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誕生日を知らない女の子 集英社文庫
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誕生日を知らない女の子 集英社文庫

黒川祥子(著者)

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誕生日を知らない女の子 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2015/11/01
JAN 9784087453829

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商品レビュー

4.3

20件のお客様レビュー

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2024/08/13

「それまで私は、虐待を受けた子どもは、児童相談所によって保護されて親から離されれば、それでひとまず問題は解決すると思っていた」(本文より) 私もどこかでそう思っていた。というか、あまり真剣に考えたことがなかったのかもしれない。虐待する親から離れられてよかったね、これからは幸せに...

「それまで私は、虐待を受けた子どもは、児童相談所によって保護されて親から離されれば、それでひとまず問題は解決すると思っていた」(本文より) 私もどこかでそう思っていた。というか、あまり真剣に考えたことがなかったのかもしれない。虐待する親から離れられてよかったね、これからは幸せになれるね――と。 けれど、虐待によって心身に大きな傷を負わされた子どもたちがその後の人生にどれだけの重石を背負わされるのか、本書を通じてほんの少しだけ感じ取ることができたような気がする。 そして、その子たちを支える人々の努力と愛情の偉大さも。 昔、里親になりたいと思ったことがある。 私の能力では正直難しいかもしれないが、少しずつでも自分にできることをしていきたい。

Posted by ブクログ

2024/07/24

 黒川祥子さんの作品で、前から読みたいなぁ…と思っていたのがこの作品でした。前に読んだ「8050問題」もそうでしたが、重いテーマなんだけれど読みやすくてわかりやすいんです。  この作品のテーマは「虐待」だけれど、「虐待」を受けた子どもたちのその後を明らかにしていくものです。「虐...

 黒川祥子さんの作品で、前から読みたいなぁ…と思っていたのがこの作品でした。前に読んだ「8050問題」もそうでしたが、重いテーマなんだけれど読みやすくてわかりやすいんです。  この作品のテーマは「虐待」だけれど、「虐待」を受けた子どもたちのその後を明らかにしていくものです。「虐待」が明るみになると、「虐待」を受けていた子どもたちは保護され施設に入所するのだと思っていた私…それも間違えではなかったけれど「里親」と新たな生活を送るようになったり、「ファミリーホーム」で受け入れたりするんですね…。私、今まで「ファミリーホーム」を知りませんでした。「ファミリーホーム」とは、少人数の子どもたちを同時に受け入れ、里親さんたちが自らの子と同じようにあたたかい家庭環境で育てていく生活の場です。  でも、「ファミリーホーム」の里親さんたちは、新たに引き受けることになった「虐待」を受けて傷ついた子どもたちに沢山の愛情を注ぎますが、「虐待の後遺症」が立ちはだかります。里親さんたちは、悩みながら子どもたちにとってできうる最大の支援をしますが、それをどう受け止めていいのかわからない子どもたち…。「保護」できたらそれでおしまいじゃなく、「保護」してからもあまりにも大きすぎる心の傷を受けているために、その後の支援を困難なものにしていることを知りました。  『子どもには希望がある。この子たち、沢山の夢がつまってるの。どんな子でも希望があり、輝かせるものをいっぱい持っている。それを大人がつぶしてはいけない。輝かせることができるかできないかは、大人の責任』と、ある里親さんは言います。本当にそうだなぁ…と感じました。私に何ができるだろう…まずは、知ることができたこと、この作品を手にできてよかったです。

Posted by ブクログ

2024/06/20

タイトルで想像はできた。 苦しくなるのはわかっていたけど、「その後の」ことを知りたいと図書館で手に取った。 そしてやはり苦しくなった。つらくて読み飛ばした個所もある。でも、これは私のようなおばさんではなく、まだ世の中の事を何も知らない、世界が私の何分の一かである小さなからだのこ...

タイトルで想像はできた。 苦しくなるのはわかっていたけど、「その後の」ことを知りたいと図書館で手に取った。 そしてやはり苦しくなった。つらくて読み飛ばした個所もある。でも、これは私のようなおばさんではなく、まだ世の中の事を何も知らない、世界が私の何分の一かである小さなからだのこどもたちが実際に受けたことだ。 あまりにツライ現実だけど、これは氷山の一角に過ぎないのだろうと みんな救いたい。でも自分に何ができる? 里親になるには覚悟が足りなさすぎる甘い自分に。 実際の事件のこともちらほらと出てくる。発行は2013年だけど、それから10年、何か変わっただろうか。優しいお母さんの声やにおいを知らない子供たちは減っただろうか 衝撃なのは、性的虐待を受けたこどもが「自分が悪かった」と思ってしまう、という思考に陥るということだ。

Posted by ブクログ

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