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『罪と罰』を読まない

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2015/12/12 |
JAN | 9784163903668 |


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商品レビュー
4.1
93件のお客様レビュー
昔の名探偵ものを読んでいるとよく出てくるのが、主役の側で「迷推理」を披露する人物だ。古くはホームズもののレストレードとか。 彼らは明かされている手がかりをもとに「よしわかった!こうに違いない!」とか結論に飛びついては主役の名探偵から生温かい目で見られるのである。 そんな"迷探偵...
昔の名探偵ものを読んでいるとよく出てくるのが、主役の側で「迷推理」を披露する人物だ。古くはホームズもののレストレードとか。 彼らは明かされている手がかりをもとに「よしわかった!こうに違いない!」とか結論に飛びついては主役の名探偵から生温かい目で見られるのである。 そんな"迷探偵"がぎゃふん(死語)という光景を、読者たる私たちは苦笑いしつつも愛すべきキャラクターとして"お約束"のもと眺めるのが常だ。 しかし、登場する全員が"迷探偵"だったらどうするか。 とんでもないドタバタの予感。 ****** 本書は、当代きっての文筆家たち、分野は異なれど絢爛豪華な面々が名著「罪と罰」を"読まずに"ああだこうだと論じながら内容の予測をつけていくというスリリングな一冊である。もうこれだけで面白い。 読まずに、とは言っても何のヒントもルールもないのでは話が進まないので、指定されたごく一部だけを翻訳家の岸本佐知子さんが訳したものが提供される。岸本さんも全体を読んではいけない。 「罪と罰」をきちんと読んだという編集者の方が全体の流れを時々軌道修正されつつ、あとは4人のうろ覚えのストーリー、吉田浩美さんがダイジェストで見たというNHKの「影絵」の記憶、炸裂する三浦しをんさんの妄想力、吉田篤弘さんのツボを押さえたコメントで推理は進んでいく。この過程がとてつもなく面白い。最高だ。 この調子で、長い長い「罪と罰」を章ごとに(ちょっとだけ)読み進め、ついに終章に辿り着いた時には思わず拍手を送りたくなる。 明後日の方向に、そして四方八方に展開しまくるしをんさんの妄想がとにかくすごい。「これが小説家の汲めども尽きぬ妄想力というものか…」と圧倒され、(勝手な)イメージの渦に巻き込まれる。 そして、時々ご意見番的に挟まれる「影絵的には…」という浩美さんのコメントが最高にツボ。 最後にはみんな"本編"をきちんと読んで答え合わせをすることになるのだが、もうとにかく全部面白い。 物を書くプロである実力者たちが本気で遊ぶというのはこういうことなのだろう。 最高の知的遊戯。 名文筆家たちの迷探偵ぶり、読みごたえしかない。 お勧めです。 ****** 名探偵の引き立て役とはわかっていても、大体は愛すべきキャラクターの"迷探偵"たち。彼らなくしては大抵の迷探偵たちはクセ強の鼻持ちならない人物になってしまうかも知らない。 ボケってのも、なかなかいいものである。
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未読の状態から始まり、徐々に全貌を明かしていくという進行を取る自由な読書会。しかし、実際には細かなルール設定や参加者自身の教養など、数多くの制約のもとに成り立つゲームでもある。
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図書館にて借りる、第640弾。 (京都市図書館にて借りる、第105弾。) 岸本佐知子、三浦しをんが関わっており、面白いかもということで興味を持ち、読む。が、大して面白くない。 結局は、『罪と罰』でキャーキャーいってるだけで、それ以上でもそれ以下でもない。 ただの座談会。イン...
図書館にて借りる、第640弾。 (京都市図書館にて借りる、第105弾。) 岸本佐知子、三浦しをんが関わっており、面白いかもということで興味を持ち、読む。が、大して面白くない。 結局は、『罪と罰』でキャーキャーいってるだけで、それ以上でもそれ以下でもない。 ただの座談会。インテリたちの飲み会の会話みたいなところがある。 三浦しをんの物語を読む力は流石だなぁと感じたものの、本としての面白さは大してない。 星は3つ。3.1とか。 岸本佐知子のエッセイが、読みたい。
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