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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2015/06/01 |
JAN | 9784163902715 |


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商品レビュー
3.8
39件のお客様レビュー
<目次> 略 <内容> 清十郎がついに結婚、お由宇も再婚し、八木家を離れることに…。女性問題が多いが、うまく謎が提示され、成り行きだけど解決していく。そういう点でも面白かった巻。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「まったなし」 町名主の高橋家は多忙を極め,麻之助には父から次々と仕事が振られていた,その手伝いとして別の町の町名主西松家から手代の辰平が使わされてきていた。西松家では若い哲五郎が後を継いだばかりで,しかも祭りのための寄進が例年より集まりが悪くこのままでは祭りが執り行えない事態になるということで高橋家に助けを求めてきて麻之助の父はそちらにかかりきりなのである。麻之助に回された仕事の中に,扇屋吉田屋の長女おときに狐憑きだと噂を立てられて困っているというものがあった。そしてこの件の調べを進めるうちに,西松家の寄進不足の原因も明らかになる。 「子犬と嫁と小火」 大工の吉蔵棟梁の娘お松がいなくなった子犬を探してほしいと麻之助に頼みに来る。しかも最近は天狗が子犬や子猫を攫っていくという噂があって,他にも3匹が行方不明だという。一方で町では小火騒ぎが続いている。一見無関係なようなこの2つの事件が調査を進めるうちに意外なつながりを見せる。 「運命の出会い」 江戸の町に麻疹に似た流行病が広まり多くの死者を出した。そのせいで町名主の仕事も増え,麻之助も清十郎も病人の間を走り回っていたが,その中で自分たちも病を拾ってしまう。その二人が遅い刻限に町を歩いていると,提灯も持たずに道に迷っている竹之助という若者に出会う。そしてすぐ後,少し前まで竹之介の道案内をしていた大江という怪しげな男とも出会う。そしてそろそろ家に帰ろうとしていると,何処からともなくお由有の声が聞こえたり,覚えの有る独特の香りがしたりする。麻之助は段々現実の世界でないことに気付き始める。 ちょっとオカルトチックな話。 「親には向かぬ」 質屋の明松屋が病気になり,身寄りがない中,幼い息子のことを心配して,麻之助に頼る。麻之助は子供を,丸三に預けることにする。もちろん丸三に子供の面倒など見られないから妾のお虎に任せられる。そこに与一という剣呑な男が現れる。与一は明松屋の実の兄で,何十年か前,悪い連中と付き合い,家の金を根こそぎ奪って逃げたのだ。そのせいで,明松屋は立ち行かなくなり先代は与一との縁を切る。そしてまもなく先代も姉もこの世を去る。そんな与一が弟の病気を聞き,すべてを乗っ取るつもりで戻ってきたのだ。麻之助は与一のことを既に承知の上で,だからこそ丸三に頼ったのだ。しかし与一は丸三に怯むことなく,弟とその息子の身柄を確保しようと動き,そのついでにお虎を誘拐までする。これに丸三が怒り心頭,麻之助たちの前では見せたことのない怖い一面を見せ与一に徹底抗戦する。 「縁、三つ」 麻之助は父から見に覚えのない裁定を勝手にしたと叱られる。しかしその裁定は麻之助ではなく,新任の書役正吾が勝手にやったことだった。そんなことちょっと聞けばすぐわかるよねぇ。宗右衛門さんよ。 裁定の対象となった揉め事とは,大工の棟梁の娘・お真知と棟梁のもとで働いている長治郎という若い大工の婚礼に関わる話だった。長治郎は元々仕立物を請け負っているおしんと仲が良かった。しかしお真知との婚礼が決まると,お真知は白無垢の仕立てをおしんに頼んだ。仕立て上がった後,お真知が白無垢にひどい染みがついているとクレームを付けたのだ。おしんには心当たりがないが正吾は自分がつけていた天気の記録で受け渡しの日に雨が降っていなかったことから,お真知の言い分を通してしまったのだ。高額な白無垢の弁償を求められたおしんの側が怒って,高橋家にやってきたのだった。 「昔から来た文」 前の話の最後で,お安を嫁にすることで腹をくくった 清十郎だったが周りの期待に反して話が全く進まなかった。そこで麻之助がお安に事情を聞いてみると,お安のもとに女の字で嫌がらせの手紙がたくさん来ているという。清十郎がかつて付き合っていた女からと思われ,自信を喪失したお安は,縁組を受けるという返事ができなくなってしまったのであった。
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