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パノラマ島奇談 他四篇 江戸川乱歩文庫
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パノラマ島奇談 他四篇 江戸川乱歩文庫

江戸川乱歩(著者), 落合教幸

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パノラマ島奇談 他四篇 江戸川乱歩文庫

定価 ¥880

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 春陽堂書店
発売年月日 2015/07/01
JAN 9784394301523

パノラマ島奇談 他四篇

¥550

商品レビュー

3.7

18件のお客様レビュー

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2025/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かなりトチ狂った作品だったけど、乱歩作品の中では人気の方なのかな? ひたすら自己の欲望の為手段を選ばす突き進む主人公はとてもヒロイックで、自作の桃源郷を作り上げた主人公が最期、血飛沫飛ばす特大花火となって終わるラストが圧巻。 彼が犯罪の果てに成し遂げた夢は、小五郎に追い詰められた時には既に完結していて大団円の為自らを打ち上げる、これ以上の芸術はないし、人知れず消えゆく刹那的な物である事が更に芸術性を高めている。他が為でなく我が為の芸術、そしてその世界を共有しているのはこの作品を見ている僕たち。 絵画を醜悪なパノラマ島により4次元に再現した狂気の男はジョーカーばりに魅せられる。ただ僕の想像力が完全に負けてるというか、絵が浮かばないシーンもちらほらなのがまた憎い。笑 その他の推理短編は正直今ひとつだけど、このリード作は必見。

Posted by ブクログ

2024/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表題作「パノラマ島奇談」他、「白昼夢」「鬼」「火縄銃」「接吻」収録。 「パノラマ島奇談」は乱歩の世界を極限まで振ったような薄気味悪さだが、あまりにも天元突破しすぎててもはや想像の埒外である。人見広介の芝居に妻以外が気づかなかったのはあまり現実的でないようにも思うが、まぁそこは小説なので。しかしここに出て来た北見小五郎とは明智小五郎の前身なのだろうか? と思ったり思わなかったり。 「白昼夢」は綺麗にまとまっているものの、なんだかどこかで見たことがあるような、ないような、という印象。 「鬼」は短いながらも見事なトリック崩しをやってのけ、乱歩の作品の中ではサスペンスというよりミステリー色が強い。 「火縄銃」も「鬼」と同様、ミステリー色の強い作品であるが、前置きに「シャーロック・ホームズとワトソン」とある通り、コナン・ドイルのホームズシリーズにあるトリックを組み合わせたような作品。 「接吻」は乱歩の作品の中では比較的、軽妙でふふっと読者を笑わせるようなものである。しかし真実は、果たして? いずれにせよ、山名は妻のお花に良いように扱われそうである。

Posted by ブクログ

2024/03/22

大乱歩の傑作、という『パノラマ島奇談』。 春陽堂さんのこのシリーズは、多賀新さんの銅版画のカバーが魅力的で、多賀さんの作品集まで買うてしもうたがな。 さて。 この作品をベースにした丸尾末廣画伯のコミック、天知茂が渋いドラマの江戸川乱歩の美女シリーズ、そして幻のカルト映画『恐怖奇形...

大乱歩の傑作、という『パノラマ島奇談』。 春陽堂さんのこのシリーズは、多賀新さんの銅版画のカバーが魅力的で、多賀さんの作品集まで買うてしもうたがな。 さて。 この作品をベースにした丸尾末廣画伯のコミック、天知茂が渋いドラマの江戸川乱歩の美女シリーズ、そして幻のカルト映画『恐怖奇形人間』まで見ておるというのに、原作は初めて読む。 なるほど。漫画も映像も、それぞれ上手に再構築していることがよくわかった。 原作の情景描写がくどいのですっ飛ばして読む、という失礼な読者(私)にとっては、それぞれの映像のほうがインパクトが強い。 映像の話はさておき、小説だが、「ですます調」というのがなんだか薄気味悪くてよろしい。これ、たとえば渥美清の朗読だとなかなか不気味かもしれない。 そのほか短編4編では、「白昼夢」は夢野久作の作品と言われてもわからないかも。 「鬼」はトリックとしてはなかなか頑張っている。 「火縄銃」と「接吻」は、まあご愛敬だろう。

Posted by ブクログ