世界でいちばん貧しい大統領からきみへ

くさばよしみ(著者)

• 販売会社／発売会社: 汐文社
• 発売年月日: 2015/10/13
• JAN: 9784811322483

商品レビュー

2024/09/04

文章量は少ないですが、とても感慨深い内容でした。

私自身も大量生産・大量消費の現代社会のあり方に疑問を抱いていたので、自分の生活だけでも少しずつ変えていこうと思いました。

印象深い言葉がたくさんありましたが、本に掲載されているご自宅周辺の写真やご本人の身なりを見る限り、その言葉たちとホセ・ムヒカ氏の生活が乖離していないことが窺い知れます。

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　・わたしは自分を貧しいとは思っていない　いまあるもので満足しているだけなんだ
　・いろんな物を買いこんで支払うために働くことに時間を費やすのではなく、生きるために時間を使う
　・貧乏とは、無限に多くを必要とし、もっと欲しがること
　・本当に貧しい人とは、社会とつながらず生きている人
　・物は私たちを幸せにはしてくれない　幸せは命あるものしかくれない
　・子どもはゆっくり育つべきだ
　・わたしが後悔していることは、何をしたかではなく、何をしなかったかだ
　　大きな変革は、小さな村から生まれる
　　だからこそ、一人ひとりが挑戦することが必要なんだ
　　挑戦しないことには、何も成し遂げられない

2024/06/18

タイトルに惹かれて読みました。
庶民と同じ生活をすることで、今身の回りで何が必要なのか、どうしたらより良い社会になれるのか、同じ目線に立って考えてくれる大統領。
出来そうで出来ないこと。

貧乏とは、無限に多くを必要とし、もっと欲しがることである。

今ある時間、モノを大切に人生を送ることが大切。

目の前の幸せを大事にしていきたい。

2023/11/26

アラサーになり、周りの友人たちはいろんな道を歩き始めて、自分にとっての幸せが何か、問いかけるときに手に取った本。
本は薄くて、内容もわかりやすくてスッとはいってくる。だけども心に響く言葉がいつもあり、メモメモ。

こんな素敵な考えをもつ大統領がいるのだなと感銘しました。現代の日本の政治家に不信感ばかり抱いてしまう若者なのでなおさら。
本当に国民の幸せを優先できる政治家たちがいたら、国は幸せになるのかな。高齢社会で未来が不安な日本だからこそ考えたい、本当の幸せ。
大統領の任期は意外と短いけど、実際の国の状況はどうだったのだろう？と少し気になった。

本を読み進めていると、そうだよなあ、生きること、幸せってそういうことだよな、と思うけど、忙しい現代の生活を送っているとすぐ忘れてしまう。

図書館で借りたけど、持って何度も読み返して、自分の中に染み込ませたい。