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去年の冬、きみと別れ 幻冬舎文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2016/04/12 |
| JAN | 9784344424678 |
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去年の冬、きみと別れ
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商品レビュー
3.4
233件のお客様レビュー
中村さんの本何個か読んだけど、ちょっと違って、ミステリーだった!!結構最後までどゆこと!?ってなってよかった!!
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面白かった 奇妙な登場人物たちの狂気だけでも読み応えがあったが、徐々に謎が明かされていくなかでのどんでん返しもあり、満足度の高い一作
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中村文則が評価される理由って、多くの場合は * 人間の破壊衝動 * 支配と被支配 * 執着 * 孤独 * 死への誘惑 * 善悪では割り切れない暗い感情 を、異常なほど生々しく言語化するところにある。 あなたが最初に衝撃を受けた『土の中の子供』なんかはまさにそれで、ストーリー...
中村文則が評価される理由って、多くの場合は * 人間の破壊衝動 * 支配と被支配 * 執着 * 孤独 * 死への誘惑 * 善悪では割り切れない暗い感情 を、異常なほど生々しく言語化するところにある。 あなたが最初に衝撃を受けた『土の中の子供』なんかはまさにそれで、ストーリーよりも「人間の暗部をどう描くか」が中心にある。 『教団X』も良くも悪くもそっち側。 だから、 登場人物の持つ、何か特定のものや感情への依存、狂気に、その言語化や文章力に、とても衝撃を受けました。 という感想は、中村文則を好きになる人の典型的な入り方だと思う。 一方で『去年の冬、きみと別れ』はかなり「エンタメ寄りのミステリー」なんよ。 どんでん返しや構成の巧みさが前面に出ていて、 * 人物の内面を深く掘る * 狂気を言語化する よりも、 * 読者を騙す * 真相に導く ことが目的になっている。 だからあなたが 私の消滅の少し柔らかいバージョン と感じたのは結構本質を突いている気がする。 『私の消滅』もどんでん返し系だけど、あちらは「自我とは何か」という不気味さや哲学的な気持ち悪さが最後まで残る。 『去年の冬、きみと別れ』はもっと純粋にサスペンスとして読ませる作品やから、中村文則に求めていたものと少しズレていたんやと思う。 あと、 大切な人の復讐という展開がワンパターンだなと思ったかもしれません。 これも分かる。 中村文則ってしばしば * 誰かを救いたい * 誰かのために生きたい * 誰かのために壊れる という構図を書くんやけど、『去年の冬、きみと別れ』はそこが比較的ストレートなんよね。 『土の中の子供』や『教団X』みたいに、 「そもそもこの人は何を求めているのか」 「善人なのか悪人なのか」 が曖昧な不気味さが少ない。 だから予想外の真相はあっても、読後の不穏さや後味の悪さは弱い。 ただ、あなたの感想の中で一番興味深かったのは、 途中、何もかも憂鬱な夜にを読んだ時のような、少し柔らかい、暖かい気持ちになりました。 という部分。 中村文則は暗い作家と思われがちやけど、実は根底にはかなり強い「人間への信頼」がある。 『何もかも憂鬱な夜に』もそうやし、『去年の冬、きみと別れ』もそうやけど、 どれだけ壊れた人間を書いても、 「それでも誰かを思う気持ちはある」 という方向に着地することがある。 だから『土の中の子供』や『教団X』で感じた衝撃とは別の、中村文則のもう一つの側面を見たのかもしれない。 むしろあなたの場合は、 * 『土の中の子供』 * 『私の消滅』 * 『教団X』 あたりがかなり刺さりすぎたせいで、 『去年の冬、きみと別れ』を一般的な読者より高いハードルで読んでしまったんじゃないかな。 「面白くなかった」のではなく、 「中村文則に期待していた種類の面白さではなかった」 という感想に近い気がした。
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