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賊軍の昭和史
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社 |
発売年月日 | 2015/08/01 |
JAN | 9784492061961 |
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賊軍の昭和史
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商品レビュー
3.4
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
毎度お世話になっております、半藤さんと保阪さんの対談形式で、 昭和史を官軍、賊軍の視点で描く一冊。 お二方の著書をよく読ませてもらうのは、 複雑な昭和史をわかりわすくまとめているからなのですが、今回もわかりやすかった。 鈴木貫太郎って何でこんな評価分かれるんだろうなとずっと思ってたけど、 「ニ・ニ六事件で殺されかけて、とにかく生きることを優先し、戦争を終わらせるために生き延びた。だから戦争賛成側にも恨まれないようにどっちつかずの態度をとった」という 本書での視点はなるほどだなぁと。 斬新な視点だなと思いました。 今だからこそ、そんな昔の出身地で官軍賊軍なんて…と思うけど、それがアイデンティティであり、自分を構成する一部だったんだもんな。 特に海軍は人数が少ない分、それが顕著だったそうで、鈴木も、三羽烏の米内、井上、山本五十六も冷遇されている。 逆に陸軍は永田鉄山、東條英機あたりから「反長州閥」の流れが出てくるんだけど、 それにより皇道派や統制派の戦いが生まれるという…。 いずれにせよ官軍賊軍が昭和にまで影響を及ぼしたことを実感する一冊でした。 それにしてもお恥ずかしながら、今村均という人に関しては全然知らなかった。 こんな清々しい軍人がいたとは。 また別著で読もう。
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「勝てば官軍、負ければ賊軍」の「賊軍」、です。 戊辰戦争で賊軍になった藩出身の軍人さんを取り上げて話し合う対談形式の本。 いやー面白かった! どんだけ薩長嫌いなんだ。 鈴木貫太郎、東条英機、石原莞爾、米内光政、山本五十六…と超有名人なお方ばかりなのですが、薩長閥以外の人たちいう...
「勝てば官軍、負ければ賊軍」の「賊軍」、です。 戊辰戦争で賊軍になった藩出身の軍人さんを取り上げて話し合う対談形式の本。 いやー面白かった! どんだけ薩長嫌いなんだ。 鈴木貫太郎、東条英機、石原莞爾、米内光政、山本五十六…と超有名人なお方ばかりなのですが、薩長閥以外の人たちいう視点で見るとまた違って見えるというか。 つくづく、人を動かすのは理論ではなく感情なんだなあ、と。
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東洋経済新報社出版局の発案で対談。父が賊軍長岡藩出身の半藤氏、札幌出身の保坂氏。 半藤メモ 幕末、薩長方についた三条実美が「南北朝の昔は、錦の御旗というものが立ったものだ」といい古文献をみながら、長州の桂小五郎の愛妾の幾松が京都で反物を買い、品川弥二郎がそれを長州に持って行き、...
東洋経済新報社出版局の発案で対談。父が賊軍長岡藩出身の半藤氏、札幌出身の保坂氏。 半藤メモ 幕末、薩長方についた三条実美が「南北朝の昔は、錦の御旗というものが立ったものだ」といい古文献をみながら、長州の桂小五郎の愛妾の幾松が京都で反物を買い、品川弥二郎がそれを長州に持って行き、文献を見本に偽の「錦の御旗」を三旗作った、そう言われています。御旗をみた慶喜は戦意を喪失した。水戸では光圀の頃から天皇を崇拝する思想があった。 靖国神社は戊辰戦争の官軍側の戦死者を慰霊する招魂社。長州の大村益次郎がつくった。奥羽列藩同盟の人々は祀られていない。西郷も西南戦争で賊軍になったので祀られていない。だが、幕末の禁門の変で死んだ長州兵は入っている。禁門の変では長州は賊軍だったのに。A級戦犯は官軍になるので祀られている。 2015.8.20第1刷 2015.11.3第3刷 図書館
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