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キングを探せ 講談社文庫
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キングを探せ 講談社文庫

法月綸太郎(著者)

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キングを探せ 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2015/09/01
JAN 9784062931823

キングを探せ

¥220

商品レビュー

3.5

45件のお客様レビュー

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2024/10/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

4人の男が交換殺人をするという話。 トランプを使ったくじ引きでお互いのターゲットを決めるシーンから始まる。 このトランプが鍵を握るわけだが、加害者がニックネームを名乗っているのと、犯人もターゲットも数が多いのとで、途中からややこしくなってきて、トランプのトリックも理解しきれず…。 一気読みする時間がなく隙間時間に少しずつ読んでいたせいもあり、ちょっと消化不良のまま終わってしまった。 (講談社単行本読了)

Posted by ブクログ

2024/10/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。目的は一つ、動機から手繰られないようターゲットを取り換えること。トランプのカードが、誰が誰を殺るか定めていく。四重交換殺人を企む犯人たちと、法月警視&綸太郎コンビの、熾烈な頭脳戦をご堪能あれ! お互いの素性も分からない4人の男たちが、お互いに殺したい人を交換して殺していくって話。しかも、素性も分からないから全てあだ名というか知り合ったときの名前で呼んでいて、そこもまた素性が分からないかんじがしていい。 4人の男たちが、それぞれに殺したい相手を告げて、クジで決まった人物を決まった順番で殺していく。最初に「夢の島」と呼ばれた会社員の男の目線で話は進んでいくが、この男も可哀想っていえば可哀想だけど、自業自得っていえば自業自得なかんじがした。前妻については、本当に可哀想だった。まぁ、行い云々は置いといて、あんなかんじで前妻を亡くして、さらに前妻の仕打ちがすごかったし、次こそはって思ったら、こっちもこっちで免責かかいそうだし。でも、前妻が健在だったときから不倫していた今の妻は、まぁ、地雷だったってかんじだよね。既婚者に言い寄るような女は、大体が地雷な気がする。 なんというか4人の男たちの交換殺人に潜む何かって話かと思い、2人目の犠牲者が出たあたりで、当たり前のように法月警視親子が出てきて、やっぱりー!ってなった。いや、たぶんあらすじにはちゃんと書いてあったのかもしれないけど、すっかり忘れていた。そして、息子が安楽椅子探偵を始めた頃になると、なんとなくソワソワしだす。4人の男たちよ、無事にやり切って逃げ切って…!って。法月親子が出てくる時点で、この親子がどう犯人と絡んでいくのかとかどう突破していくのか、それがきっと面白いのかもしれないけど、私的には「逃げてー!」ってなる。別に、嫌いなわけではないが。 でも、やっぱりこの親子というか倫太郎の推理力で親父さんを動かして、結局警察というか倫太郎くんの罠にハマってしまう男たち。結構、いいところまでいったんだけどなぁとか思ってしまうのは、私だけか。だって、私は4人の男たちを神の目線で見ていたからね。どうやても4人に味方してしまうのさ。法月親子が出てきた時点で。 しかし、中盤ぐらいに出てきた怪しい保険調査員の男。絶対に、4人のうちの誰かなんだと思っていた頃が懐かしい。もう本当に怪しかったし、親父さんの邪魔をある意味するしだし、結構行動力とか調査力がすごいし、犯人の中の1人だと思うじゃん。まぁ、ミスリードされていたんだと思うんだけどさ。 キングを探せの意味。なんかすごかったなぁ。本当に、あともう少しのところまで来ていたんだなぁとか改めて思った。もう少しうまくやっていたら、とか、せめて倫太郎くんが出張って来なければ、とかちょっと思ってしまう。あと、夢の島の今の奥さんの友人は、本当に許せない。なんだ、あいつ。何がしたかったんだよ。あいつも脅迫罪とかで捕まれば良かったのに!とか思ってしまった。 2024.10.5 読了

Posted by ブクログ

2024/09/02

カラオケボックスに集まった4人の人間の目的は交換殺人の結団式だった。トランプで各々のターゲットと順番を定め、二度と会わない連絡しないと決めて別れた。やがて第一の殺人が起き、動機はあるがアリバイも強固な容疑者に警察は頭を抱えることとなる。 冒頭で種明かしされているので、読者は神の...

カラオケボックスに集まった4人の人間の目的は交換殺人の結団式だった。トランプで各々のターゲットと順番を定め、二度と会わない連絡しないと決めて別れた。やがて第一の殺人が起き、動機はあるがアリバイも強固な容疑者に警察は頭を抱えることとなる。 冒頭で種明かしされているので、読者は神の視点を持っているつもりで読み進めるが、それがまやかしであったことに最後に気付かされる。なるほど、そこをうまく隠されていたか、と。法月警視、綸太郎親子が登場してきてからは、サクサクと話が進むのだが、それまでは一人目の「夢の島」視点の話が延々と続いていたためちょっとダレた。後の方で、わざわざそのように描写した理由(トリック)がわかるようになっているので、読後にはスカッと騙されたなあという感想となった。 法月綸太郎作品はこれまであまり触れてこなかったが、これを機に読んでいってみようと思った。

Posted by ブクログ

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