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自分ひとりの部屋 平凡社ライブラリー831
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自分ひとりの部屋 平凡社ライブラリー831

ヴァージニア・ウルフ(著者), 片山亜紀(訳者)

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自分ひとりの部屋 平凡社ライブラリー831

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 2015/08/01
JAN 9784582768312

自分ひとりの部屋

¥935

商品レビュー

4.5

30件のお客様レビュー

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2024/10/10

理解が追いつかないところもあり、読み通すのに時間がかかったが、胸が熱くなる瞬間がいくつもあった。女性を鼓舞する励ましのメッセージ。いつか読み返したい。

Posted by ブクログ

2024/08/29

ここに書かれている内容がどうこうというのではなく、架空の物語を通して自分の考えを伝える文章の手法と、注記と本文を行ったり来たりしながら当時の温度感、歴史を感じるという読書体験がただただ楽しかった。読書好きの読書好きを更に加速させるような本。

Posted by ブクログ

2024/02/08

「女性が小説を書くには、お金と自分ひとりの部屋が必要である」というのが本書の命題であり、創作において前提となる物質的条件ならびに社会的条件の必要性を強調した点で重要な論考である。創作を単なる才能に還元することはできず、物理的条件という前提が極めて重要であり、その不平等な分配を是正...

「女性が小説を書くには、お金と自分ひとりの部屋が必要である」というのが本書の命題であり、創作において前提となる物質的条件ならびに社会的条件の必要性を強調した点で重要な論考である。創作を単なる才能に還元することはできず、物理的条件という前提が極めて重要であり、その不平等な分配を是正すべきというのは、もっともだとおもう。シェイクスピアに同じ才能の妹がいたら…というくだりはなんとも悲痛なイメージであり、歴史的なジェンダー格差を嘆かずにはいられない。 自分ひとりの部屋という象徴的な要素については、家族の接触による中断から創作活動が解放されるという消極的側面についていくらか論じられるにとどまる。欲を言うと、もう少しこの概念を深掘りし、「自分ひとりの部屋」が生み出す積極的な精神的作用についても語ってほしかった。 女性は男性の姿を拡大する鏡の役割を果たしてきたというような、フェミニズム論としても本書は重要だが、著者はあくまでも、本質的な男性性と女性性の調和が「自然」で望ましいものだと考える。つまり、本質主義的であり、ジェンダー規範が社会的に構築され外在的に賦課されるという意識は希薄である。この点については批判の余地がある。しかし、両性がその内面に男性性と女性性を有しており、その無礙な発露=両性具有性が創作に重要であるという指摘は、アニマ-アニムス論とも通づるところがある興味深い指摘である。

Posted by ブクログ

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