マインドセット 「やればできる！」の研究

キャロル・S.ドゥエック(著者), 今西康子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 草思社
• 発売年月日: 2016/01/01
• JAN: 9784794221780
• 関連ワード: キャロル・S.ドゥエック / 今西康子 / ビジネス・経済

商品レビュー

2025/07/02

「結果を褒めるのではなく、過程を褒めるべき」について繰り返し繰り返し述べる本。
育児書とかではすっかり定番化しているし、「どんなものにも学びがあり、成長につながると考えること」の意義はもう耳タコ感はあるけれど、本書は、そのジャンルの古典的な一冊。
現在からみて目新しさがないとしても、読みやすいし今でも価値がある。

2025/06/10

スタンフォード大心理学教授の本。

流し読みで興味のある箇所だけしっかり読みました。
実践的で、自分の心がけや子どもへの声かけ（呪いにならぬよう）がとても参考になった。

2025/04/23

人間の知能が「生まれたときに遺伝的な要因で決まっている」と考える硬直的マインドセットか「遺伝は大きいが、後天的に大きく伸ばすことができる」と考えるしなやかなマインドセットかで、その後の人生が大きく変わるというもの。しなやかなマインドセットの根底にあるのは「人は変われる」という信念である。
私はきっとしなやかなマインドセットだろうと考えながら読み進めると、意外にも「大きな敗北を知らない硬直的マインドセット」に該当することがわかり、目から鱗が落ちた。
日本人では耳馴染みの薄いスポーツ選手の名前が並ぶが、イチローが「誰でも努力すればプロ野球選手になれる」と言ったことは、本書の記載内容と繋がるだろう。
本書は一時的にであれ、大成功した硬直的マインドセットの人々についても数多く触れている。「自分は賢い」と考えている人ほど、多くの気付きが生まれるのではと考えた。
「今日は、私にとって、周囲の人にとって、どんな学習と成長のチャンスがあるだろうか？」忘れずに生きていきたいものである。