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戦争は女の顔をしていない 岩波現代文庫 社会295
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2016/02/18 |
| JAN | 9784006032951 |
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戦争は女の顔をしていない
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戦争は女の顔をしていない
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商品レビュー
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ソ連の公式見解では戦死者2000万人とか。人口統計を見ると2600万人が減っている。弾に当たっただけでなく、ドイツ軍の捕虜となった為に殺された赤軍兵士。餓死者なども含まれる。 この様な本は貴重だ。何より体験した人の証言。一次資料だからだ。 私は偶々南京占領時の日本兵と話す機会...
ソ連の公式見解では戦死者2000万人とか。人口統計を見ると2600万人が減っている。弾に当たっただけでなく、ドイツ軍の捕虜となった為に殺された赤軍兵士。餓死者なども含まれる。 この様な本は貴重だ。何より体験した人の証言。一次資料だからだ。 私は偶々南京占領時の日本兵と話す機会があった。内容は日中兵士共に悲惨な内容だった。中国の公式見解では戦死者300万人となっている。しかし、人口統計をみれば2000万人が減っている。 ドイツはソ連に対する加害意識が高いが、日本には皆無。その理由は一次資料が出回っていないからだろう。
ユスト
本書は小説ではなく、証言の記録です。辛く悲しい記録。スターリン独裁下のソ連では、第二次世界大戦で、100万人を超える女性が従軍していました。年齢は15歳から30歳ぐらい。 著者は2015年度のノーベル文学賞を受賞したスヴェトラーナ・アレクシエヴィチ。(1948年ウクライナ生まれ...
本書は小説ではなく、証言の記録です。辛く悲しい記録。スターリン独裁下のソ連では、第二次世界大戦で、100万人を超える女性が従軍していました。年齢は15歳から30歳ぐらい。 著者は2015年度のノーベル文学賞を受賞したスヴェトラーナ・アレクシエヴィチ。(1948年ウクライナ生まれ)彼女は多くの女性たちを取材し、戦争の記憶を聴き取りました。辛い記憶を話してくれた女性たちと、著者、翻訳者の熱意に深く敬意を表します。 最後まで多くの証言を読みきるのは、非常に辛く苦しかったです。戦争を知らずして現代に生きる者の1人として思うのは、このくらいガツンと刺さらなければ、生々しい描写でなければ“絶対に戦争を繰り返してはならない”というメッセージは伝わらないのではないかということです。 女性たちが戦地でついた任務は様々です。運転手、医師、看護師、電信係、料理係、洗濯係.... 何より驚くべきこと、武器を手にして戦場で戦った女性の証言が多かったことです。戦場に行った女性は、祖国ために、スターリンのためにという人もいれば、スターリンのためなんかではない、自分の子供ためなんだ、敵に服従したくない!という人もいました。前線に出たいという強い気持ち、戦場に行けることを喜ぶ心理が10代の女性にあったこと、信じられません。 戦場に出て2時間で髪が真っ白、切断手術、戦闘中の生理、血で染まった洗濯物、男物の下着の着用.... 辛かったのは戦時中だけではありません。戦後も悲しい現実が待っていました。戦場にいた男性は英雄になったけれど、戦争体験を隠し続けなければならない女性たちがたくさんいました。ヒットラーに対抗するために、ソ連の多くの女性が苦しんでいたことを、私は知りませんでした。 戦争が現在もなくならない状況の中、必読の書であると思います。特に10代後半から20代前半の方で未読であれば、時間に余裕のある学生時代にぜひ読むことをおすすめします。できるけ若いうちに、戦争について知り、心に刻むことが必要だと思います。私は、ソ連パルチザンのことについて知らなかったので、もっと勉強したいです。 (2026.9.5読了)
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第二次世界大戦の独ソ戦に従軍した、女性兵たちの証言をまとめた本。 凄まじい。 本当に、凄まじいの一言に尽きる。 何百人もの、戦争に参加した人たちの生の声。 口述記録が主なので、たどたどしい部分や、支離滅裂な部分もある。 理解しづらい部分もあるし、教訓的な内容でもなく、綺麗なオ...
第二次世界大戦の独ソ戦に従軍した、女性兵たちの証言をまとめた本。 凄まじい。 本当に、凄まじいの一言に尽きる。 何百人もの、戦争に参加した人たちの生の声。 口述記録が主なので、たどたどしい部分や、支離滅裂な部分もある。 理解しづらい部分もあるし、教訓的な内容でもなく、綺麗なオチがつくわけでもない。 だがそれが、圧倒的なリアリティを生む。 正義とも悪とも、善人とも悪人とも、被害者とも加害者とも言い切れない。 ただただ色んな人の人生が、戦争がそこにある。 だからこそ、胸を打たれる。心を震わされる。 現代社会では、特に日本の(西洋の)視点では、「ロシア=侵略者」というのが概ね共通のイメージだろう。 しかしそこに住んでいる人たちは、悪人でも戦争をしたがっているわけでもなく、やっぱりただの人間なのだ。 そのことは知っておくべきだろう。 本書が教えてくれることは、「戦争を分かったつもりになってはいけない」ということだ。 言っては何だが、本書で扱うのは、人類史における「たった4年」の戦争だ。 それも、その中のたった一国の、かつ女性側の視点だけ。 それだけで、これだけの奥深さ、複雑さ、矛盾、飲み込めなさがある。 本当にたくさんの人がいる。 何千万人もの人が、命懸けで、一生にも匹敵するほどの濃い時間の中を生き抜く。 それに対して現代の視点から、「戦争ってこういうものだよね」と、安易に語ってはいけない。 要約しようとしてはいけない。 強くそう思う。 戦争は許されないことだ? それとも、平和のためには軍拡が必要? 一体我々は何を知ってて、そう言うのだろうか。 正義と悪、善人と悪人、男と女、加害者と被害者、恨みと赦し。 暴行、凌辱、拷問、恋、凄まじい重労働、使い捨てにされる命、差別、社会復帰の難しさ。 戦争に志願するということ、人を殺すということ、殺されるということ。 そして、ほんの少しの美しさ……。 知ろうとすればするほど、分からなくなる。 だからこそ、知ろうとする姿勢が大切だ。 安易に答えを見つけずに、分からないもの分からないまま抱えていく。 そういう勇気が必要だと思っている。 最後に、特に心を打たれた一文を紹介したいと思う。 人間が持つ恨みと葛藤の、凄まじい深さを表している。 たった一人の人間でこれなのだ。 戦争とは、何と恐ろしいものだろうか。 『許すことが簡単だとでも思う? 私自身だって、奴らが痛い目に遭えばいいと思っていたわ……。もちろん……奴らの涙が見たかった……。 いい人になることなんて、すぐにはできないわ。今のあなたのような、いい人になんか。奴らに同情するなんて! そのためには、何十年も必要だった……。』
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