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百年法(下) 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2015/03/01 |
| JAN | 9784041027103 |
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百年法(下)
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商品レビュー
4.3
177件のお客様レビュー
フィクションの物語として荒唐無稽な設定でありながら、登場人物像の設定を彷彿とさせる数々のエピソードを効果的に差し込みつつダイナミックな時代展開など秀逸な構成力に引き込まれて上下巻を一気に読み終えた 2048年前後から一気に2098年、更には終わりはその20年後の演説文章で締めくく...
フィクションの物語として荒唐無稽な設定でありながら、登場人物像の設定を彷彿とさせる数々のエピソードを効果的に差し込みつつダイナミックな時代展開など秀逸な構成力に引き込まれて上下巻を一気に読み終えた 2048年前後から一気に2098年、更には終わりはその20年後の演説文章で締めくくり、過去に制定された生存制限法、百年法の施行に関わる関係者の確執から、不老不死の世界の行き着く先、生と死、新陳代謝、命を繋ぐ、次世代へバトンタッチすることの責任などなどとても考えさせられた また、皮肉なことに50年も続かなかった百年法を通じて、一国を背負って立つ責任、人生を賭けて狂気なまでに向き合う責務、限られた時間の中で次世代に国を残すこと、ライフラインと物流インフラを動かし続けることなどマネジメントのあり方も考えさせられた 国政を預かる者の責務は、国民が人間らしい生活を営むための物理的基盤を整えることに尽きる、虚無主義を気取る余裕があるなら、一歩でも前に踏み出してほしいというメッセージも痛切に心に響いた
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ある国の一つの時代の栄枯盛衰を見た気がした。 不老化処置を受けても近い将来必ず多臓器癌になって死亡する。どんなに科学技術が進歩しても、永遠に変わらないもの、繁栄し続けるものは存在しないというメッセージのように感じた。 国の在り方、国民の責務、国と国民を引っ張っていく主導者の存在についてなど、色々と考えさせられる話であった。 3回目の国民投票で、国民は個人の自由よりも国の存続、発展のため自己を犠牲にすることを選んだ。これは大統領や首相の言葉に心動かされたことももちろんあるが、根底には自国が滅びることを憂い、先人が築き上げてきたこの国を自分たちで終わらせたくない、未来に繋げていきたいと、国民としての責務を果たそうと思ったからではないだろうか。 また、国を強く豊かにするためには、偉大なリーダーの存在が必要不可欠なのだと感じた。主導者の決断で国の進む方向やそこで暮らす国民の生き方が決まる。何度も国家存亡の危機に晒されながらも、その度に最良の政策を打ち出し決断してきた遊佐首相も牛島大統領も偉大な主導者であった。いつの時代も、こうした主導者が現れることで国は発展を遂げてきたのだと思った。 壮大なスケールの話でありながら、そこに生きる人たちの奮闘や時代の移り変わりが緻密に丁寧に描かれており、とても面白かった。映画化してほしい作品だと思った。
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下巻では「百年法」を拒否する人々のコミュニティ、爆弾テロ、首相と大統領の確執、クーデータなどが扱われ、社会・政治的要素が強くなった。 特に終盤は「どんでん返し」といってよいようなダイナミックな変化がいくつも起きるが、その都度、為政者としてどう対応するべきか、というところが描かれ...
下巻では「百年法」を拒否する人々のコミュニティ、爆弾テロ、首相と大統領の確執、クーデータなどが扱われ、社会・政治的要素が強くなった。 特に終盤は「どんでん返し」といってよいようなダイナミックな変化がいくつも起きるが、その都度、為政者としてどう対応するべきか、というところが描かれている。設定はSFかもしれないが、単なるエンタメ的などんでん返しで終わらない社会派小説である。 個人的には、上巻に比べて哲学的要素が少なくなったことに物足りなさは感じたが、首相と大統領の関係性など、人間ドラマとしての見どころもあり、最後まで楽しめた。
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