1,800円以上の注文で送料無料

中央銀行が終わる日 ビットコインと通貨の未来 新潮選書
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍
  • 1209-03-01

中央銀行が終わる日 ビットコインと通貨の未来 新潮選書

岩村充(著者)

追加する に追加する

中央銀行が終わる日 ビットコインと通貨の未来 新潮選書

定価 ¥1,540

220 定価より1,320円(85%)おトク

獲得ポイント2P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品【送料無料】

店舗受取なら1点でも送料無料!

店着予定:12/10(水)~12/15(月)

店舗到着予定:12/10(水)~12/15(月)

店舗受取目安:12/10(水)~12/15(月)

店舗到着予定

12/10(水)~12/15

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

12/10(水)~12/15(月)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2016/03/25
JAN 9784106037825

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

12/10(水)~12/15(月)

中央銀行が終わる日

¥220

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

4.2

16件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/07/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 本書の根幹にあるのは、「流動性の罠」というケインズ経済学の古典的命題である。金利をいくら引き下げても、人々は資金を使わず、銀行は貸し出さない――その結果、中央銀行がどれだけ通貨供給を増やしても、実体経済には届かず、投資も消費も動かない。まさに日本が長年経験してきたデフレ経済は、この「罠」の実証例である。著者の岩村充氏は、従来の金融政策はもはや「効かない局面」に突入していると警告し、現在の中央銀行は「将来の成長を前借りする」政策を繰り返すことで、制度としての正統性を徐々に失いつつあると指摘する。  この制度疲労に対し、著者が注目するのがビットコインやブロックチェーンに代表される分散型通貨の可能性である。ここで重要なのは、岩村氏がそれを「中央銀行に取って代わる通貨」としてではなく、「中央銀行の制度的革新を促すテクノロジー」として捉えている点だ。例えば、利子付きデジタル通貨や「減価する貨幣」といった発想は、すでに近代経済学の中で提案されてきたが、技術的な実現手段がなかった。岩村氏は、ブロックチェーン技術によってそれらが現実味を帯びてきたと論じる。  ただし、この議論には慎重さも必要だ。貨幣とは単なる交換手段ではなく、「信認の装置」である。国家や中央銀行が通貨を支えてきたのは、単に紙幣を印刷してきたからではなく、「最後の貸し手」として市場に介入し、経済危機時に人々の不安を緩和する役割を果たしてきたからだ。ビットコインがこの「制度的安心」の代替となり得るのかは、現段階では明確ではない。さらに、仮想通貨は価格変動の激しさやエネルギー消費、法規制との相克など、実用化にはいまだ多くの課題を抱えている。それでも本書が優れているのは、仮想通貨をきっかけに、中央銀行制度そのものを「与件」とせず、不断に問い直そうとする姿勢にある。通貨の本質とは何か。中央銀行は誰のために存在するのか。そして制度が機能しなくなったとき、私たちはどのような仕組みを望むのか。岩村氏の議論は、技術論を超えて、「貨幣とは制度である」とする政治経済学的な視座にまで踏み込んでいる。  『中央銀行が終わる日』というタイトルは、破局の予言ではない。それはむしろ、「中央銀行が終わらないためには何を変えるべきか」という警告である。流動性の罠に囚われ、通貨供給のパイプが詰まった現代において、中央銀行は自らの存在意義を問い直さねばならない。そのとき、制度改革のヒントは過去ではなく、むしろビットコインのような「異物」に宿るのかもしれない。本書は、そうした異物に真剣に耳を傾けるための思考の出発点として、大いに読む価値がある。

Posted by ブクログ

2024/10/18

秀逸な一冊!難しすぎる所があるので☆1つ落とし。 経済学部出身者は特に面白いのでは・・・と。 怪しい感じしか無かったビットコイン。そこに仕込まれた設計者の思いに少し触れられた気がします。設計者、天才過ぎる人かも。「中央権力に対する天才の反逆」って感じもしました(笑) 印象に...

秀逸な一冊!難しすぎる所があるので☆1つ落とし。 経済学部出身者は特に面白いのでは・・・と。 怪しい感じしか無かったビットコイン。そこに仕込まれた設計者の思いに少し触れられた気がします。設計者、天才過ぎる人かも。「中央権力に対する天才の反逆」って感じもしました(笑) 印象に残った言葉たち。 「ビットコインが成功したのは、現金をネットワーク上で作り出したい、しかも中央銀行のような管理者無しに実現したいという目標を、技術の高度化という観点から追い求めないで、人々の利己心を利用してやろう、あるいは競争原理を利用してやろう、という方向から達成しようと発想を転換したところにある」 「ブロックチェーンで権利の帰属者を特定し、そのチェーンの正当性を競争的なマイニングで保証する」 「(マイニングという)プルーフ・オブ・ワーク(POW)自体が貨幣としてのビットコインの価値源泉になっている」 「ビットコインは、マイニングという作業に膨大な電気代がかかる、そのことによって貴重なものになり結果として価値が生じている、要するにPOWが価値を生む」

Posted by ブクログ

2018/12/31

縺ィ縺ヲ繧らぜ縺ォ縺ェ繧区悽縲ゅ∪縺壹?:intec縺ァ豕ィ逶ョ縺輔l縺ヲ縺?k繝悶Ο繝?け繝√ぉ繝シ繝ウ縲√ン繝?ヨ繧ウ繧、繝ウ縺ョ莉慕オ?∩縺ョ譛ャ雉ェ縺後?√→縺ヲ繧ょ?縺九j譏薙¥邏ケ莉九&繧後※縺?k縲ゅ&繧峨↓縲??夊イィ蜿イ縺ョ荳ュ縺ョ菴咲スョ莉倥¢縲∵э鄒ゥ莉倥¢...

縺ィ縺ヲ繧らぜ縺ォ縺ェ繧区悽縲ゅ∪縺壹?:intec縺ァ豕ィ逶ョ縺輔l縺ヲ縺?k繝悶Ο繝?け繝√ぉ繝シ繝ウ縲√ン繝?ヨ繧ウ繧、繝ウ縺ョ莉慕オ?∩縺ョ譛ャ雉ェ縺後?√→縺ヲ繧ょ?縺九j譏薙¥邏ケ莉九&繧後※縺?k縲ゅ&繧峨↓縲??夊イィ蜿イ縺ョ荳ュ縺ョ菴咲スョ莉倥¢縲∵э鄒ゥ莉倥¢縺後?∵・オ繧√※闊亥袖豺ア縺??よ怙霑代?譌・驫?縺ョ繝槭う繝翫せ驥大茜謾ソ遲悶→繧る未菫ゆサ倥¢繧峨l縺ヲ縺?k縲 縺昴b縺昴b縲∽クュ螟ョ驫?陦後?豁エ蜿イ繧るォ倥??00蟷エ縺励°縺ェ縺上?∫樟蝨ィ縺ョ驥題檮逅?ォ悶b邨カ蟇セ縺ァ縺ッ縺ェ縺上?∵凾莉」縺ィ縺ィ繧ゅ↓螟牙喧縲∫匱螻輔@縺ヲ縺?¥繧ゅ?縺ァ縺ゅk莠九↓縲∵隼繧√※豌嶺サ倥°縺輔l繧九?ゆサ翫??亥ー代↑縺上→繧ょ?騾イ蝗ス縺ォ縺翫¢繧具シ画?辭溘@縺溽オ梧ク育腸蠅??∽ココ蜿」蜍墓?縺ォ蜊ウ縺励◆縲∵眠縺溘↑謨エ逅?′豎ゅa繧峨l縺ヲ縺?k縲

Posted by ブクログ