商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2016/04/06 |
| JAN | 9784094062861 |
- 書籍
- 文庫
逆説の日本史(19)
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逆説の日本史(19)
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商品レビュー
3.6
5件のお客様レビュー
吉田松陰やばい。 それを許す風土の長州藩もやばい。 老中を暗殺するから大砲貸してくれ、というのはヤバすぎる。 一君皆臣思いついたのすごい。朱子学と神道と国学が混ざったのね。 でも、日本書紀を聖典としたのは危うすぎる。吉田松陰はぶっ飛びすぎていてすごい。 幕末の裏キーマンとして、...
吉田松陰やばい。 それを許す風土の長州藩もやばい。 老中を暗殺するから大砲貸してくれ、というのはヤバすぎる。 一君皆臣思いついたのすごい。朱子学と神道と国学が混ざったのね。 でも、日本書紀を聖典としたのは危うすぎる。吉田松陰はぶっ飛びすぎていてすごい。 幕末の裏キーマンとして、井伊直弼と孝明天皇が出てくるのが良いですね。反面教師として。井伊直弼のおかげで、倒幕の火が燃えたという点。そして一橋派と南紀派の虚しい政争が全てとなってしまった井伊直弼の悲しさ。 天皇の気持ちを聞かず、勝手に推察し暴発。これが、江戸で培養された朱子学と神道のメンタリティ。忠臣蔵で、主君のための暴発は美徳とされ、純粋培養されてしまった。 天皇は教皇と考える、というのが斬新。たしかに日本教を司る権威の存在だ。
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著者もあとがきで書いているように幕末史についてこれほどわかりやすく書かれた本は他にないと思います。たとえば安政の大獄で吉田松陰がなぜ死刑になったのか、ということについてきちんと説明している歴史書はありません。そもそも安政の大獄は、慶喜を擁立しようという一橋派の弾圧のために行われ...
著者もあとがきで書いているように幕末史についてこれほどわかりやすく書かれた本は他にないと思います。たとえば安政の大獄で吉田松陰がなぜ死刑になったのか、ということについてきちんと説明している歴史書はありません。そもそも安政の大獄は、慶喜を擁立しようという一橋派の弾圧のために行われたのであり、それを企図した戊午の密勅に松蔭は全く関わっていないのだ。ペリーの艦隊に潜り込んでアメリカへ渡ろうとして捕まったのであり、安政の大獄で誰もが吉田松陰が重罰を受けるとは思っていなかったのだ。吉田松陰が厳罰を受けることになったのは、自らが間部老中の暗殺計画を話したからなのだ。 幕末における水戸藩と薩摩藩、長州藩の関係もわかりづらいのだが、幕末の改革の主役はむしろ水戸藩なのであり、それを薩摩藩は藩主が斉彬から光久に変わったことで、裏切ることになるのだ。だから桜田門外ノ変の実行者18人のうち薩摩藩はただ一人であり、残りは水戸藩出身者なのだ。 幕末の問題を考える場合に、水戸藩の人や幕府の人は、幕府と朝廷が協力してこの国を改革せればいいと思っていたはずなのだ。それがいつの間にか、幕府は倒して新しい政府を造るということに変わっていくのだ。大変革の時は既存の勢力を活かすという発想では必ず失敗するのだが、民の多くが大変革を望んでない場合には既存の勢力を生かさない限りうまくいかない。幕末から明治にかけてはまさにそんな時代なのでこの本の価値が高い時代だ。
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この巻では、大老に就任した井伊直弼が、水戸斉昭に代表される攘夷派に対して弾圧を加えたことを中心に、明治維新へと向かっていくことになる大きな時代のうねりがどのようにしてつくり出されていったのかということが解説されています。 幕末史にかんしては、さすがに多くの需要があるのか、わたく...
この巻では、大老に就任した井伊直弼が、水戸斉昭に代表される攘夷派に対して弾圧を加えたことを中心に、明治維新へと向かっていくことになる大きな時代のうねりがどのようにしてつくり出されていったのかということが解説されています。 幕末史にかんしては、さすがに多くの需要があるのか、わたくしのような一般の読者にも親しみやすい解説書が多く刊行されており、シリーズの他の巻にくらべると本書の独自色のようなものはあまり感じられなかったようにも思います。むしろ著者の日本史解釈の大きな枠組みである「言霊信仰」などの話が、史実から離して提示されているような印象も受けてしまいました。
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