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ザ・カルテル(下) 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2016/04/25 |
JAN | 9784041019672 |
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商品レビュー
4.6
27件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ものすごい作品だった。 下巻序盤のベラの裏切りと結末には衝撃を受けたけれど、それも遥か昔に思えるくらい、様々な勝利、敗北、死が繰り返され、随分遠いところまで連れて行かれた気分。 前作『犬の力』よりも、バレーラ一族の悪の魅力が薄まり、麻薬戦争の惨さや愚かさの告発にはっきりとフォーカスされた作品になった印象。 前作とは比べものにならないくらいグロい暴力。これが実際にもあることとは信じられないほど。 でも不謹慎ながら、誰が生き残るかわからない展開はエンタメとして面白すぎて、ぐいぐい読んだ。 ただ血みどろの展開の中で、ケラーとマリソルの恋は心温まった。マリソルの生還にケラーが「ありがとう、ありがとう、ありがとう、生きていてくれて。」と思うのには胸打たれた。 それなのにこの静かで侘しい結末…容赦ないぜウィンズロウ。
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沢山の人物が出てきては去っていく。上巻とそれなりのページ数あるがグイグイ引っ張るストーリーと筆力だな。続く「ボーダー」は更に厚くなっているようだ。少し休憩してから取り掛かろう。
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緊急事態宣言に伴う図書館休館で、入手が危うんだ本書だが、あっさり新刊書店で入手できた。上巻読了後、間を置かず読み始める。 麻薬カルテルと戦うのは政府組織だけではなく、市民も立ち上がる。麻薬戦争に市民も巻き込まれているからだ。重層的に登場人物ごとの物語が語られていく。 フ...
緊急事態宣言に伴う図書館休館で、入手が危うんだ本書だが、あっさり新刊書店で入手できた。上巻読了後、間を置かず読み始める。 麻薬カルテルと戦うのは政府組織だけではなく、市民も立ち上がる。麻薬戦争に市民も巻き込まれているからだ。重層的に登場人物ごとの物語が語られていく。 フィクションだけど、事実に基づいた物語。メキシコとアメリカを取り巻く麻薬カルテルの描写は驚かされることの連続だ 愛と暴力、勇気と挫折が、次から次へと現れ、ラストは意外な・・・・・。
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