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スウェーデンの騎士
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スウェーデンの騎士

レオ・ペルッツ(著者), 垂野創一郎(訳者)

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スウェーデンの騎士

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 国書刊行会
発売年月日 2015/05/01
JAN 9784336058935

スウェーデンの騎士

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商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

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2024/05/16

悲しみや喜びなんて屁みたいにはかないもんだ。何もかも消えていくのよ。蝋燭がひととき辺りを照らしたあと消えていくようにな。俺らは気まぐれな運命の投げる鞠にすぎん。高く放られればそれだけ惨く落ちてくる

Posted by ブクログ

2019/02/16

おんもしろいわあ。時代物なんだけど、作者の若々しい活力溢れる文章にワクワクが止まらない。この読みやすさは作者の読む側への敬意とともに、ものがたりを共有する楽しさを何よりも大切に思っているからだろう。現在では見かけない紙芝居屋さんを思い出した。紙芝居屋さんも、子供達から発せられるワ...

おんもしろいわあ。時代物なんだけど、作者の若々しい活力溢れる文章にワクワクが止まらない。この読みやすさは作者の読む側への敬意とともに、ものがたりを共有する楽しさを何よりも大切に思っているからだろう。現在では見かけない紙芝居屋さんを思い出した。紙芝居屋さんも、子供達から発せられるワクワクが何よりも好物だったのだと思う。

Posted by ブクログ

2017/03/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルは「スウェーデンの騎士」であるのに、目次をみると「泥坊」「教会瀆(けが)し」「名無し」などととあり、群像劇なのかと思った。 が、これはまぎれもなく一人の男の人生の物語だった。 生きていく手段が『悪』と言われるものだっただけで、主人公の心は決して穢れてはいない。 たった一つ、罪のない人間を陥れることになった経緯も、それを人でなしと断罪できる人はよほどの善人だけだろう。(あるいは自分のことを棚上げできる人。あれ?結構いるかも) 『悪』を生業にしている主人公は、基本的に真面目で勤勉でストイック。 だから彼の人生の変遷を、手に汗を握りながら、しかし心は彼に寄り添って読み進めることになる。 17世紀。 ヨーロッパはとっくにキリスト教の世界になっているはずなのに、「まじない」といわれる呪文も当たり前に存在する。 世界はそこに見えているものだけではなく、時間は一方通行ではない。 善悪の二元論では語りきれない、幾重にも重なった価値観の世界の中で、幸福を追い求めて生きる主人公は、ディケンズの作品の中にいてもおかしくないくらい魅力的。 そんなに厚い本ではないけれど、読みごたえも充分。

Posted by ブクログ

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