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詳説古典文法
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2012/12/10 |
| JAN | 9784480917256 |
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商品レビュー
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「現行の学校文法は数十年の間足踏み状態にあり、日本語文法研究の最前線とは大きな隔たりができてしまいました。もちろん、高校の授業や受験勉強に必要な知識は十分に押さえた上ではありますが、本書ではさらに補足的な形で、最新の文法研究の成果も盛り込みました。」 と「はしがき」にあるとおり...
「現行の学校文法は数十年の間足踏み状態にあり、日本語文法研究の最前線とは大きな隔たりができてしまいました。もちろん、高校の授業や受験勉強に必要な知識は十分に押さえた上ではありますが、本書ではさらに補足的な形で、最新の文法研究の成果も盛り込みました。」 と「はしがき」にあるとおり、高校で習う古典文法の知識をおさらいしつつ、脚注や「補説」で豆知識を仕入れることができる。 ・「き」と「けり」の意味の違い……「き」は物語の時間の上で進行中の現在に対してそれより以前の出来事を描写する。「けり」は物語の中で進行中の出来事を、一歩引いて語り手の立場から描写する。 ・「つ」と「ぬ」の意味の違い……「つ」は出来事の終わりを表す(鶯鳴きつ=鳴きやんだ)。「ぬ」は出来事の始まりを表す(鶯鳴きぬ=鳴き始めた)。 ・「めり」と「なり」……「めり」は視覚をもとにした推定(<見えあり)。「なり」は聴覚をもとにした推定(<音あり)。 ・「に」と「へ」……「に」は場所、帰着点、動作の対象。「へ」は移動の方向・目標に限定されていたが、鎌倉時代以降に到達点や動作の目標にも用いられるようになった。 ・中世以降の変化……平安時代後期ごろから係り結びが乱れるようになり、係助詞そのものも使われなくなった。鎌倉時代以降、連体形が終止用法を兼ねるようになった。鎌倉時代から江戸時代初期にかけて、過去・完了の助動詞が「た」(<「たり」)に一本化した。
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受験期以来かなり忘却していた古典文法を勉強するために本書を手に取りました。かつて大まじめに勉強した内容なのでおおまかな枠組みは覚えていますし、母語とまあまあ似た文法の古語なので現代語との差異を学ぶだけでだいたい把握できるので全然違う言語の勉強に比べて楽ではあります。とはいえ、活...
受験期以来かなり忘却していた古典文法を勉強するために本書を手に取りました。かつて大まじめに勉強した内容なのでおおまかな枠組みは覚えていますし、母語とまあまあ似た文法の古語なので現代語との差異を学ぶだけでだいたい把握できるので全然違う言語の勉強に比べて楽ではあります。とはいえ、活用も違えば助詞助動詞の用法もけっこう違う古文ではあるのである程度ちゃんと勉強をする必要があります。飛ばし飛ばしですが全体をざっと読んで久しぶりに古典文法の概要をつかむことができたと思います。 そもそも容易に入手可能な類書を知らないため推測を入れた比較になりますが、本書の良さは「補説」や「参考」という項目で非常に詳細な説明をさりげなく提供している点にあります。「補説」では、助動詞や助詞などの複数ある意味の根底にある共通した考え方や由来を説明したり、「参考」では語彙の歴史的な経緯(語源)や用法の変遷を解説して時代ごとの日本語の差を示していたりと、単なる高校生向けの羅列文法書を超えた学術書の入り口レベルに達している書籍であると感じました。実際そうした内容を把握しておくことで用法を暗記しやすくなったり文章の理解レベルが格段に上がる場合もあり、おそらく受験生にとっても有益であろうと感じています。 最後に少し文句を書いておきます。この文句は無視してください。本書に代表されるような日本語古典文法の文法書は、少数の専門家向けの高度なものを除けばほとんどが高校生向けの学習参考書となっています。しかも、多くの古典文法の参考書が高等学校向けの教材として購入されることを意図して一般書店での入手が困難になっていたり、せっかく良質な練習問題が大量に付いているのに学校法人を通さなければ解答の入手が困難だったりします。今、そうした解答付きの文法書を持たない一般高校生が古典文法を学習しようと志して書店に向かった場合、体系だった「文法書」として手に入るものはほとんど無いように思います。有名な予備校の講師が書いた文法の解説書はあります(この手の解説書はわかりやすく非常に有益な書籍ですが、体系だった文法書の体裁を持つものではないと思います)。文法の習熟に非常に役立つ問題集も多く売られています。にもかかわらず、文法書と言える体裁と内容を備えた書籍は見つけることができません。出版社が文法書として出しているような書籍はほぼ注文によってのみ入手可能なものであり、練習問題の解答を入手することができません。学生が独自に解答を入手すると授業が成立しない場合があるのはわかりますが、練習問題の解答を販売(あるいは公開)することができないようなクローズドな書籍を一般向けに流通させるのは読者に対する冒涜ではないでしょうか。とても通常の良心を持ち合わせてそのような学習書を販売できるとは思い難いように私は思います。結局、ISBNをつけて一般の書籍ですよというツラをしておきながらその実高等学校にだけ売りつけて金を稼ぎたいというだけのための書籍を世界に存在させるために一般読者が割を食っているようにしか感じられません。解答を同梱、販売、もしくは公開できないような書籍はそういう本だとことわったうえで普通に高等学校に売りつければよいのであり、わざわざISBNをつけたりHPに掲載したりして一般に流通させられる書籍のように振舞う必要はないはずです。そのような書籍の存在に加担させられている立派な学者の各位もきっとこのような構造は不本意であろうと推測します。そうした書籍の存在を私はこれからも強く批判していきたいと考えています。それはそれとして、本書は文法書と呼べる体裁と内容を備えた書籍であり、しかも練習問題の解答が同梱されています。実質唯一の選択が本書なので、やはり本書はいい本です。
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