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自分ひとりの部屋 平凡社ライブラリー831
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 平凡社 |
| 発売年月日 | 2015/08/01 |
| JAN | 9784582768312 |
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自分ひとりの部屋
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商品レビュー
4.5
40件のお客様レビュー
女性が小説を書くためには、経済的な自由とプライベートな空間が必要であるという主張が、作品の中心テーマとなっています。著者は、1929年のイギリスにおける女性作家たちの困難な状況を描きつつ、彼女たちがどのように創作を行ってきたのかを探求しています。感想からは、ウルフの提案が単なる条件提示ではなく、社会の制約を浮き彫りにし、精神的な自由を求める重要性を伝えるメッセージであることが読み取れます。
また、古典的な作品や作家たちの評価を通じて、経済的基盤だけでなく、個人の力や社会を変える可能性にも目を向けています。読み進めるうちに、経済的な条件が全てではないことに気づく一方で、個々の経験や感情が作品に与える影響についても考えさせられます。全体として、女性の創作活動に対する深い洞察と、歴史的背景を交えた思考が印象的な一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
1. 『ダロウェイ夫人』との幸福なシンクロニシティ 先に読んだ『ダロウェイ夫人』の、あの意識の流れを用いた斬新な作風(挑戦)が、本書で語られるような「女性と文学の歴史」に対する深い洞察や敬意、そしてウルフ自身の「執筆への凄まじい覚悟(心意気)」の上に結実したものであると深く得心...
1. 『ダロウェイ夫人』との幸福なシンクロニシティ 先に読んだ『ダロウェイ夫人』の、あの意識の流れを用いた斬新な作風(挑戦)が、本書で語られるような「女性と文学の歴史」に対する深い洞察や敬意、そしてウルフ自身の「執筆への凄まじい覚悟(心意気)」の上に結実したものであると深く得心がいった。2冊を同時期に読めたことで、ウルフの挑戦の重みがより立体的に理解できた。 2. 「シェイクスピアの妹」の仮定に込められた魂 途中と最後の締めくくりに登場する「もしシェイクスピアに才能ある妹(ジュディス)がいたら」という仮定とウルフの主張に、魂が込められていて激しく心を揺さぶられた。 本来、創造的なものを生み出したいという欲求、頭の中のイメージを形にしたいという「意欲や欲求」は、男性も女性も等しく備わっているもの。 にもかかわらず、男性がそれを自由に表現し生きがいにできる一方で、当時の女性の前に立ち塞がる壁は絶望的なまでに高かった。社会からも取り合ってもらえず、誰にも理解されない苦しみを、一人胸の内で握り潰すか、あるいはその葛藤に苦しめられて命を絶ってしまう構造があった事実に胸が締め付けられる。 3. ウルフの「厳しい優しさ」:慰めではなく自立の鼓舞へ 凄惨な現実に対して、ウルフは単なる「共感・慰め・配慮」といった、甘い歩み寄りの態度を取らない。 むしろ、そうした過酷な現実があるからこそ、「女性は年500ポンド(お金)と、鍵のかかる自分ひとりの部屋を持つべく努力しなさい。それがあなたの自由と幸せになるから」という、強固で厳しい主張を突きつけている。 この「厳しさ」こそが、ウルフの真の優しさ。ウルフ自身がその孤独な闘いの最前線に立ち、努力し続けていたからこそ、「お互いに慰め合っているだけでは、この冷酷な現実には立ち向かえない」という本質を知っていたのだと強く感じた。
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新時代の小説家として名を馳せたヴァージニア・ウルフが、ケンブリッジ大学の女生徒に向けて行った講演。当時イギリスは史上初めて女性参政権が認められた時期で、女性開放の機運が高まっていた。ただ、第一次大戦後、多くの兵士(男性)が社会復帰するにあたり、女性は職場から追われ、家にいるべきと...
新時代の小説家として名を馳せたヴァージニア・ウルフが、ケンブリッジ大学の女生徒に向けて行った講演。当時イギリスは史上初めて女性参政権が認められた時期で、女性開放の機運が高まっていた。ただ、第一次大戦後、多くの兵士(男性)が社会復帰するにあたり、女性は職場から追われ、家にいるべきという考え方が復古していたとき。参政権があっても社会的、経済的に自立できるわけでもなく、そのための支援もない状態。この状況を、もしシェイクスピアに妹がいたならというフィクションでとても上手に描いている。どの時代もこういったテーマについて面従腹背、ダブスタだったりするんだなあと改めて感じる。100年後には良くなっている(年収が上がり自分の部屋が持てる)かもしれないし、悪くなっている(子育てしながら男性と同じように働いて過労で早死にする)かもしれないという予言は両方当たっていて、変わっているようで変わっていないんだなと実感。
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才能ある女性が環境により才能を開花できない。埋もれてしまう。100年たった今でもあることだと思う。少しずつ少しずつ環境は変わりつつあるが…女性が経済的に弱者になりやすいことは、個人の責任だけではなく社会構造にある。みんながもっと生きやすい社会になりますように。
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