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不思議の国のアリス
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不思議の国のアリス

ルイス・キャロル(著者), 高山宏(訳者), 佐々木マキ

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不思議の国のアリス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 亜紀書房
発売年月日 2015/04/01
JAN 9784750514284

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商品レビュー

3.8

16件のお客様レビュー

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2025/12/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

佐々木マキの挿し絵にひかれて購入。眠そうな半開きの目のアリスが可愛らしい(笑)その他グリフォンとかもかわいくて良かった。訳も今まで読んだなかでは一番読みやすく良かったと思う。『鏡の国のアリス』のほうも作ってくれないかな~。

Posted by ブクログ

2025/05/29

 本書と、日本の古典『虫愛づる姫君』(『堤中納言物語』所収)には、いくつかの興味深い共通点と相違点が存在する。  まず、両作品に共通する点として、「常識からの逸脱と周囲との不調和」が挙げられる。『不思議の国のアリス』においては、アリスはビクトリア朝の厳格な社会規範や子供向け物語...

 本書と、日本の古典『虫愛づる姫君』(『堤中納言物語』所収)には、いくつかの興味深い共通点と相違点が存在する。  まず、両作品に共通する点として、「常識からの逸脱と周囲との不調和」が挙げられる。『不思議の国のアリス』においては、アリスはビクトリア朝の厳格な社会規範や子供向け物語の一般的常識から逸脱した行動を取り、不思議の国の住人たちとは全く異なる価値観を持つため、周囲から理解されず、しばしば孤立する。アリスの言動は、不思議の国の論理と相容れず、しばしば混乱や反発を招く。    一方、『虫愛づる姫君』は、貴族社会の女性が美しさや琴や書の優秀さといった常識的期待を裏切り、化粧もせずに虫を愛でるという、異端ともいえる行動を取る。これにより、彼女は周囲の姫君や侍女たちから「奇異な者」「風変わりな者」と見なされ、理解されずに浮いた存在となる。両作品の主人公も、既存の常識や価値観から逸脱した行動や視点を持つことで、周囲から理解されず孤立を深めるという共通の構造を有している。こうした不調和が、物語の推進力ともなっている。  次に、『不思議の国のアリス』に描かれる不条理なルールや権力者の恣意的な振る舞い(例えばハートの女王の「首を刎ねろ!」)、無意味な儀式などに対して、アリスは素朴な疑問や批判的な視点を投げかける。これは、キャロルが当時のイギリス社会の不条理や因習を風刺したものであると解釈できる。一方、『虫愛づる姫君』の姫君が、「人として自然な姿」を好み、「作られた美しさ」や「表面的な教養」を嫌悪する姿勢も、同じく当時の貴族社会の形式主義や外見重視の風潮への批判的視点を示している。彼女は、蝶のように美しいものが実は醜い芋虫から生まれることに真理を見出し、見せかけの美しさに囚われる風潮を批判する存在であるともいえる。  両主人公は、自らの行動や視点を通じて、彼らが置かれた世界の常識や価値観、社会の不条理に対して疑問や批判、または風刺的な意味合いを持っている。これらは、作品のテーマに深く関わる要素である。  物語の重要なモチーフの一つに、アリスが体を大きくしたり小さくしたりする現象がある。これは、子供から大人への成長やアイデンティティの揺らぎを象徴していると考えられる。すなわち、思春期における身体的・精神的な不安定さを示し、成長過程に伴う自己認識の変化を表現しているともいえる。アリスは、身体の変化のたびに自分が何者であるかを問い続け、自分自身の正体について迷いを抱くことになる。これは、成長を通じて誰もが経験する自己同一性の探究と混乱の象徴とも解釈できる。  さらに、アリスは体が小さすぎるために涙の池で溺れかけたり、大きすぎて部屋に閉じ込められたり、ドアを通れなかったりするなど、自身の身体と環境の不適合により常に翻弄される無力感を味わう。この描写は、未熟な子供が大人社会のルールや制約に対応しきれず、力不足を感じる様子を象徴しているともいえる。身体が大きくなると、一時的に優位に立ち、周囲を見下ろすこともできるが、一方で力の不安定さや権力関係の相対性も示されている。  物語の終盤において、アリスはハートの女王の不条理な裁判場面で夢から覚める。彼女は、理不尽かつ意味不明な裁判に激怒し、ハートの女王やトランプの兵士たちがただのカードに過ぎぬことを悟る。そして、最終的に巨大な存在へと変貌し、トランプのカードが襲いかかる中、現実の姉の声によって目覚める。これにより、アリスは冒険の始まりである「現実世界」に帰還した。物語の全体は、「夢」としての幻影の中で展開し、アリスが見ていた夢の経験を通じて何らかの成長や気づきを得て現実へと戻ったことを示唆している。アリスの見方や理解の変化が物語の核心である。  以上のように、『不思議の国のアリス』と『虫愛づる姫君』には、常識や規範からの逸脱、不条理に対する批評や風刺、自己のアイデンティティの探求といったテーマにおいて共通点が見られる。これらはそれぞれの文化背景に基づきながらも、人間の普遍的なテーマを浮き彫りにしているといえるであろう。

Posted by ブクログ

2022/10/11

以前、矢川澄子訳で読んだアリス。大好きな佐々木マキさんの挿絵の新訳と言うことで購入。でもアリスの世界観はやっぱり少し苦手かもしれないなぁ。なんでだろう。鏡も買うかは検討。

Posted by ブクログ

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