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誕生日を知らない女の子 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2015/11/01 |
JAN | 9784087453829 |
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誕生日を知らない女の子
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商品レビュー
4.3
22件のお客様レビュー
この本が開高健ノンフィクション賞をとって多くの人に知られるようになって良かったなと思った。 虐待を受けた子供たちのその後を追ったノンフィクション。恵まれない家庭の子供たちの力になりたいと里親制度に興味があってこちらを読んだが、幼少期に受けた心の傷は消えないどころか発達障害のように...
この本が開高健ノンフィクション賞をとって多くの人に知られるようになって良かったなと思った。 虐待を受けた子供たちのその後を追ったノンフィクション。恵まれない家庭の子供たちの力になりたいと里親制度に興味があってこちらを読んだが、幼少期に受けた心の傷は消えないどころか発達障害のようになるケースが多く、その障害とどう付き合っていくかが問題、というのがよく分かった。 最初に登場する4人の子供の話を読んだ時は子供たちの親に怒りが湧いたが、最終章に登場する元被虐待児の女性の話を読んで、そう単純な話ではないというのがよく分かった。 虐待の記憶に苦しみながら、今まさに自分の子供に虐待を行っている女性のルポタージュは本当に読んでいて苦しくなるが、この作品の真髄という気がした。 部外者は、恵まれない家庭にいた人は自分の家庭を持つことで幸せになれるのでは?なんて思うけど、実際は自分が得られなかったことを我が子にしてあげることの苦しみ、愛情のかけ方が分からないが故の葛藤などが生じる。これまで漠然としか理解していなかった虐待問題の根深さや想像もしていなかった問題について、この本で知ることができた。 また、里親の方々の器の大きさにも感動した。育てられない親にまで寄り添ってあげ、どんなに酷いことを里子に言われても愛情をかけ続ける姿を見て、自分の子育てについても考えさせられた。
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私、全然わかってなかった。 虐待のその後にどんなことが待っているのか、考えたこともなかった。 残酷だけど、多分今はもっと増えているんだと思う。少子高齢化で子供の出生率は年々減っているけれど、虐待児の割合は増えているんじゃないかと思ってしまう。 話に出てきた紗織さんのように、苦しむ...
私、全然わかってなかった。 虐待のその後にどんなことが待っているのか、考えたこともなかった。 残酷だけど、多分今はもっと増えているんだと思う。少子高齢化で子供の出生率は年々減っているけれど、虐待児の割合は増えているんじゃないかと思ってしまう。 話に出てきた紗織さんのように、苦しむ親だっているはずだ。社会全体でもっと考えていきたい。子は国の宝だと言うのなら、守っていける社会にしていきたい、親も子も。私に出来ることはないかと思ったがそんなに大きなことはできないと思う。 でも、この本を読んでこう言う気持ちになれたことは一歩進んだとではないかと思う。 もっと目を向けていこうと思いました。多くの人に読んで欲しい知って欲しい世界がここにある、知れて本当に良かったです。
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「それまで私は、虐待を受けた子どもは、児童相談所によって保護されて親から離されれば、それでひとまず問題は解決すると思っていた」(本文より) 私もどこかでそう思っていた。というか、あまり真剣に考えたことがなかったのかもしれない。虐待する親から離れられてよかったね、これからは幸せに...
「それまで私は、虐待を受けた子どもは、児童相談所によって保護されて親から離されれば、それでひとまず問題は解決すると思っていた」(本文より) 私もどこかでそう思っていた。というか、あまり真剣に考えたことがなかったのかもしれない。虐待する親から離れられてよかったね、これからは幸せになれるね――と。 けれど、虐待によって心身に大きな傷を負わされた子どもたちがその後の人生にどれだけの重石を背負わされるのか、本書を通じてほんの少しだけ感じ取ることができたような気がする。 そして、その子たちを支える人々の努力と愛情の偉大さも。 昔、里親になりたいと思ったことがある。 私の能力では正直難しいかもしれないが、少しずつでも自分にできることをしていきたい。
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