商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2016/02/01 |
JAN | 9784041037416 |
- 書籍
- 文庫
骸骨を乞う(下)
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骸骨を乞う(下)
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商品レビュー
4.7
19件のお客様レビュー
[台東区図書館] 彩雲国物語24巻 LINEマンガで知り、面白かったので図書館で探し、原作があったので読んでみることにした。正直マンガの時も絵は幼すぎて好きではなかったが、とりあえずコンセプトと話が面白かったので読みたかった。そして小説で読みだしたら、含みを持たせた半分謎解きの...
[台東区図書館] 彩雲国物語24巻 LINEマンガで知り、面白かったので図書館で探し、原作があったので読んでみることにした。正直マンガの時も絵は幼すぎて好きではなかったが、とりあえずコンセプトと話が面白かったので読みたかった。そして小説で読みだしたら、含みを持たせた半分謎解きのような書き方、に加えて随所である人物描写というかやりとりというか、そういうあたりも細やかで面白く、ストーリーだけでなくキャラ達自身も気になって読み進めている。 難点は最初はほどほどだったセリフが、こなれてきたのか、読者層にハマっていったのか、必要以上に現代語になりすぎていってる感があるところと、挿絵。それと巻数&外伝の分かりづらさ(泣)。ただ、大分終わりがみえてきてブクログに登録しようと思ったら、角川ビーンズだけでなく、角川文庫もあることを知った。そちらの方はきっと当初よりも高い年齢層にも受けたとあったせいもありそちら向けの装丁にしたのかな?どうせならそちらで読みたかったなーと思ったけれどあとの祭り。まぁいいか。それにしてもすごく古くにやっていたんだな、NHKでアニメ化もされていたんだなー。
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彩雲国物語に手を出そうと決めてから1ヶ月。 本のページを捲る手は止まらずに、完結まで来てしまいました。 この本に書かれている、劉輝の物語に涙が止まりませんでした。秀麗と劉輝の重ねてきた歳月、3人の側近たちそれぞれの王の支え方、自分がいなくなっても困らないようにと陰で劉輝を見守る秀麗、一目孫の姿を見ようと王宮までやってきた老婆。 いろいろな温かい気持ちが流れ込んできました。 「たくさん愛してたから、失っていっぱい泣いた。でもいっぱい愛したことが、いつしか寂しい穴を、ちょっぴり繕ってくれる。」 思わず泣くくらい、感情移入するくらいの物語に出会えたこと。読書が好きでよかったと思えた物語でした。この物語の登場人物と作者さんにありがとうを伝えたいです。
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「北風の仮面」晏樹の旺季に対する感情が描かれてる短編。晏樹、秀麗をいじめる反面こんなことを考えていたのか。旺季をそんなに大切に思っていたのか。と思える作品。また、違う風に作品を読めるようになる一編。 「氷の心臓」劉輝の心情と秀麗が劉輝の嫁に行き、そして最期を迎えてしまうところまで。劉輝の他人への思いかたが描かれているのと秀麗の劉輝への過剰なまでの優しさが印象的な一編。 「風花」この小説のファンタジー感の代表例である仙と仙に仕える烏の話。かれらの目線だが、彼ら自身も何のために存在しているのかがよくわかつていないもいうもの。 「悪夢の国試組」は、この短編集唯一と言って良いコメディ要素がつまった学園ものだった。話の中では戦争によるPTSDに悩まされる人も出てきたものの悠舜たちの同期組の仲間想いっぷりがたくさんつまっていた。 「冬の華」は、劉輝の最期の近くを描く。劉輝と秀麗の娘の重華の旅路がメインであり、その旅を通じて重華か成長をしていく。話を進めるにつれて静蘭と楸瑛は先に逝ってしまっており、劉輝自身も床に伏しており、意識だけが娘と旅をしていたという話。そんな主上の居ない中、残された絳攸だけが、政を行い、国を治めている。悠舜以来の名宰相と呼ばれるようになった所も安心した。 全体を通して、エピローグなだけあった悲しげな雰囲気の話が多かった。また、悠舜や旺季、晏樹に秀麗さらには絳攸といった面々の最期がわかるのも物語が終わった感があり、悲しい反面良かった。
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