1,800円以上の注文で送料無料

ザ・カルテル(下) 角川文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-14-01

ザ・カルテル(下) 角川文庫

ドン・ウィンズロウ(著者), 峯村利哉(訳者)

追加する に追加する

ザ・カルテル(下) 角川文庫

定価 ¥1,320

935 定価より385円(29%)おトク

獲得ポイント8P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品【送料無料】

店舗受取なら1点でも送料無料!

店着予定:1/5(月)~1/10(土)

店舗到着予定:1/5(月)~1/10(土)

店舗受取目安:1/5(月)~1/10(土)

店舗到着予定

1/5(月)~1/10

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

1/5(月)~1/10(土)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2016/04/25
JAN 9784041019672

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

1/5(月)~1/10(土)

ザ・カルテル(下)

¥935

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

4.6

30件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/02/09

犬の力を超えていく。 麻薬戦争第2弾。 ラストが強烈。 「犬の力」に続く ドン・ウインズロウ 麻薬戦争もの第2弾。 相変わらずの大冊。 上下2巻。 第1部 眠りから覚める 第2部 湾岸戦争 第3部 グッドナイト、フアレス 第4部 スペードのジャックとセータ隊 第5部 浄化 ...

犬の力を超えていく。 麻薬戦争第2弾。 ラストが強烈。 「犬の力」に続く ドン・ウインズロウ 麻薬戦争もの第2弾。 相変わらずの大冊。 上下2巻。 第1部 眠りから覚める 第2部 湾岸戦争 第3部 グッドナイト、フアレス 第4部 スペードのジャックとセータ隊 第5部 浄化 冒頭に捧げられた 膨大な死者の人名リストが この物語の新たな登場人物を 象徴している。 ジャーナリストだ。 犬の力で描かれたのは メキシコを舞台とした DEA(アメリカ麻薬取締局)の アート・ケラーと、 メキシコの麻薬カルテルである シロアナ・カルテルのトップ アダン・バレーラとの戦いだった。 第2作となるザ・カルテルでは 組織や人物はさらに複雑に入り組み、 メキシコの麻薬カルテル同士の抗争が激化。 市民や警察、軍、政府までも巻き込み、 メキシコは戦争状態に陥る。 日々行われる殺戮。 破壊される日常。 抑圧される市民たち。 そして、そこに新たに登場するのが ジャーナリストや医師など 被害をこうむり続ける市民の側に立つ人々だ。 物語はカルテル同士の抗争により、 戦争状態となったメキシコを描き続ける。 出口が見えない状況に 正直読むのが辛くなるときもある。 しかし、読み切ったとき、 この物語が犬の力を大きく超えて、 メキシコの、そして、 国境をはさんだすぐ隣の 巨大麻薬マーケットである アメリカのありようを 描いているのが心に迫ってくる。 ザ・カルテルでは アート・ケラーと アダン・バレーラという 個人の因縁と戦いを飛び越え、 メキシコという国を舞台にした、 隣国アメリカが大きな影響を与え続けてきた、 麻薬戦争が描かれているのだ。 第5部 浄化で描かれた あるジャーナリストの記事には 衝撃と涙がこらえられなかった。 そして、最後の戦いの幕切れもまた 衝撃的だった。 しかし、メキシコを舞台とした アメリカを巨大マーケットとした 麻薬戦争の物語は終わらない。 最終の第3作へと続く。

Posted by ブクログ

2025/01/24

「麻薬」という悪魔に取り憑かれた終わりのない物語 本作では、前作での麻薬市場の奪い合いから、メキシコ全体、更に周辺諸国にまで影響を及ぼした麻薬取引が生み出す“金”が、さまざまな悲劇を呼び起こす。 もう、組織間の抗争では無く警察や軍まで巻き込んだ“戦争”状態。 終盤の新聞記者の...

「麻薬」という悪魔に取り憑かれた終わりのない物語 本作では、前作での麻薬市場の奪い合いから、メキシコ全体、更に周辺諸国にまで影響を及ぼした麻薬取引が生み出す“金”が、さまざまな悲劇を呼び起こす。 もう、組織間の抗争では無く警察や軍まで巻き込んだ“戦争”状態。 終盤の新聞記者の悲痛な叫びが心を打つ……英雄でも悪役でもない“普通の人”で普通に苦悩を抱えた記者だっただけに、ものすごく響く。 物語は最終的にアート・ケラーとアダン・バレーラに戻る……。 死した者はもちろん、生き残った者もこの物語の後も苦しみ続ける。 ふぅ〜、ものすごい物語だった。

Posted by ブクログ

2024/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ものすごい作品だった。 下巻序盤のベラの裏切りと結末には衝撃を受けたけれど、それも遥か昔に思えるくらい、様々な勝利、敗北、死が繰り返され、随分遠いところまで連れて行かれた気分。 前作『犬の力』よりも、バレーラ一族の悪の魅力が薄まり、麻薬戦争の惨さや愚かさの告発にはっきりとフォーカスされた作品になった印象。 前作とは比べものにならないくらいグロい暴力。これが実際にもあることとは信じられないほど。 でも不謹慎ながら、誰が生き残るかわからない展開はエンタメとして面白すぎて、ぐいぐい読んだ。 ただ血みどろの展開の中で、ケラーとマリソルの恋は心温まった。マリソルの生還にケラーが「ありがとう、ありがとう、ありがとう、生きていてくれて。」と思うのには胸打たれた。 それなのにこの静かで侘しい結末…容赦ないぜウィンズロウ。

Posted by ブクログ