1,800円以上の注文で送料無料

書記パートルビー/漂流船 光文社古典新訳文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-16-07

書記パートルビー/漂流船 光文社古典新訳文庫

ハーマン・メルヴィル(著者), 牧野有通(訳者)

追加する に追加する

書記パートルビー/漂流船 光文社古典新訳文庫

定価 ¥1,100

825 定価より275円(25%)おトク

獲得ポイント7P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2015/09/01
JAN 9784334753160

書記パートルビー/漂流船

¥825

商品レビュー

4.2

16件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

おすすめされて読んだ本。 「書記バートルビー」 サクッと読める量だったがテーマを考えれば考えるほど重たく、どこか日頃の考え方に引っ掛かりを付けられた話だった。 「漂流船」 解説にある3部構成の見方を借りれば、1部が話の大部分であり、やや長く感じるものの緻密に伏線が張られていたのだと思う。後半からは解決編として読むことができてサクサク読み進められた。

Posted by ブクログ

2026/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「書記バートルビー」 1853年に発表された作品なのに、現代人である我々にも落ち着かない読後感を齎す普遍性を持つ作品。資本主義の価値観と距離を置く読み手にはバートルビーの「そうしない方がいいと思います」という静かな抵抗や、その後の一切の拒絶に、少なからず共感を抱くのではないだろうか。最後にある“配達不能郵便物”というメタファーは、バートルビーが届ける言葉の宛先を失った存在だと示唆しているのと同時に我々自身も世界と切り離された希薄な存在であるということを突き付けてくる。 「漂流船」 アメリカ人のデラーノ船長を視点人物にしてサンタ・マリア島の沖合に漂流してきたスペインの奴隷船「サン・ドミニク号」に乗り込み、その船長ベニート・セレーノを中心人物としてサスペンスタッチで描く。白人至上主義的な価値観が強い当時に奴隷制度批判を忍ばせた本作はデラーノ船長の黒人に対しての愚鈍なまでの認識を皮肉っているだけでなく、ベニートが受けた傷がそのまま黒人が受けた傷であるという皮肉も描いており、作者の社会に対する鋭い批評眼を感じさせられる。

Posted by ブクログ

2025/10/22

語り手はウォール街の一角で法律事務所を営む年配の男。彼はターキーとニッパーズというあだ名の二人の筆耕と、ジンジャーナットというあだ名の雑用係の少年を雇っていたが、仕事が増えてきたために新たに代書人を雇い入れることにした。募集広告に応じてやってきたのは、バートルビーという名の、品は...

語り手はウォール街の一角で法律事務所を営む年配の男。彼はターキーとニッパーズというあだ名の二人の筆耕と、ジンジャーナットというあだ名の雑用係の少年を雇っていたが、仕事が増えてきたために新たに代書人を雇い入れることにした。募集広告に応じてやってきたのは、バートルビーという名の、品はいいがどこか生気に欠けた青年。彼は、当初は非凡な量の筆耕をこなしていたが、しかしあるとき所長に呼びかけられて、書き写したものの点検のための口述を頼まれると、「せずにすめばありがたいのですが」とだけ言って再三の頼みを拒否する。ウォール街の法律事務所で雇った寡黙な男バートルビーは、決まった仕事以外の用を言いつけると「そうしない方がいいと思います(I would prefer not to)」と言い、一切を拒絶する。彼の拒絶はさらに酷くなっていき。  大した仕事ではないのだから、やってあげればいいじゃない。読んだ当初は思っていたが、実はバートルビーの対応も、そんなに変ではないのでは?と思えてくるから不思議である。なぜなら、できる事ならあれもこれも、と言い出して、サービス残業はできたのかもしれない。但し、拒否することにに命まで賭ける意味があるかどうかはわからない。バートルビーの拒否が不条理なのか。何でもはいはい受け入れるのが道理と考える社会が不条理なのか。 「漂流船」 港に停泊している船が漂流船を見つけ、船長が乗り込んで水や食料の援助を申し出る。漂流船の船長は申し出を受け入れるが、事情を聴いてもはっきりしない。黒人の従僕がか弱そうな船長の面倒を見て、二人で時々ひそひそ話をしている。船には黒人や白人の乗組員、子供をあやす黒人の女も乗っている。船長の話では、スペイン人と黒人が乗っていたが暴風や疫病で相当な人員を失ったということである。だがそれは本当か?というミステリ&ホラー。

Posted by ブクログ