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書記パートルビー/漂流船 光文社古典新訳文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2015/09/01 |
| JAN | 9784334753160 |

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書記パートルビー/漂流船
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商品レビュー
4
17件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『書記バートルビー』 バートルビーの口癖、「しない方がいいと思います。」ってドクターXの「いたしません。」に似てるなって思いました。バートルビーがどうしてそういう口癖・態度になってしまったのか考えながら読むと深くておもしろいかな。 『漂流船』 奴隷運搬船なんだけれど、実は奴隷に占拠されていたってストーリー。そこへ乗り込んできた、別の船長がそれを不審に思うのが、長々と続き流し読みしてしまいました。 『書記バートルビー』のボリュームの方が圧倒的に『漂流船』より少ないけれど、自分は『書記バートルビー』の方に興味がありました。
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おすすめされて読んだ本。 「書記バートルビー」 サクッと読める量だったがテーマを考えれば考えるほど重たく、どこか日頃の考え方に引っ掛かりを付けられた話だった。 「漂流船」 解説にある3部構成の見方を借りれば、1部が話の大部分であり、やや長く感じるものの緻密に伏線が張られていたのだと思う。後半からは解決編として読むことができてサクサク読み進められた。
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「書記バートルビー」 1853年に発表された作品なのに、現代人である我々にも落ち着かない読後感を齎す普遍性を持つ作品。資本主義の価値観と距離を置く読み手にはバートルビーの「そうしない方がいいと思います」という静かな抵抗や、その後の一切の拒絶に、少なからず共感を抱くのではないだろうか。最後にある“配達不能郵便物”というメタファーは、バートルビーが届ける言葉の宛先を失った存在だと示唆しているのと同時に我々自身も世界と切り離された希薄な存在であるということを突き付けてくる。 「漂流船」 アメリカ人のデラーノ船長を視点人物にしてサンタ・マリア島の沖合に漂流してきたスペインの奴隷船「サン・ドミニク号」に乗り込み、その船長ベニート・セレーノを中心人物としてサスペンスタッチで描く。白人至上主義的な価値観が強い当時に奴隷制度批判を忍ばせた本作はデラーノ船長の黒人に対しての愚鈍なまでの認識を皮肉っているだけでなく、ベニートが受けた傷がそのまま黒人が受けた傷であるという皮肉も描いており、作者の社会に対する鋭い批評眼を感じさせられる。
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