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カンタヴィルの幽霊/スフィンクス 光文社古典新訳文庫
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カンタヴィルの幽霊/スフィンクス 光文社古典新訳文庫

オスカー・ワイルド(著者), 南條竹則(訳者)

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カンタヴィルの幽霊/スフィンクス 光文社古典新訳文庫

定価 ¥1,078

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2015/11/01
JAN 9784334753214

カンタヴィルの幽霊/スフィンクス

¥715

商品レビュー

3.6

8件のお客様レビュー

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2024/11/02

むぎゅん はい、オスカー・ワイルド2冊目は怪談多めの短編集『カンタヴィルの幽霊/スフィンクス』 また、出獄したワイルドを迎えた親友の女性作家エイダの佳作も収録 特に表題作『カンタヴィルの幽霊』はかなりの傑作 ほんとワイルドってひねくれ者やなー 「童話集」は悲しい死で終わるの...

むぎゅん はい、オスカー・ワイルド2冊目は怪談多めの短編集『カンタヴィルの幽霊/スフィンクス』 また、出獄したワイルドを迎えた親友の女性作家エイダの佳作も収録 特に表題作『カンタヴィルの幽霊』はかなりの傑作 ほんとワイルドってひねくれ者やなー 「童話集」は悲しい死で終わるのに「怪談話」はハッピーエンドかい!っていうね はいはい、そして翻訳の方ね これがもうびっくりするくらい見事にぜんぜん違う まずもうルビが多いのよね つまり小尾芙佐さんに比べて南條竹則さんの方が圧倒的に難しい漢字を多用してるんよね 「童話」と「怪談」っていう物語性の違いだけではないと思われるほど圧倒的 それに小尾芙佐さんは『幸福な王子』を大人向けに訳したと仰っているので、「童話」だから難しい漢字を避けてるってわけではなさそうだし(事実小尾芙佐さんの他の訳でも難しい漢字は少ない) そして小尾芙佐さんの訳に比べて、改行がめちゃくちゃ少ないのよ そもそも英語の文章って改行が少ないんでそれをそのまま訳すと日本人にはとても読み辛い文章になるのよね 読みやすさを優先するなら適切な位置で改行を足す 原作の雰囲気を大事にするならそのまま押し通す この辺の塩梅も翻訳者さんによって変わってくる感じです 読みやすさ重視の小尾芙佐さんと雰囲気重視の南條竹則さんていう色が出ていて、その色を踏まえて光文社がそれぞれの作品の翻訳をお願いしてる仕事の跡が見えるんよね まぁ、ぜんぜん違うかもしれんけどw 次は『サロメ』!そもそも戯曲なんで、それだけでも、またぜんぜん違う感じになりそう

Posted by ブクログ

2023/01/22

アーサー・サヴィル卿の犯罪、カンタヴィルの幽霊、そのほか二つの短編も楽しめた。だけど、、、スフィンクスと絡めてエイダ・レヴァーソンの短編と回顧録を入れる必要があったのだろうか…

Posted by ブクログ

2021/12/13

ワイルドの小説はワイルドらしい道徳的説話集になりそうでならないところをうまく語る短編になっている。「カンタヴィルの幽霊」については、一般的に幽霊より人間の方が強く人間が脅かされるだけだが、この幽霊はかなり弱い。この着眼点は面白い。「スフィンクス」は流麗な詩といったところ。このよう...

ワイルドの小説はワイルドらしい道徳的説話集になりそうでならないところをうまく語る短編になっている。「カンタヴィルの幽霊」については、一般的に幽霊より人間の方が強く人間が脅かされるだけだが、この幽霊はかなり弱い。この着眼点は面白い。「スフィンクス」は流麗な詩といったところ。このような詩も書けることがワイルドの教養の深さでもあると思う。 後半のエイダ・レヴァーソンはなかなか辛かった。ワイルドの友人・同時代人ということで「回想」では同時代人ならではの事象に言及されているが、個人的にはそこまで興味が持てず、私自身がそこまで細かい話に興味がないということなんだと思う。

Posted by ブクログ

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