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黄昏の彼女たち(上) 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2016/01/01 |
JAN | 9784488254094 |
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黄昏の彼女たち(上)
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第一次世界大戦後のロンドン。戦争で父と兄弟を喪い、広い屋敷で母と二人で暮らすフランシス。生計のために、レナードとリリアンという若い夫婦を下宿人として住まわせることに。女性が恋愛対象のフランシス。一つ屋根の下で、母と夫の目を盗みながらフランシスとリリアンは秘密の関係になっていく… ...
第一次世界大戦後のロンドン。戦争で父と兄弟を喪い、広い屋敷で母と二人で暮らすフランシス。生計のために、レナードとリリアンという若い夫婦を下宿人として住まわせることに。女性が恋愛対象のフランシス。一つ屋根の下で、母と夫の目を盗みながらフランシスとリリアンは秘密の関係になっていく… ツイッター(X)で二度と読み返したくない本みたいなハッシュタグを見ていて見つけた本。(なんかそういう本を時々無性に読みたくなる)上巻では、フランシスとリリアンの関係性がじわじわと縮まっていき、とあるきっかけで急速に燃え上がっていく様子が描かれる。もう破滅の予感しかないんですけど…! 翻訳ものにしてはすらすら読みやすい文体だけどなぜか全然ページ数が進まない不思議な本だった。女性同士の描写が結構がっつりあるので注意です。 フランシスとの愛におぼれながらも、夫のレナードとの関係も、世間体や経済的理由で断ち切ることができないリリアン。そしてリリアンの妊娠が発覚したところで下巻に続く。裏表紙にミステリって書いてあるけど上巻はミステリ的な要素なかった。これから事件が起こるのかな。
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☆3.7 小さな描写・何気ない表現がいくつも降り積もり、いつの間にか少しずつフランシスに自分が寄っていて、ふとした時に彼女が私になる。 そんな経験をさせるのがとても上手な作家だと思う。 フランシスとリリアンの間には幻想味のあるエロティックさが感じられて、少し陶酔してしまう。そ...
☆3.7 小さな描写・何気ない表現がいくつも降り積もり、いつの間にか少しずつフランシスに自分が寄っていて、ふとした時に彼女が私になる。 そんな経験をさせるのがとても上手な作家だと思う。 フランシスとリリアンの間には幻想味のあるエロティックさが感じられて、少し陶酔してしまう。そして杭を抜くシーンの鮮烈さよ。
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1920年代、第一次世界大戦後と第二次世界大戦の間のイギリスが舞台。戦後の喪失と未来への希望が見えない世界への不安。まして西欧といえども女性の地位が低かった。女性の選挙権もまともになかったようだな時代が舞台。 戦争で逝ってしまった兄や弟。そして父も借金を残してなくなってしまった...
1920年代、第一次世界大戦後と第二次世界大戦の間のイギリスが舞台。戦後の喪失と未来への希望が見えない世界への不安。まして西欧といえども女性の地位が低かった。女性の選挙権もまともになかったようだな時代が舞台。 戦争で逝ってしまった兄や弟。そして父も借金を残してなくなってしまった、古い大きなお屋敷に母と暮らせば、維持するために、部屋を貸していくしかなかった。 お嬢様だった「フランシス」、なのに屋敷を管理するのは当然、お手伝いさんも雇えないので、自分で掃除も何もかもしなければならない変化。26歳の独身、鬱々たる毎日になる。しかも過去に女性問題事件を起こしている秘密があった。 貸室に来たのは若いご夫婦。その妻はちょっと変わっていて魅力的だった。自然と親しくなり…。 と、ミステリアスというより、危なっかしい展開になる。 独特の雰囲気だった『半身』や『荊の城』に続く、サラ・ウォーターズ節なるか? 上巻はやや普通だね、というところかな。
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