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骸骨を乞う(下) 彩雲国秘抄 角川文庫
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骸骨を乞う(下) 彩雲国秘抄 角川文庫

雪乃紗衣(著者)

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骸骨を乞う(下) 彩雲国秘抄 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2016/02/01
JAN 9784041037416

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商品レビュー

4.7

18件のお客様レビュー

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2023/09/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

彩雲国物語に手を出そうと決めてから1ヶ月。 本のページを捲る手は止まらずに、完結まで来てしまいました。 この本に書かれている、劉輝の物語に涙が止まりませんでした。秀麗と劉輝の重ねてきた歳月、3人の側近たちそれぞれの王の支え方、自分がいなくなっても困らないようにと陰で劉輝を見守る秀麗、一目孫の姿を見ようと王宮までやってきた老婆。 いろいろな温かい気持ちが流れ込んできました。 「たくさん愛してたから、失っていっぱい泣いた。でもいっぱい愛したことが、いつしか寂しい穴を、ちょっぴり繕ってくれる。」 思わず泣くくらい、感情移入するくらいの物語に出会えたこと。読書が好きでよかったと思えた物語でした。この物語の登場人物と作者さんにありがとうを伝えたいです。

Posted by ブクログ

2023/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「北風の仮面」晏樹の旺季に対する感情が描かれてる短編。晏樹、秀麗をいじめる反面こんなことを考えていたのか。旺季をそんなに大切に思っていたのか。と思える作品。また、違う風に作品を読めるようになる一編。 「氷の心臓」劉輝の心情と秀麗が劉輝の嫁に行き、そして最期を迎えてしまうところまで。劉輝の他人への思いかたが描かれているのと秀麗の劉輝への過剰なまでの優しさが印象的な一編。 「風花」この小説のファンタジー感の代表例である仙と仙に仕える烏の話。かれらの目線だが、彼ら自身も何のために存在しているのかがよくわかつていないもいうもの。 「悪夢の国試組」は、この短編集唯一と言って良いコメディ要素がつまった学園ものだった。話の中では戦争によるPTSDに悩まされる人も出てきたものの悠舜たちの同期組の仲間想いっぷりがたくさんつまっていた。 「冬の華」は、劉輝の最期の近くを描く。劉輝と秀麗の娘の重華の旅路がメインであり、その旅を通じて重華か成長をしていく。話を進めるにつれて静蘭と楸瑛は先に逝ってしまっており、劉輝自身も床に伏しており、意識だけが娘と旅をしていたという話。そんな主上の居ない中、残された絳攸だけが、政を行い、国を治めている。悠舜以来の名宰相と呼ばれるようになった所も安心した。 全体を通して、エピローグなだけあった悲しげな雰囲気の話が多かった。また、悠舜や旺季、晏樹に秀麗さらには絳攸といった面々の最期がわかるのも物語が終わった感があり、悲しい反面良かった。

Posted by ブクログ

2020/09/07

本編完結まで読まずに「骸骨を乞う」読みました。上下巻に漂う暗いイメージが本編より好きです。 其々の登場人物の暗部を丁寧に書いています。 「冬の華」はなんかもう切ないですね。でも暗いお話の中に「運命が出会う夜 悪夢の国試組」はぷぷっと笑えるので、箸休め的に良かった。前後編重いお話...

本編完結まで読まずに「骸骨を乞う」読みました。上下巻に漂う暗いイメージが本編より好きです。 其々の登場人物の暗部を丁寧に書いています。 「冬の華」はなんかもう切ないですね。でも暗いお話の中に「運命が出会う夜 悪夢の国試組」はぷぷっと笑えるので、箸休め的に良かった。前後編重いお話なので。ほっと一息つけた感じ。 早く最終巻まで読んでまた1巻から読み直したいです。

Posted by ブクログ

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