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去年の冬、きみと別れ の商品レビュー

3.4

229件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    66

  3. 3つ

    87

  4. 2つ

    22

  5. 1つ

    8

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2026/05/10
  • ネタバレ

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初めての作家さん。「こんなに薄いミステリーあるんだ!?」と驚いて手に取った1冊。物理的に薄いけど、狂気的な人物が多くて濃度の高い作品だった。ちょっと純文学の要素が強めかも? 真犯人と木原坂は、対象に対して「自分が見えていない部分があることに不満(不安?)を持つ」という点で結局似たもの同士だったのかな、と思う。 本文でタイトルが回収される瞬間はやっぱり心地いい。

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2026/05/09
  • ネタバレ

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この小説自体が、ストーカー的な真犯人が復讐を行うためのトリックだったことには驚いた。 真犯人の異常さには眉を顰めるけど、乾いた文体は村上春樹にも通じるものがあって、自分的には好みだった。

Posted byブクログ

2026/04/21

まじで面白かった。遮光を読んだ時に絶対にこの人の他の本も読みたい!と思ったけど、個人的には遮光より好きだった。資料の部分とストーリーが分かれて描かれていて、最後まで展開も読めずとても面白かった。出てくる人物がほとんどおかしいのに、その狂気すらも美しく描かれていて恐ろしくもあり、引...

まじで面白かった。遮光を読んだ時に絶対にこの人の他の本も読みたい!と思ったけど、個人的には遮光より好きだった。資料の部分とストーリーが分かれて描かれていて、最後まで展開も読めずとても面白かった。出てくる人物がほとんどおかしいのに、その狂気すらも美しく描かれていて恐ろしくもあり、引き込まれた。

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2026/04/07
  • ネタバレ

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2日で読破。中村文則ワールドに魅力された。 ジャンルの総括でいうと文学ミステリーとでもいうのだろうか。なんとも形容し難いがやはり中村文則さんの文章には毎度魅力される。 最終的に最後の章以外「僕」と「編集者」で作り上げられた資料を挟む形の小説を読まされていたのだと気づく形で落ちる。そしてそれは写真家と元恋人へ贈られるものだとも。 「僕」「きみ」という人称の乱用や時系列の乱れ、資料は誰宛に送られたものかなど振り返りながら本を読み進めたが、そうしていくうちにどっぷりと世界観に浸かった感覚に陥った。亜希子のいう「自分の人生の時間を、何かの中に浸らせる」行為であったと思う。 文句なしの星五だと思いながら読み進めていたが、最終章での伏線回収によるミステリー感とそれ以前の小説との乖離が違和感になり星四に。でも素晴らしかった。 これで中村文則さんの作品は四冊目。何故こんなにも魅力されてしまうんだろうかと考える。文学的でありながら口語が多く読みやすいのが理由のひとつに挙げられる。それと同時に文章自体に色や湿気を纏ったような情景描写がお気に入りなのかなとも少しだけ思う。

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2026/03/21
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2人の女性を焼き殺した罪に問われている木原坂雄大と、その事件を本にしようとしている主人公のやり取りを軸に、取材の様子が主人公の一人称で語られていき、随所に木原坂からの手紙や被害者のTwitter文面が資料として挿入されていく。読者は読み進めるに従って徐々に真相に近づいていくが、主人公の文章はあくまで取材記録の体を成しているため、主人公の心情を通してではなく、読者も資料を見て事件の真相に気づくというのが面白い試みだと思った。結局、この構成自体が、木原坂に全て暴露するための本そのものだったという大きな仕掛けがあったのだが、現実の小説をも物語の中の小道具の一つにしてしまう手法には感心した。木原坂は主張どおり、直接手を下してはおらず、2人目の事件は完全に仕組まれたもので、しかも被害者は姉。その首謀者が1人目の被害者の恋人であり、かつこの本の編集者という、複雑な叙述トリックだが、個人的には、もっと淡々とした感じでストーリーが進んで最後にひっくり返るという構成も見てみたかった印象がある。

Posted byブクログ

2026/03/11

タイトルに込めた著者の想いが強い、面白い作品だと思った 読書後映画を観た、映像が良かった 併せて相乗効果のように評価が上がった

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2026/02/01

読み終えた瞬間にすべての意味が反転する構成に強く驚かされ、読み進めるほど展開が壮大になっていき、手が止まらなかった。 一度読んだだけでは足りず、もう一度読み返したくなる作品。

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2026/01/24

最初からかなり頭を使いながら、終盤は色々考えながら楽しめた。もう一度読み返したくなるつくり。 全てわかるとスカッとできた。

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2026/01/22

序盤〜中盤はよく分からない構成で、主人公と思っていた語り手がそうではなく謎の人物が登場したり、登場人物の狂気も合わさって混沌とした物語であるが、ラストには全てが奇麗に噛み合わさる素晴らしい構成。 2周目読むことも想定された構成なのかなと思う。 複雑な構成を整理しきれない読者はリ...

序盤〜中盤はよく分からない構成で、主人公と思っていた語り手がそうではなく謎の人物が登場したり、登場人物の狂気も合わさって混沌とした物語であるが、ラストには全てが奇麗に噛み合わさる素晴らしい構成。 2周目読むことも想定された構成なのかなと思う。 複雑な構成を整理しきれない読者はリタイアする可能性ありだが、耐えて最後まで読み切ってほしい。理解できない情報は理解しようとせず、噛み砕かずにそのままの形で脳に保管して読み進めてほしい。

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2025/12/17
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難しい! 中村文則の作品はいつも考えながら進んでいくストーリー。芥川龍之介の作品に沿って、結局は好きな人を燃やして写真に撮って、それが芸術‥よく分からない。誰が誰を殺して貶めたのか‥ 最初の「M.MとJ.Iに捧ぐ」も誰なのか?? 解決しないままに終わった。解説読まないとー!

Posted byブクログ