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北斗 ある殺人者の回心 集英社文庫
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北斗 ある殺人者の回心 集英社文庫

石田衣良(著者)

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北斗 ある殺人者の回心 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2015/04/01
JAN 9784087453027

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商品レビュー

4.2

69件のお客様レビュー

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2026/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この作者は、どうしてこんなにも、心の奥底をえぐってくるのでしょう。 誰にも知られたくない、秘密にしている事柄を 容赦なくあからさまにしていく。 読んでいる方の心が痛くなるほどに。 虐待被害者であった主人公が、殺人犯になってしまう。 前半は、主人公が虐待されていた過去と、愛してくれる人に出会い、幸せを手に入れた生活、 後半は、その幸せが壊れてしまってい。殺人を犯し、その判決が出るまで。 主人公の目線で、淡々と、進んでいく。 それが、どれほど目を覆いたくなるような事であっても。 そのせいなのでしょうか。 読みすすめるのに結構時間がかかった。 ひとつひとつが重く、辛く、人間の残虐さ、自分の中にもあるものを、いちいち見つめなおさせられながら読んでいたからなのかもしれない。 あとがきにあるように、作者は、実際に虐待被害者と言われる人々と、真摯に話を聞き、全てを受け止めてきた経験を持つ。 だからこそ、リアルで、読んでいてきつい。 でも、そのきつい体験を実際にしてきた人がいるのも事実なんだ。 人間という生き物は、複雑だ。 時に残酷で、時に慈悲深い。 社会的ネグレクト。 日本という国の問題。 頭で考えるとわからなくなる。 頭で考えるのではなく、心が感じたように行動できれば、悩みも後悔もないのかもしれない。 日本人は「愛してる」という言葉を伝えるのが苦手ですよね。 私自身、記憶の中で家族から言葉でそう言われた事はありません。 「恥ずかしくて言えんわ!」 というのが、たぶんワタシん家の家族の心情でございましょう。 ええ、ワタシも言えません。面と向かっては。 そして、日本人は、ハグも苦手ですよね。 実際、自分の親兄弟をハグしたこと、ないと思います。されたこともないかも・・・ あぁ、でも、おとんの膝に乗りまくってたので、あれはセルフでハグされにいってたようなもんで、それをおとんも拒否しなかったということは、自然にハグされてたようなもんなんかもしれませんね。 あぁ・・・自分は愛されていたんだなぁ と 今ちょっと目から汗が・・・ 甥っ子がまだまだちびっこだった頃には、ハグしまくってました。 最近はさせてくれません。下のちびっこはまださせてくれるかなぁ・・・ こないだ、おかんの誕生日に「おばーちゃん誕生日おめでとう」って、ワタシのおかん=甥っ子のばーちゃんをハグしたらしいので・・・・ おかんが自慢げに電話したら話してたw てーことは、おかんはハグされたら喜ぶんか?今度実家に帰ったらやってみる・・・? 上のちびはもう嫌がる・・・・恥ずかしがる が 正解? 実際の所、大人になってから、友だちとか、ハグしまくってる気がします。 セクハラじゃないヨ。 案外みんな嫌がりません。ハグしかえしてくれます。 落ち込んでる時とかハグされると、涙がでそうになります。 ハグされるって、体の奥底がとろけるような感じで、癒されます。 この本の主人公の北斗は、里親の綾子さんに出会ってから、暖かい、とろけるような愛を感じる事ができるようになった。 後半で、実母にあったとき、歪んでいるけれども、愛されていたんだ と気づいた。 愛というのは、色んな形がありますね。 でも、できることならば、歪んだ愛よりも、分かりやすい愛でお願いします。 せっかくの物語なのに、脱線して終了。 スマヌ・・・・・・

Posted by ブクログ

2026/01/12
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わたしの星はどれだけ感情を揺さぶられたか、を、基準につけている。この本を読みながら、母を想い、死刑を考え、生きることを思い涙が溢れた。

Posted by ブクログ

2025/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

約2週間、端爪北斗と生活して沢山のことを学ばさせていただいた。 私の考えも交えて書いているので、お気に召さない方は、、うーーん、、頑張ってください、、、 ----------------------------- 初っ端「端爪北斗は誰かに抱き締められた記憶がなかった。」一体全体、こんな衝撃的な始まりは無い。炊飯ジャーのご飯、自動販売機の温もり、帰宅までの遠い夕日、どれも人じゃない幸せ。人からの幸せ(愛)を代替出来るものを探していたのだろうと胸が痛くなった。 虐待の描写は、ページをめくる度に加速し、手が動かなくなって涙がこぼれた。小さな北斗に起こる有無を言わさない罰。 自分自身を愛せなかったら、自分の血が流れてる言わば分身、子も愛せない。毒親は連鎖すると言うが、綾子が死ぬ間際のお花見で、「あなたは最後にはお父さんに負けなかった。それを証明するには、しっかりと自分の子どもを愛して育て上げなくちゃいけない。北斗くんには絶対できるからね。」がとても印象的で、連鎖を断ち切ることは叶うが、あばらの道だと考えが改まった。 四日目の法廷、北斗が水の中で泣いている北斗自身の涙に気づけて本当によかった。 自分自身が本当の気持ちを感じないまま過ごすのは、死んでいるのと同じ。明日美ちゃんの「生きて」に込められた力でやっと、死に続けてた北斗が生き返った。しかし、2人の犠牲者を生み出さなければ、北斗を生き返らせるピースが揃わなかったこと、救いがないように思える。 北斗と同い年の私が人を殺さずに生きているのは、周りの人の沢山の軌道修正のおかげなんだと痛感した。殺人者は悪魔の様に見えるが、ほんの少し前までは何の変哲もない一般人だったのだ。私も1年後被告人になっているかもしれない。 人を殺さないのも偶然、人を殺すのも偶然。全て瞬間の積み重ねで起きてしまう。ならこの世からいじめが無くならないように、虐待も無くならないのだろうか。きっと、表裏一体なんだと思う。だからこそ、関わる全ての人に少しでも優しくありたい。 世の犯罪の裏側、司法の意義、秘密裏に蔓延る虐待、北斗と共に学べたこと感謝します。多くの経験から生み出されたこの本に敬意を込めて。素敵な時間をありがとうございました。 【この本に出会ったきっかけ】 SNSで約1年前ほど出会った人のオススメ。 誰かの好きな本、映画、音楽。それらを知ると、その人の目を通して世界を見れるようで。彼は、大人になることが不安に感じる私の数少ない、大人に希望を見い出せる存在だ。 オススメされた本は読んだ後に、考えを共有することができて、一層思考が深まる。私の誇れる趣味の一つだ。 【追記】 ・ifもしも私が登場人物だったら 私はわがままに生きてきたから、美沙子なら至高と離婚して(殺すと脅されても私が先にしてるはず)、温かなご飯を息子にお腹いっぱい食べさせたい。そして北斗なら自殺していたと思う。 私は母親の偉大さを知った。私が生まれてすぐ、父親の借金が発覚したらしい。愛した男と家庭を築く決意を放棄してまで、私を守り育ててくれた母は誇りだ。父親の顔は3歳頃のクリスマスの思い出で最後だ。顔も声も温もりも、最後まで記憶に残る匂いも、覚えてない。というより、そんなものあったか?まるで、精子提供を母が望んで生まれたくらい興味が無い。父親ではなくて、ただの遺伝子。きっとそう思えるのは、母の愛あってこそだと感謝してもしきれない。 母に、もしも美沙子だったらどんな行動をとったのか聞いてみた。その答えでもっと好きになった。

Posted by ブクログ