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夢の猫 古道具屋皆塵堂

輪渡颯介(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2016/05/11
JAN 9784062200400

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商品レビュー

3.7

22件のお客様レビュー

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2023/04/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本作の中心人物は初の女性,おきみ。大工の娘だったが,両親を相次いで病気で失い一人になってしまう。そして母親の医者代薬代の借金が残り,家にあった道具をすべて売り払い長屋を出ていくことになる。そして最後に残った父が集めた根付を売ろうというところで,前夜に必ず売りに行く予定の古道具屋の夢を見た。夢の中で不思議な猫が現れて,古道具屋の店先をめちゃくちゃにしてしまうのだ。そして起きてから,予定通りその古道具屋に行くと,何故か店主も同じ夢を見ており,買い取りを拒まれるということを繰り返していた。その猫の正体を探るという話になっている。 「猫の夢」 金貸しの石蔵は,借金が返せないのなら遊郭に売り飛ばそうとしていた。その期限ギリギリに尋ねることになったのが皆塵堂であった。おきみはいつものように皆塵堂のゆめをみていたのだが...。 「硯箱の中から...」 おきみと入れ替わりで皆塵堂に居候することになった円九郎。円九郎は太一郎の頼みで信濃屋の庄三郎を訪ねる。すると,夜中にカタカタ動く硯箱を引き取って欲しいと言う。皆塵堂に戻ってきた円九郎は夜中に目を覚ますとカタカタ言う音を聞く。 「幽霊屋敷 出ても構わぬ」 藤屋という店が持っている空き家の片付けを皆塵堂が(というか清左衛門が)引き受け,円九郎と連助が行くことになる。店子がすぐに出ていってしまう家だそうで,なにやら曰く付きの気配がするのだが,連助は相変わらず幽霊なんかいるはずがないと高説をたれて鬱陶しい。 「にこやかな男」 子猫の誕生ラッシュに堪りかね江戸を脱出した太一郎は,川越の知人を訪ねていた。そこで嫌な気配を感じて行ってみると,閉められた店があった。知人によると,いつもニコニコと感じの良い笑吉という男がよろず屋のようなことをやっていたが,病に臥せって,店を閉めたのだという。知人がドアを開けて加減を訪ねる時に覗くと,その笑吉という男には霊が付いていた。太一郎が気になって調べていくと驚くべき事実が明らかになる。 「夢の猫」 巳之助の鬼猫長屋でたくさん生まれた子猫をみんなで見物しようということになり出掛ける。それらの子猫の中にはおきみの夢にでてきたような後ろ足の先だけが白い黒猫はいなかった。あちこちで生まれている子猫を見に行くという巳之助に円九郎も付いていくと...。

Posted by ブクログ

2022/05/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

猫三昧で巳之助が 江戸中走り回り 今までの伏線全回収? と思ってました。 だけど、続編が出てるみたいなんで 相変わらず連助があれこれ見る事ないけど うまい具合な感じで帰って行くのが 奴らしいやら腹たつやら? いつかはスッキリしたいと願うところです

Posted by ブクログ

2020/02/29

http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2016/07/post-3ccc.html

Posted by ブクログ

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