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地図と領土 ちくま文庫
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地図と領土 ちくま文庫

ミシェル・ウエルベック(著者), 野崎歓(訳者)

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地図と領土 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2015/10/07
JAN 9784480433084

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地図と領土

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商品レビュー

3.9

24件のお客様レビュー

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2026/03/02

世の中の片隅で働きながらお金をもらって生きていくうちに、10代くらいの頃の自分、無知ではあれ、今よりも希望にあふれていた頃の自分を懐かしく思うようになった。私自身の価値は、私自身の善意や決意にかかっていると信じていた頃の自分。ふと、あの頃の自分の期待に敵うような人生を生きていない...

世の中の片隅で働きながらお金をもらって生きていくうちに、10代くらいの頃の自分、無知ではあれ、今よりも希望にあふれていた頃の自分を懐かしく思うようになった。私自身の価値は、私自身の善意や決意にかかっていると信じていた頃の自分。ふと、あの頃の自分の期待に敵うような人生を生きていないという思いが胸をよぎり切なくなる時がある。 「世界を説明したい」というのは、いかにも小説家的な欲望のように思える。だからジェドと作家は気が合ったのかな。鏡写のようで、そうではないふたり。志を抱かなければ幻滅せずに生きていけるのかも知れないけれど、そんなの寂しすぎる。

Posted by ブクログ

2025/08/04

作者が作中に登場するにしては「重要とはいえ脇役」って珍しいような、コレやったら本人役やなくても良くね?とも思ったり。あと、何となく雰囲気が春樹っぽいような、春樹のそういうとこあまり好きやないような。いや、最近の春樹読んでへんけども。

Posted by ブクログ

2024/02/09

時々読み返したくなりそう。ウエルベックの好きなところてんこ盛りな作品で、設定とあらすじから判断した予想通りウエルベックの私的ベストだった。「素粒子」のインパクトは未だに強烈に残ってるが、これは強烈というより主人公ジェドさながらに穏やかな作品だった。芸術に対する客観的な解釈を芸術家...

時々読み返したくなりそう。ウエルベックの好きなところてんこ盛りな作品で、設定とあらすじから判断した予想通りウエルベックの私的ベストだった。「素粒子」のインパクトは未だに強烈に残ってるが、これは強烈というより主人公ジェドさながらに穏やかな作品だった。芸術に対する客観的な解釈を芸術家の孤独な半生と共に描き出すドラマ展開がいい。じんわりくる。芸術性と合理性とか芸術と金(資本主義)とかも興味深い。芸術作品を文章で表現する面白さもあった。特にジェドの遺作とか。どんな感じなのかなと想像して楽しい。 ウエルベック3冊読んで、どれも前半はじっくりと読まされ後半へ行くに連れ読む手を止められなくなるくらい吸引力が増していく。実在の人物を出してフィクションと繋げながら時代毎の空気や社会を語る面白さは実在部分の背景知識があればこそなんだけど、全くわからないなりにも面白いから凄い。装飾レベルなときもあるが、核心部分は引用の場合も含め文章にされてるしフィクションのキャラクターが動いて語ってくれるからかな。 知らない土地の話でも丁寧に描写する。固有名詞をバンバン出しながら丁寧に描写する文体も、見知った場所でありながらキャラクターの目を通した世界は読者にとって初めての新鮮なものであろうみたいな姿勢なのだろうか。 ウエルベックは「素粒子」→「ある島の可能性」→「地図と領土」と読んできた。あとは「セロトニン」に興味が湧く。他は苦手なセクシャル描写が多そうだったりあまり惹かれない題材だったりで今の所読む気はない。

Posted by ブクログ