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私のなかの彼女 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2016/05/01 |
| JAN | 9784101058320 |
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私のなかの彼女
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商品レビュー
3.8
80件のお客様レビュー
20年分くらいの物語なので、読んでいてあの出来事から何年も経ってるんだと思う機会が多かった。 その時々の世相が描かれているのでイメージしやすい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
このとてつもないもやもやというか、胸糞の悪さというか、もはや恐怖みたいなものはどこから来るんだろうと読みながらずっと考えてた なんだかんだ恐怖というのが一番実態に近い気がする 和歌の自己肯定感の低さも、仙太郎の虚勢(のように私には見えた)も、2人のアンバランスな関係性も、和歌の両親の凝り固まった価値観も、全てが私の中のこうしたい、こうありたいの逆を行っていた 一方でただ理解できない、ではなくて怖いと感じるのは多分、自分自身の中にもその片鱗が見えるからだと思う もやもやずーっと考えていて、(言葉を選ばずに言えば)一歩間違えばこういう人生、という感覚が少なからずあることに気がついた、それすらもちょっと嫌 和歌が仙太郎の一挙一動に怯える感情にも共感できてしまうし、最終的には全編通してとても身近な印象 ただ、キーとなる台詞が一貫して「最終的には全て本人の意思」、ということを示唆しているような気がしていて、それだけは同意できない 和歌にとって仙太郎は絶対に悪だったし、タエにとっての師匠もそう 人の才能を潰すことはできると思う
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主人公の母と恋人が不穏すぎて、ビクビクしながら読み進めました。 他者の評価とか自分自身の充足とか、人の成功とか失敗のボーダーってなんだろうって考えちゃいました。
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