねてある。不可思議な出来事やら人智を超えた神ごとき存在などが、実在する人名や地名とともに語られている。文語体で読みにくいが、読んでいると独特のリズム感みたいなものも感じられ、物語性に引き込まれていく。これだけ多くの不自然なことが起きていたことに驚くが、迷信や信仰とは異なる実話が淡々と語られているなかに、その地方の人々に浸透しているかのような文化があるのだろう。

Posted by ブクログ

2026/07/09

新潮文庫の『遠野物語』は、原文表記です。それほど難しい文語ではないのですが、私は読み通す自信がなかったので口語から入りました。しかし、文語で読んでみると、文語で読まずして『遠野物語』の世界は語れないように思われました。口語で読んだときよりもその時代の空気を感じ、遠野の原風景に近づ...

新潮文庫の『遠野物語』は、原文表記です。それほど難しい文語ではないのですが、私は読み通す自信がなかったので口語から入りました。しかし、文語で読んでみると、文語で読まずして『遠野物語』の世界は語れないように思われました。口語で読んだときよりもその時代の空気を感じ、遠野の原風景に近づけたように感じたからです。文語の響きの良さがあるなあ、言葉の力はすごいなぁと思うことしきりです。 原文の後に、山本健吉、吉本隆明、三島由紀夫の三氏による解説文があります。これが大変勉強になりました。 【「解説」山本健吉】 P97 遠野の伝承の記録を通して、遠野に住む人びとの人生の哀愁を、あれほどきめこまやかに描き出すことが出来たというのは、佐々木喜善の採集もさることながら、それへの柳田氏の共感の深さであり、その筆の力なのである。 【『遠野物語』の意味 吉本隆明】 『遠野物語』の文体の特徴     ↓ 記述する人と(作者)と体験者が途中から一緒になってしまう文体。柳田氏自身が体験したように書かれている。(=体験体→柳田氏の独創的スタイル)     ↓ 柳田氏の関心の深さが分かる。山の人にも里の人にも、両方にわたり関心を持った。 cf.「今は昔」「昔々」→古典物語のスタイル              ↓   平地の物語、農耕社会だけの物語 【小説とは何か(九章のみ収録) 三島由紀夫】 三島氏は、『遠野物語』の序文を名文中の名文と絶賛。柳田氏の用いている言葉、言語表現力、文章力をもってして、本物の小説であると結論づけている。柳田氏の文章は、簡潔さの中に言葉の根源的力が備わっており、彼の小説こそがまさに小説だと明言している。          ↓ 三島氏の言わんとすることが、何となくですが理解できます。巷に小説は溢れていますが、題材に興味が持てても、言葉に力がないと、もしくは美しく感じないと“つまらない”と感じることがあるからです。

Posted by ブクログ

2026/06/17

著名な民俗学者の著名な作品。 文語体ゆえ、意味をとらえきれないものもあったが、妖怪の類や神隠し的な不思議体験は、どこかで聞いたことあるようなものも多かった。ということは、日本各地での言い伝えなどをかき集めてゆけば、その発祥や語源などを紐解いてゆけるのかもしれない。学問として意義の...

著名な民俗学者の著名な作品。 文語体ゆえ、意味をとらえきれないものもあったが、妖怪の類や神隠し的な不思議体験は、どこかで聞いたことあるようなものも多かった。ということは、日本各地での言い伝えなどをかき集めてゆけば、その発祥や語源などを紐解いてゆけるのかもしれない。学問として意義のあるものだと思う。 その中で、近所の噂話みたいのも入っているのが面白い。 そういった意味では、戦慄したかもしれない。

Posted by ブクログ

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