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スプーンと元素周期表 ハヤカワ文庫NF
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スプーンと元素周期表 ハヤカワ文庫NF

サム・キーン(著者), 松井信彦(訳者)

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スプーンと元素周期表 ハヤカワ文庫NF

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2015/10/08
JAN 9784150504472

スプーンと元素周期表

¥220

商品レビュー

3.6

9件のお客様レビュー

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2025/07/29

友達のおすすめの1冊。ページ量と中身の濃さに手こずって読み終わるまで正味3週間くらいかかった。その分この半年で読んだ中で一番良い書籍だったように思う。 高校時代、化学は得意科目の1つだった。応用力を問われる数学や物理と違って、化学はトイレの壁に貼った周期表や有機化合物のチャート...

友達のおすすめの1冊。ページ量と中身の濃さに手こずって読み終わるまで正味3週間くらいかかった。その分この半年で読んだ中で一番良い書籍だったように思う。 高校時代、化学は得意科目の1つだった。応用力を問われる数学や物理と違って、化学はトイレの壁に貼った周期表や有機化合物のチャートを覚えさえすれば得点源となることが多い科目で、化学のおかげで2浪を避けられたけれど教養として何か身に付いたかと言えばうーん…という。しかしそのときの勉強がなければ本書を読むことは間違いなくできなかった。 先人を気にして論文発表をしなければならない、常温核融合といった病的科学の存在、国家対抗新しい元素発見レースみたいな、周期表には見えない人間臭さが常在菌のように染み付いていて、化学は人の営みの成果そのもの、というのが新たな知見として得られた。万物は元素から成るというより、人間ドラマの積み重ねであるという印象を強く受けた。受験勉強のために機械的に学んだことが数十年を経て教養に化けたような感動すらある。勉強それすなわち教養の扉を開く鍵であると。 本書を紹介してくれた友達が、まさに教養と人間臭さを兼ね備えたような人で、友達のことをより理解しようとおすすめの1冊を聞いて回る試みが功を成したのではないか。それと、この化学入門にしては読みづらい学術書を、こいつなら読めるだろうと信頼しておすすめしてくれたこともまた嬉しくなりました。

Posted by ブクログ

2025/07/01

周期表の各元素に纏わるこれでもかというエピソード。その中で関連する歴史的事件や人物、社会背景を交えて語る。いわば、元素を主人公にした物語。 文系のぼくにとって、化学はどちらかというと苦手科目。高校の時、必死に覚えた周期表。この本を読んだあとでは違った感覚で眺めることができる。 ...

周期表の各元素に纏わるこれでもかというエピソード。その中で関連する歴史的事件や人物、社会背景を交えて語る。いわば、元素を主人公にした物語。 文系のぼくにとって、化学はどちらかというと苦手科目。高校の時、必死に覚えた周期表。この本を読んだあとでは違った感覚で眺めることができる。 味気ない周期表がただの記号の差列ではなく、人類の歴史と密接に関わる壮大なドラマであることを体感した。 400ページを超える大著。ぼくにとっては消化不良の面あるため、ときを置いて再読しよう。 100種類以上ある元素。元素を構成するのは、陽子、中性子、電子。元素の違いはこの数。どうして数が違うだけでこんなにも元素の特性に違いがあるの?紅茶に溶ける金属製のスプーン。本書のタイトルにもあるが、これは原子番号31のガリウム。どうしてホウ素、アルミニウムだと溶けないの? 左巻先生の解説。「私の元素講座に、小学生や中学生が参加することがある。「乾燥空気の成分は多い順に窒素、酸素だが、3番目は?」などと参加者に問うと、子どもたちが「アルゴン」と即答する」との記載がある。恐るべし子供たち。 それにしても周期表を作ったメンデレーフは偉い。ただし、ノーベル賞の受賞は逃している。唯々残念。

Posted by ブクログ

2023/06/05

面白かったー。 こういう科学エッセイ大好き。 興味深い話はたくさんあったが、一番驚いたのは天然核分裂反応炉のオクロの話。 ウランと水と藍藻類だけで稼働していたというのだ。 びっくり。 そんなこと初めて聞いた。 藻類が過剰な酸素を作り、水が強い酸性になり、ウラン235を溶け込ませ、...

面白かったー。 こういう科学エッセイ大好き。 興味深い話はたくさんあったが、一番驚いたのは天然核分裂反応炉のオクロの話。 ウランと水と藍藻類だけで稼働していたというのだ。 びっくり。 そんなこと初めて聞いた。 藻類が過剰な酸素を作り、水が強い酸性になり、ウラン235を溶け込ませ、藻類が水をろ過してウランを特定の場所に集中させ、臨界量に達した。 ただ、それだけではウランが核分裂を起こしても連鎖反応は起こさない。 水があることで中性子の速度が落ち、連鎖反応が起きたのだ。 そのため、核分裂が発生すると高熱になり、水が蒸発し核分裂がストップ、冷えて水がたまると再度核分裂が発生、とのサイクルが発生していた。 (15万年かけて6トンのウランが30分/2時間半のオン、オフのサイクルで消費された) この話だけでもこの本を読んだ価値はあったが、ほかにも失われた日本刀の作成技術の話とかフォンノイマンがメーザーに関しては誤った認識を持っていたとか楽しい話がたくさんあった。

Posted by ブクログ

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