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つまをめとらば
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つまをめとらば

青山文平(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2015/07/01
JAN 9784163902920

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商品レビュー

3.6

90件のお客様レビュー

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2025/07/02

★3の上。 ああ。これはいいなぁ。上手いなぁ。さすがは直木賞、いや、みんみんさんのお勧め本。 時代物短編集六編。 ・ひともうらやむ   ひともうらやむ美人を娶った男は。 ・つゆかせぎ   妻を亡くした男は強かな女を買う。 ・乳付(ちつけ)   乳やり女に悋気する女。 ...

★3の上。 ああ。これはいいなぁ。上手いなぁ。さすがは直木賞、いや、みんみんさんのお勧め本。 時代物短編集六編。 ・ひともうらやむ   ひともうらやむ美人を娶った男は。 ・つゆかせぎ   妻を亡くした男は強かな女を買う。 ・乳付(ちつけ)   乳やり女に悋気する女。 ・ひと夏   プチたそがれ清兵衛(映画版)的な。 ・逢対(あいたい)   出仕を求めて屋敷を日参。 ・つまをめとらば   爺の二人暮らしも悪くない。 時代物は読みづらいという先入観を見事に覆してくれた。スルスルいける。そのくせしっかりしてる。 さらに言葉遣いが秀逸でニヤニヤしてしまう。 「ないものはない大江戸でもー」 「男親なんて誰だってかまいません。二人の娘も男親はちがいます。でも、わたしの子です。わたしの子であれば、それでいい。子は女のものです。四人だって、五人だって欲しい」 「戸が開け放たれていて、風通しのよい詩だとな。なおかつ、躰で、身の丈で物を考えるから、頭が走っていない。自分の詩がはたしてこれでよいのかと迷ったとき、いつでもおまえの詩に立ち戻っているそうだ」 「そうこうするうちに、醤油と味醂が出会うように、男と女の間柄になった。」 「これは断らなければならないと思った。なにしろ佐世は、罪のない童女のような顔を、罪ではちきれそうな躰の上に乗せていたからである。」 「甘えるぞ」 ひともうらやむと逢対の二作に出てきたこの言葉は本当に格好いい。武士同士のキッパリ感がいい。 どれも読後感が軒並み気持ち良かった。余韻が良い。 100%のハッピーエンドってわけでもないのだが、草木のような自然な爽やかさが感じられる。 どれもキャラクターに好感が持てるからかな。 ルパン三世カリオストロの城のラストなみの心地良さ(?)でした。 長編も読んでみたいな。

Posted by ブクログ

2025/04/17

武家の男達がそれぞれの妻の事を綴った短編六つ 軽い語りなのにジワ〜っとくる 堅苦しくない流れるような文章 そしてちょっと毒のあるオチ 落語で聴いてみたくなる やっぱり青山文平は上手いなぁ どの話も良かったし直木賞も頷ける いつの世も女は強く逞しいわ

Posted by ブクログ

2025/02/20

女とは男とは違って潔いものなのだ、とは同じ青山文平作の、鬼はもとより、からの台詞だが、そんな自由で強かな女相手に四苦八苦しながら、文字通り苦笑しながら生きていく男たちの話。現代にも通じる深い洞察と、刹那さに満ちたエピソードに溢れている。

Posted by ブクログ