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いつかの人質
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いつかの人質

芦沢央(著者)

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いつかの人質

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2015/12/26
JAN 9784041037249

いつかの人質

¥220

商品レビュー

3.3

44件のお客様レビュー

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2025/08/21

12年前に誘拐された中学生の愛子が、また誘拐されてしまう話。 愛子、愛子を探す父親、誘拐事件に関与していた行方不明の妻・優奈を探す礼遠、の3人からの視点。 愛子は犯人に暴行されたり、父親は犯人からの身代金要求の連絡によって右往左往されたり、礼遠は行方不明の妻なのに誘拐事件の容疑者...

12年前に誘拐された中学生の愛子が、また誘拐されてしまう話。 愛子、愛子を探す父親、誘拐事件に関与していた行方不明の妻・優奈を探す礼遠、の3人からの視点。 愛子は犯人に暴行されたり、父親は犯人からの身代金要求の連絡によって右往左往されたり、礼遠は行方不明の妻なのに誘拐事件の容疑者として上げられる、というどの人物も読んでいて息が苦しくなってくる内容。 【警察が本気で捜すのは刑事事件の容疑者ぐらい】 この一言のせいで無関係な人達が大変な目に合うのはこちらもイライラした。 散々な目にあった愛子だが、唯一の救いが彼女の大きな成長だ。

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2025/06/01

純粋、純真、無垢それらの言葉は一見すると人間性の中で肯定的に受け取られることが多い。ただこの作品はその言葉がもつ狂気をまざまざと表している。かつての誘拐事件で光を失った少女とその家庭に再び訪れた誘拐事件。容疑者として浮上してきたのはかつての誘拐事件の実行者の娘、彼女は漫画家の卵で...

純粋、純真、無垢それらの言葉は一見すると人間性の中で肯定的に受け取られることが多い。ただこの作品はその言葉がもつ狂気をまざまざと表している。かつての誘拐事件で光を失った少女とその家庭に再び訪れた誘拐事件。容疑者として浮上してきたのはかつての誘拐事件の実行者の娘、彼女は漫画家の卵であった。その彼女に寄り添う漫画家の夫もまたかつて漫画家の父を自殺により失っていた。 物事における集中と執着、そして自分の中にあるアイデンティティ。物事の二面性を描写する中で、動機が明るみになるとわかる狂気。ただそれはまた純粋な願いでもある。読後に自分の中に残るゾワゾワ感をぜひ楽しんでほしい。

Posted by ブクログ

2024/11/17

再読でしたが内容をかなり忘れていました。 幼いころにまさかの流れで誘拐(?)されてしまった愛子ちゃんと加害者の家族になってしまった優奈さんが再び関わることになってしまうまさかの展開でした。 またその原因もなかなか考え付かなかったです。 優奈さんと礼遠さんの会話の妙に交わらないと...

再読でしたが内容をかなり忘れていました。 幼いころにまさかの流れで誘拐(?)されてしまった愛子ちゃんと加害者の家族になってしまった優奈さんが再び関わることになってしまうまさかの展開でした。 またその原因もなかなか考え付かなかったです。 優奈さんと礼遠さんの会話の妙に交わらないところに文章の上手さを感じましたがヤキモキもしました。

Posted by ブクログ