高山ふとんシネマ 幻冬舎文庫

高山なおみ(著者)

• 販売会社／発売会社: 幻冬舎
• 発売年月日: 2016/02/01
• JAN: 9784344424364

商品レビュー

2021/12/13

今あったことはさっきになり、そのうち過去となって、忘れ去られる―。この世に確かなものなどあるんだろうか？そんな問いを繰り返しながら布団の中で映画を見、音楽を聴き、本を読んで、夢をみる。大好きな人の声を、忘れたくない風景を、何度も脳に刻み、体にしみこませる。人気料理家が五感をまるごと使って紡ぐ、心揺さぶる濃厚エッセイ。（e-honより）

2021/03/04

北欧雑貨を取り扱う
北欧暮らしの道具店が配信している
チャポンといこうというラジオが大好きで
MCのお二人がこちらの本についてお話していたので、読んでみた。

読みやすい短編が続く中で、
「ヘドロちゃんからの手紙」というタイトルの章の
「伝えるってどういうことだと思う？」と問われた人たちの回答に考えさせられた。

伝えるってことの難しさ、苦しさを感じてるのは自分だけじゃないんだなと。
だからこそ、伝える方も伝えられる方も
相手の思いに寄り添わないときっと伝わらないんだろうな、と。自戒の念も込めて。

私にとっての「伝える」は
素の自分の胸のうちをさらけ出すこと。
とても恥ずかしいし、自信がないし、
もしかしたら汚れてるのかもしれない気持ちに向き合って、相手に届けようと努力すること。
でも、伝えようとしないと、届かないから、向き合い続けるしかないね。

2020/01/17

ブックオフで50円だった。

正直で剥き出しで生々しい高山さんの文章は
私にはドストライクではないけど
なぜか手にとってしまう。