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なめらかで熱くて甘苦しくて 新潮文庫
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なめらかで熱くて甘苦しくて 新潮文庫

川上弘美(著者)

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なめらかで熱くて甘苦しくて 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2015/07/01
JAN 9784101292434

なめらかで熱くて甘苦しくて

¥275

商品レビュー

3.1

21件のお客様レビュー

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2024/03/07

女の人生の四季と、その折々の性についての短編集。序盤の3遍はわりと読みやすいけれど、最後の2篇はとっつきにくいかな。段々と神話じみてくるというか、古典文学や遠野物語に近い雰囲気があると思う。私の年齢からして、始めのaquaが少し理解できるかなという程度。人生の夏〜冬にかけてはこん...

女の人生の四季と、その折々の性についての短編集。序盤の3遍はわりと読みやすいけれど、最後の2篇はとっつきにくいかな。段々と神話じみてくるというか、古典文学や遠野物語に近い雰囲気があると思う。私の年齢からして、始めのaquaが少し理解できるかなという程度。人生の夏〜冬にかけてはこんなもんなのかなと想像することしかできないけど、いつか肌感覚としてわかる日が来るのだろうか。 3編目のairを読んで、女の人って子どもを産むと子どもが全てになりがちだなと思う。尊敬できる女性達が、子どものサッカー教室や中学受験についておもむろに話し合い始めると、途端にばかみたいと思ってしまうのはなぜだろう。所帯染みた感じがいやなのか、単なるモテない私のひがみなのか。こちらの小説を読んで、子どもを愛するのは母性愛ではなく、単に愛であると言い切った潔さというか痛快さというか。私は母性なんてクソ食らえと思っているので、自分にも動物になって恋愛し子どもを産み落とす日が来れば最高に面白いのにな〜、と期待しておくことにする。

Posted by ブクログ

2023/06/07

5篇の短編からなるこれは、どのタイトルもラテン語である。水、土、空気、火、世界。 全ての短編に性と生と死を感じた。それと、人称の使い方がおもろしろかった。アクアでは、水面と汀という2人の少女が登場する。地の文は水面主観で語られるが、その際水面は汀と呼び捨てで呼んでいる。しかし、会...

5篇の短編からなるこれは、どのタイトルもラテン語である。水、土、空気、火、世界。 全ての短編に性と生と死を感じた。それと、人称の使い方がおもろしろかった。アクアでは、水面と汀という2人の少女が登場する。地の文は水面主観で語られるが、その際水面は汀と呼び捨てで呼んでいる。しかし、会話文になると田中さん、と姓呼びになり距離を感じられる。この2人と同じ生まれの少女が行方不明になり、全裸で死体となり発見される。この少女はいつもどこか2人の少女の中をさまよう。

Posted by ブクログ

2022/04/17

冥府、エロス(性愛)とタナトス(死)の狭間。(解説より) 生と性愛と死。みずみずしさから始まり、枯れて光って溶けて消えていく。

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