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ポスト資本主義 科学・人間・社会の未来 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2015/05/01 |
JAN | 9784004315506 |
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ポスト資本主義
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商品レビュー
3.9
20件のお客様レビュー
筆者自身が科学哲学専攻であることもあり、経済書というよりは思想書。 市場経済を通して限りない拡大と成長を志向する資本主義が、生産量に対する需要の限界(物があふれる社会)から定常状態にいたりつつある。なんらかの手段で限界を突破して資本主義が続く可能性もあるが、安定した定常状態を目...
筆者自身が科学哲学専攻であることもあり、経済書というよりは思想書。 市場経済を通して限りない拡大と成長を志向する資本主義が、生産量に対する需要の限界(物があふれる社会)から定常状態にいたりつつある。なんらかの手段で限界を突破して資本主義が続く可能性もあるが、安定した定常状態を目指すことも可能であり、そちらのほうが好ましいのではないか。 資本主義が進み生産性が上がりきった状態とはごく少ない労働で必要なものを生産できる状態であり、それは同時に大量失業を生む。ごく少数の人間にしか報酬が払われず、大量に生産はされど一向に消費はされない状況。この状況を打開するため、生産性のものさしを変えて、労働集約的で環境負荷の少ない産業をより評価していくべきである。社会保障と再分配の仕組みを見直しローカルなコミュニティを重視していく必要がある。 というような内容(自然の内発性の部分など結構難解な部分もあり抜けや曲解があると思いますが…)。骨太で、哲学の訓練を受けてないと十分に理解するのが難しいように思いました。 脱成長思想の中ではわりと楽観的な立場で、危機を煽るような表現も控えめで、こういう理屈からこっちの案のほうがいいんじゃない?程度の提案が多く、学者然とした態度を感じる。筆者の言う通り物質的な豊かさや富の蓄積でなく、(全員が最低限の物質的豊かさを得ている前提で)精神的な豊かさを重視し追求していく社会となっていくといいなと私も思います。
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資本主義の成り立ち、どのようなものかがわかった。これからの視点も論点として述べられており、決して、資本主義に対抗するものではない
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2015年副題として科学・人間・社会の未来。 目次として はじめにー「ポスト・ヒューマン」と電脳資本主義 序章 人類史における拡大・成長と定常化ーポスト資本主義をめぐる座標軸 第1部資本主義の進化 第1章資本主義の意味 第2章科学と資本主義 第3章電脳資本主義と超資本主義vsポスト資本主義 第Ⅱ部科学・情報・生命 第4章社会的関係性 第5章自然の内発性 第Ⅲ部緑の福祉国家/持続可能な福祉社会 第6章資本主義の現在 第7章資本主義の社会化または「ソーシャルな資本主義 第8章コミュニティ経済 終章 地球倫理の可能性―ポスト資本主義における科学と価値
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