高山ふとんシネマ の商品レビュー
今あったことはさっきになり、そのうち過去となって、忘れ去られる―。この世に確かなものなどあるんだろうか?そんな問いを繰り返しながら布団の中で映画を見、音楽を聴き、本を読んで、夢をみる。大好きな人の声を、忘れたくない風景を、何度も脳に刻み、体にしみこませる。人気料理家が五感をまるご...
今あったことはさっきになり、そのうち過去となって、忘れ去られる―。この世に確かなものなどあるんだろうか?そんな問いを繰り返しながら布団の中で映画を見、音楽を聴き、本を読んで、夢をみる。大好きな人の声を、忘れたくない風景を、何度も脳に刻み、体にしみこませる。人気料理家が五感をまるごと使って紡ぐ、心揺さぶる濃厚エッセイ。(e-honより)
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北欧雑貨を取り扱う 北欧暮らしの道具店が配信している チャポンといこうというラジオが大好きで MCのお二人がこちらの本についてお話していたので、読んでみた。 読みやすい短編が続く中で、 「ヘドロちゃんからの手紙」というタイトルの章の 「伝えるってどういうことだと思う?」と問われ...
北欧雑貨を取り扱う 北欧暮らしの道具店が配信している チャポンといこうというラジオが大好きで MCのお二人がこちらの本についてお話していたので、読んでみた。 読みやすい短編が続く中で、 「ヘドロちゃんからの手紙」というタイトルの章の 「伝えるってどういうことだと思う?」と問われた人たちの回答に考えさせられた。 伝えるってことの難しさ、苦しさを感じてるのは自分だけじゃないんだなと。 だからこそ、伝える方も伝えられる方も 相手の思いに寄り添わないときっと伝わらないんだろうな、と。自戒の念も込めて。 私にとっての「伝える」は 素の自分の胸のうちをさらけ出すこと。 とても恥ずかしいし、自信がないし、 もしかしたら汚れてるのかもしれない気持ちに向き合って、相手に届けようと努力すること。 でも、伝えようとしないと、届かないから、向き合い続けるしかないね。
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ブックオフで50円だった。 正直で剥き出しで生々しい高山さんの文章は 私にはドストライクではないけど なぜか手にとってしまう。
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初めて高山さんの文章を読んだのは雑誌クウネルで。 その時はなぜかかなりの力強さを感じて、なんとなくあまり好きになれなかった。 その後に高山さんの文を読んだのもまたクウネルで、本についてのお話だった。 時々、‘布団をかぶって本を読みふける’日をつくるそうで、「これをときどきやらな...
初めて高山さんの文章を読んだのは雑誌クウネルで。 その時はなぜかかなりの力強さを感じて、なんとなくあまり好きになれなかった。 その後に高山さんの文を読んだのもまたクウネルで、本についてのお話だった。 時々、‘布団をかぶって本を読みふける’日をつくるそうで、「これをときどきやらないと人生が狂う」そう。 本を持って布団に入る時の気持ちよさ。 高山さんはカーテンを締めているそうだが、私自身は薄暗くする日と開けておく日とあった。 文字と文字の合間に、薄青い空やちぎれ雲を見たり、雨音に気付いたりする静かな時間。 読んでいる本によっては、現実と混同しそうになる。 そんなただ自分のためだけの読書の時間を思い出させてくれる。 映画、音楽、読書について、高山さんの感覚にとても共感して、自分の中に言葉がストンと入ってきた。 高山さんの感覚をもっと感じたいと思わせてくれた私の中での「高山入門書」(笑)。
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