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逆説の日本史(19) 幕末年代史編Ⅱ 井伊直弼と尊王攘夷の謎 小学館文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2016/04/06 |
JAN | 9784094062861 |
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逆説の日本史(19)
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商品レビュー
3.3
3件のお客様レビュー
この巻では、大老に就任した井伊直弼が、水戸斉昭に代表される攘夷派に対して弾圧を加えたことを中心に、明治維新へと向かっていくことになる大きな時代のうねりがどのようにしてつくり出されていったのかということが解説されています。 幕末史にかんしては、さすがに多くの需要があるのか、わたく...
この巻では、大老に就任した井伊直弼が、水戸斉昭に代表される攘夷派に対して弾圧を加えたことを中心に、明治維新へと向かっていくことになる大きな時代のうねりがどのようにしてつくり出されていったのかということが解説されています。 幕末史にかんしては、さすがに多くの需要があるのか、わたくしのような一般の読者にも親しみやすい解説書が多く刊行されており、シリーズの他の巻にくらべると本書の独自色のようなものはあまり感じられなかったようにも思います。むしろ著者の日本史解釈の大きな枠組みである「言霊信仰」などの話が、史実から離して提示されているような印象も受けてしまいました。
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★★★2019年1月レビュー★★★ 『逆説の日本史19』は、島津斉彬の死や安政の大獄など。 この時代、佐幕の大物2人は孝明天皇と井伊直弼であると筆者は説く。井伊直弼は、開国を貫いた点は評価できる。しかし惜しむらくは井伊の頭には、「幕府」があって「日本」は無かった。 また、この辺...
★★★2019年1月レビュー★★★ 『逆説の日本史19』は、島津斉彬の死や安政の大獄など。 この時代、佐幕の大物2人は孝明天皇と井伊直弼であると筆者は説く。井伊直弼は、開国を貫いた点は評価できる。しかし惜しむらくは井伊の頭には、「幕府」があって「日本」は無かった。 また、この辺りから孝明天皇の影に見え始めた岩倉具視。 まだ水戸藩も存在感がある。 ここから長州がどう出てくるか、20巻も楽しみだ。
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久々に幕末関連の本を読んだ。そのため、発見も多かったし、何より読みやすく、分かりやすかった。 ただ、やはりこの本の通説批判が正しいだろうか?とは疑問を持たざるをえない。 島津斉彬の死を暗殺と考えることは、通説では行われていない、という主張だが、証拠がない以上、断定して通説にする...
久々に幕末関連の本を読んだ。そのため、発見も多かったし、何より読みやすく、分かりやすかった。 ただ、やはりこの本の通説批判が正しいだろうか?とは疑問を持たざるをえない。 島津斉彬の死を暗殺と考えることは、通説では行われていない、という主張だが、証拠がない以上、断定して通説にすることはできないし、学者の中でも暗殺と疑われることはわかっていると思う。 また、この暗殺説も別に珍しい話ではないのに、自説のように語るのがなんとも言えない。 あとがきの、孝明天皇の攘夷論の背景も、この本の作者だけが主張している論ではないと思うし。 自分的には評価は高いが、割り引いた解釈を要するとも思うシリーズ。
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