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百歳までの読書術
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 本の雑誌社 |
発売年月日 | 2015/07/01 |
JAN | 9784860112745 |
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百歳までの読書術
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商品レビュー
3.6
20件のお客様レビュー
津野海太郎の本を読むのは、先日の「最後の読書」に続いて本書が2冊目。「最後の読書」が2018年発行、本書が2015年の発行なので、私の読書の順番は、発行とは逆になっている。 私が読んだ津野海太郎の本は、この2冊だけで彼が若い頃に書いたものは読んでいないので、私にとって津野は「スー...
津野海太郎の本を読むのは、先日の「最後の読書」に続いて本書が2冊目。「最後の読書」が2018年発行、本書が2015年の発行なので、私の読書の順番は、発行とは逆になっている。 私が読んだ津野海太郎の本は、この2冊だけで彼が若い頃に書いたものは読んでいないので、私にとって津野は「スーパー老人」である。津野は1938年生まれなので、2018年に「最後の読書」を出した時には80歳、そしてその作品で、読売文学賞を得ている。そしてまだ読んではいないが、今年になってから、ということは、84歳で「かれが最後に書いた本」という読書案内・ブックガイドを発行している。1938年ということは、私よりも二回り以上年上になる。もちろん、持って生まれた才能の違いが大きいのであるが、それにしても、私が20年後に、このブグログに書いているような感想文程度のものですら書けるかどうかは、相当に怪しいと思う。 本書の中で、津野は「若い諸君にはゼッタイにできない」読書として、むかし読んだ本を読みなおすこと、をあげている。なるほど、と思った。 私にも何冊か読み返す本がある。例えば、沢木耕太郎の「深夜特急」だ。「深夜特急の」第1・2便の発行は1986年、第3便の発行は1992年である。私は、第3便が発行された直後に3冊まとめて読んだので、初めて読んでから30年が経過することになる。初めて読んだ時には興奮した。私もぜひ、沢木耕太郎のような旅をしてみたいと思った。実際には妻子持ちのサラリーマンであったために、そういうことは無理だったが、でも、その後の、留学・海外関連の仕事・外国での勤務、といったキャリアを後押ししてくれたという実感がある。以降、何度か読んだ。タイに勤務していた際に、今はないバンコクの伊勢丹の中に入っていた紀伊国屋で「深夜特急」の文庫本を見つけ購入し、あらためて読んでみた。あらためて読んでみて、やっぱりすごく面白い本だな、と思ったけれども、「遠くに1人で行くことだけが旅ではない」と感じたことを覚えている。それは、当時、タイの会社との合弁会社でタイ人がほとんどという環境の中で責任者となり、バンコクで1人暮らしをしていた私が、日々カルチャーギャップを感じていたことから来る実感であった。私は、タイに「定住」していたけれども、日本での暮らしとは全く違う「遠い場所」に来たなぁ、これも一種の旅だよなぁ、と感じていたということだ。 おそらく、今読んだらまた違う感想を持つはずだ。「30年越しの読書」は、確かに若い人にはまだ出来ない読書だろう。
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老いと向き合う読書方法?かな? 人生第二部をどうするか色々もがいてるわいには色々響いた。 また単純に読み物としても面白い。歳を重ねた人の文章はこころに響く。
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老人と読書の関わりについて書かれたエッセイ集。 物忘れ等が進む老いの中で、蔵書の処分、図書館の使い方、速読と遅読など参考になることが多い。 印象に残った文章 ⒈ 読書の基本は通読である ⒉ どうせ、あちらへは手ぶらで行く ⒊ あいつもかなり老人力がついてきたな
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