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はだかんぼうたち 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2016/01/01 |
JAN | 9784041037973 |
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はだかんぼうたち
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商品レビュー
3.6
48件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
10人以上登場人物が出てきて、それぞれの視点から物語が描かれているので、次の人に移った時に、誰目線なのかすぐ把握出来なくてちょっともやもやすることがあった。 江國さんの作品はどれも大好きだけど、前半は少し退屈に感じて、後半から動きが出て面白くなってきた。 登場人物たちは恋をしていたり、結婚していたりするけど、他の人ともデートしたり、寝てしまったりする。 江國さんの作品にしては珍しく、小さい子供たちのお母さんの響子が出てきて、響子はちゃんと夫に愛されている。セックスレスの夫婦じゃなくて良かった。 夫がいて子どもがいる私は響子に自分を重ねたりした。夫でも恋人でもないけど、明らかに自分を好きでいてくれて助けようと支えてくれようとする鯖崎に頼ってしまうのは分かる気がした。ちょっと響子を羨ましくも思ったりした。 鯖崎がヒビキに夢中になってしまったために桃は元彼と再会してしまったけど、鯖崎と別れようとしない。鯖崎も桃との関係を終わらせようとしない。私はてっきり関係は終わるものと思っていた。 ここに出てくる登場人物たちはみんな一人に決めようとしない。 桃の「そもそも人は、どうして誰かを選ばなければならないのだろう。」という考えがここにでてくる人達の答えなのだろうと思った。 夫がいても、他の人に思いを寄せてしまったり、好きになってしまうときもある。そんなときにこの言葉は少し自分を楽にさせてくれる気がした。ただ、行動には移さないように気をつけたい。
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江國さんの物語はどれも好きだが、初めて口に合わないなと思ったし、鯖崎が好かないなと思った。嫌悪感すらある。 勝手に決めつけられて自由にしてやりたいなんて思われるのはたまらないし、勝手に可哀想にしないでほしい。山口だって鯖崎だって最低なことには変わりないけど、鯖崎は正直なだけで誠実...
江國さんの物語はどれも好きだが、初めて口に合わないなと思ったし、鯖崎が好かないなと思った。嫌悪感すらある。 勝手に決めつけられて自由にしてやりたいなんて思われるのはたまらないし、勝手に可哀想にしないでほしい。山口だって鯖崎だって最低なことには変わりないけど、鯖崎は正直なだけで誠実じゃないし、覚悟がないからたちが悪い。未来がかわいそう。 由紀が自分の母を見ているようで嫌だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
鯖崎がどうも気に入らない。桃をたぶらかしているのに既婚者の響子にも熱を上げているところが卑怯だと思う。桃の気持ちにも気づいているのに、わざと真剣にならず遊んでいるのは桃の時間を無駄にしている。 由紀の考えは古すぎて嫌になるが、この親あってこその子供だと思った。桃も陽も由紀によく似ていると思った。
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