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未明の闘争(下) 講談社文庫
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未明の闘争(下) 講談社文庫

保坂和志(著者)

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未明の闘争(下) 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2016/02/01
JAN 9784062933230

未明の闘争(下)

¥715

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2019/09/20

次から次へと情景が移り変わる。情景だけではなく、場によってその語り口も変わってしまう。この小説は作者が飽きないように、飽きないようにと書かれている。だから読者としてはずっと振り回されるのだけれど、それ故にもっとも筆に油の乗った小説だけが楽しめる、という構造になっている。私は最後の...

次から次へと情景が移り変わる。情景だけではなく、場によってその語り口も変わってしまう。この小説は作者が飽きないように、飽きないようにと書かれている。だから読者としてはずっと振り回されるのだけれど、それ故にもっとも筆に油の乗った小説だけが楽しめる、という構造になっている。私は最後の章である、猫のお母さん一族の興亡史がいちばん好きだ。

Posted by ブクログ

2016/02/19

年老いて目が離せなくなった猫たちとともにある暮らしに、 友がやって来て小説やマンガについて語り合い、 音楽を聴き、思いは時空を超えていく……。 私たちの生(リアル)のすべてがここにある! *内容紹介* かつて私が話をしたという「前世の記憶」という言葉に触発されてずーっと考えてき...

年老いて目が離せなくなった猫たちとともにある暮らしに、 友がやって来て小説やマンガについて語り合い、 音楽を聴き、思いは時空を超えていく……。 私たちの生(リアル)のすべてがここにある! *内容紹介* かつて私が話をしたという「前世の記憶」という言葉に触発されてずーっと考えてきたことをアキちゃんは熱く語り、私は十五歳も年下なのに高校生に戻ってうずうずした村中鳴海といきなり旅に出たときの記憶を鮮やかによみがえらせる。その間にも猫と人間に流れる時間は続いていく……。野間文芸賞受賞作。 「小説の作者とは、書き手でも、読み手でもない、小説自身こそが真の作者なのではないか? そんな捨て台詞でも吐いてやりたくなるほどに、『未明の闘争』は汲み尽くせない。私など足元にも及ばない、作者である保坂和志も見上げる遥かな高みに、ただ『未明の闘争』という小説だけがそびえ立っている。」 ――磯崎憲一郎「解説」より 小説の概念をはるかに凌駕する傑作長編

Posted by ブクログ

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