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20億の針 創元SF文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2016/05/20 |
JAN | 9784488615062 |
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20億の針
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20億の針
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商品レビュー
3.8
10件のお客様レビュー
2艘の宇宙船に乗ったゼリー状の宇宙人が地球に不時着、乗っていた犯罪者とそれを追う捕獲者が宿主の人間と協力し追跡劇を行う。 寄生獣に影響を与えたと思われる本書は、子供の頃に「姿なき宇宙人」として出版されていたらしい。読んだ記憶がある。 捕獲者と主人公ボブのやり取りは、宇宙人の上から...
2艘の宇宙船に乗ったゼリー状の宇宙人が地球に不時着、乗っていた犯罪者とそれを追う捕獲者が宿主の人間と協力し追跡劇を行う。 寄生獣に影響を与えたと思われる本書は、子供の頃に「姿なき宇宙人」として出版されていたらしい。読んだ記憶がある。 捕獲者と主人公ボブのやり取りは、宇宙人の上から目線が気になるし、犯人探しのストーリーはご都合主義なのだが、初期のSFだということで。 新訳本の表紙はかっこよい!
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#日本SF読者クラブ 70年前に書かれたハードSFの古典的名作。帯に「寄生獣」「ヒドゥン」など、共生生命SFの原点となったとある。個人的には、コミックの「鉄腕バーディー」(ゆうきまさみ)もこのバリエーションに入ると思う。ハードSFと言っても、現在のような科学知識を基にしたトンガッ...
#日本SF読者クラブ 70年前に書かれたハードSFの古典的名作。帯に「寄生獣」「ヒドゥン」など、共生生命SFの原点となったとある。個人的には、コミックの「鉄腕バーディー」(ゆうきまさみ)もこのバリエーションに入ると思う。ハードSFと言っても、現在のような科学知識を基にしたトンガッたものではない。南の小さな島が舞台となっていて、どこか牧歌的な雰囲気がただよう。
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二隻の宇宙船が南太平洋に墜落した。 一隻に乗っていたのは捜査官。もう一隻に乗っていたのは犯罪者。 宇宙から来た生物体である彼らは、何かに寄生しなければ生きていかれない。 捜査官は見つけた少年に寄生し、恐らく別の人間に寄生したであろう犯罪者を捜すことにした。 こういったSFで、設...
二隻の宇宙船が南太平洋に墜落した。 一隻に乗っていたのは捜査官。もう一隻に乗っていたのは犯罪者。 宇宙から来た生物体である彼らは、何かに寄生しなければ生きていかれない。 捜査官は見つけた少年に寄生し、恐らく別の人間に寄生したであろう犯罪者を捜すことにした。 こういったSFで、設定としては映画にもなった「寄生獣」に似ているらしい。 「寄生獣」は映画も原作もよくは知らないのだが、寄生体と宿主が友好的な関係で、互いに協力しあって目的を遂行しようとする物語だと思う。 わたしは常々SF映画の設定によくある、宇宙人が地球征服を目論んで人類に攻撃をして絶滅させようとするというのが納得出来なかった。 宇宙から地球まで来られる高度な文明を持つ宇宙人が、話し合いの機会も持たずにいきなり攻撃などしてくるだろうか。 話し合いによる平和な共存か、人類を上手く利用して征服する方が肉体的にも経済的にも遥かに得だと思う。絶滅するには自分の身にも危険が及ぶのだから、人類を上手く利用した方が絶対的にリスクが少ない。 この作品では宇宙から来た捜査官である“捕り手”は、宿主である少年ボブと平和に共生して、犯罪者である“ホシ”を捜す。 こういう血生臭くないSFを待っていた気がする。 この作品はSFという要素の中に、地球上のどの人間に寄生したのかわからない犯罪者追跡というサスペンス、更に少年ボブの冒険と成長とが描かれている。 ボブと捕り手のコンビも面白い。 続編もあるらしいので、是非読んでみたい。
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