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生きるための選択
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生きるための選択

パク・ヨンミ(著者), 満園真木(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 辰巳出版
発売年月日 2015/11/01
JAN 9784777816095

生きるための選択

¥220

商品レビュー

4.4

37件のお客様レビュー

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2026/03/01

淡々としているようで、じわっと染み入るような心情描写。それに、淡々と簡素に書かれているからこそ怖くなるような状況描写。 筆者の文章も巧いのでしょうが、訳も巧いのでしょう。いつもは翻訳物が苦手な私でも、すらすら読めました。 知らなかった北朝鮮の暮らし、脱北の大変さや脱北への思い、政...

淡々としているようで、じわっと染み入るような心情描写。それに、淡々と簡素に書かれているからこそ怖くなるような状況描写。 筆者の文章も巧いのでしょうが、訳も巧いのでしょう。いつもは翻訳物が苦手な私でも、すらすら読めました。 知らなかった北朝鮮の暮らし、脱北の大変さや脱北への思い、政治への憤り、女性であることの虚しさみたいなもの。1ページごとに胸を打たれるようでした。ヨンミさんがどうか幸せになってほしい、と読み進めていたらほとんど朝になっていました… 本当にこんな世界があるのかと驚いた、私にとって衝撃的な本でした。

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2026/02/15

北朝鮮の恐ろしさと洗脳の強さが怖すぎて、自分だったら生きるためにここまで頑張れないと思うようなひどいことばっかり起こって作者と作者の家族の強さにも驚く。人間ここまで乗り越える力があるんだて思うと平和な日本で怠けてるのがもったいない気持ちになった。 北朝鮮のひとにも人権と自由ができ...

北朝鮮の恐ろしさと洗脳の強さが怖すぎて、自分だったら生きるためにここまで頑張れないと思うようなひどいことばっかり起こって作者と作者の家族の強さにも驚く。人間ここまで乗り越える力があるんだて思うと平和な日本で怠けてるのがもったいない気持ちになった。 北朝鮮のひとにも人権と自由ができたらいいのに

Posted by ブクログ

2025/05/26

これは、北朝鮮から生きるために脱北したパク・ヨンミの自著伝だ。勇気を出して自分や母の経験した壮絶な脱北行を。 脱北前後の長い旅のあいだには、人間が人間にこれほどおそろしいことができるのかと思うようなことも目撃してきた。そのいっぽうで、およそ考えうる最悪の状況においても、人がやさ...

これは、北朝鮮から生きるために脱北したパク・ヨンミの自著伝だ。勇気を出して自分や母の経験した壮絶な脱北行を。 脱北前後の長い旅のあいだには、人間が人間にこれほどおそろしいことができるのかと思うようなことも目撃してきた。そのいっぽうで、およそ考えうる最悪の状況においても、人がやさしさや親切さや犠牲心を発揮するのも見てきた。人が生きのびるために人間性の一部を失うことがあるのも知っている。と同時に、人間の尊厳という火が完全に消えることはないのも知っている。 自由という酸素と愛の力があれば、その火がふたたび燃えあがることも。 これは、著者自身が生きるためにした選択の物語だ 身分を表す出身成分は三つのおもな階層があり、そのなかで、さらに五十個以上の分類に分かれている。成人後は、成分が当局によって絶えず監視され、修正される。隣組による通報や著察の調査により、自分や家族のしたことはすべて当局に知られずにはいられない。自分に関するあらゆることが記録され、地元の管理組織や国の機関に保管されている。それをもとに、どこに住めるか、どの学校に行けるか、どこで働けるかが決められる。成分のいい者は朝鮮労働党に入れて、政治的な権力者ともつながりが持てる。いい大学に行き、いい仕事につける。成分の悪い者は、集団農場で一生田んぼを耕して終わる。そして飢餓になれば飢え死にする。これでは、みなが隣組の目を気にしながら暮らし、疑い合い、密告し合い、暗く、貪欲な性格にならざるを得ない。こうした制度のもと、北朝鮮は自国を守ってきた。熱心に働いて国への忠誠心を示さないと明日はないのだ 自分で商売を始めると、自分で考えるようになる。配給制度が崩壊するまでは、誰が生きのびて誰が飢え死にするのかを決めるのは政府だった。市場が政府によるコントロールを奪った。ちょっとした商売を経験することで、自分の運命を自分でコントロールできるのだと気づいた。そしてまた少しだけ自由の味を知ったという。 表現することは難しいが、北朝鮮がどういう状況かということより、脱北する人を食い物にしている人間もいるっていうことにも強い憤りを感じるところだ

Posted by ブクログ