1,800円以上の注文で送料無料

百年法(下) の商品レビュー

4.3

182件のお客様レビュー

  1. 5つ

    76

  2. 4つ

    72

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2026/04/14

上巻は面白くなかったが下巻で一気に化けた 何を書いてもネタバレになりそうなので書かないが、とにかく中盤から終盤にかけての勢いは凄まじい 最後は心から名シーンと言える 他作には無い読後感…壮大な話だった…

Posted byブクログ

2026/04/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これは仁科ケンの成長物語である。 重厚感のあるストーリー。登場人物がたくさん出てくるなあと思いきや、下巻で再登場して心が弾む!真村さんに感情移入してやるせない。

Posted byブクログ

2026/03/30

近い未来に本当に有り得そうな話です。 老化を止めることで、その若さのまま生き続けることに対しての様々な問題が作中で定義され、政治や経済に及ぼす影響や、ルールを破る人たちへの対策など、大きくはフィクションですが、その合間にリアル感がある作品です。 自分は生き続けたいと思う方のタイプ...

近い未来に本当に有り得そうな話です。 老化を止めることで、その若さのまま生き続けることに対しての様々な問題が作中で定義され、政治や経済に及ぼす影響や、ルールを破る人たちへの対策など、大きくはフィクションですが、その合間にリアル感がある作品です。 自分は生き続けたいと思う方のタイプなので、1秒でも長く人生を楽しみたいです。 百年経ったら強制的に死ぬというのは、想像するだけでもゾッとしますが、将来絶対に死ぬから今は頑張ろうと思えるのも一理あると思います。

Posted byブクログ

2026/03/28

正しい行いや考えがなんなのか、わからなくなる本 人権、政治、生命、未来 最後までさまざまな立場の人の意見を浴びることになり 読んでいる間いい意味で不安定になりました。 自分(30歳未満未婚)がこの場にいたら、決して立派な決断はできなかったでしょう。 数年後、数十年後に読めば、また...

正しい行いや考えがなんなのか、わからなくなる本 人権、政治、生命、未来 最後までさまざまな立場の人の意見を浴びることになり 読んでいる間いい意味で不安定になりました。 自分(30歳未満未婚)がこの場にいたら、決して立派な決断はできなかったでしょう。 数年後、数十年後に読めば、また私の意見も変わりそうです。 不老処置HAVIが一般的になった世の中で 人口爆発ほか各種停滞を防ぐために施行された生存制限法、通称「百年法」 もちろんただの法律一つで人の命が左右されていいのか、それを拒む拒否者、そしてその集団ができ始める。 変わらない政治家、にも関わらず不穏な動きが見られる部下たち、目立ち始めたガン患者、HAVIを拒否したり受けない選択をする人たち。 世界で何が起こっているのか、これから世界がどうなっていくのか。

Posted byブクログ

2026/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

設定はとにかく面白い。 ある種の政治小説としても面白い。 不老不死になることってそんなに良いことなのか?みんながそうなると社会はどうなるのか?ということを考えさせられる。 死の期限が決まっているからこそ、生を謳歌できる…というような考え方については確かになと思った。

Posted byブクログ

2026/02/17

コロナのワクチンがこんなふうになったらと 想像したら震えるほどの怖さを感じながら読了 今の高齢化への警告とも捉えられる 時間の概念を考えさせられる小説 中盤からラストが何となく読める展開なのが残念だが 発想が素晴らしく楽しめて読めた

Posted byブクログ

2026/02/02

フィクションの物語として荒唐無稽な設定でありながら、登場人物像の設定を彷彿とさせる数々のエピソードを効果的に差し込みつつダイナミックな時代展開など秀逸な構成力に引き込まれて上下巻を一気に読み終えた 2048年前後から一気に2098年、更には終わりはその20年後の演説文章で締めくく...

フィクションの物語として荒唐無稽な設定でありながら、登場人物像の設定を彷彿とさせる数々のエピソードを効果的に差し込みつつダイナミックな時代展開など秀逸な構成力に引き込まれて上下巻を一気に読み終えた 2048年前後から一気に2098年、更には終わりはその20年後の演説文章で締めくくり、過去に制定された生存制限法、百年法の施行に関わる関係者の確執から、不老不死の世界の行き着く先、生と死、新陳代謝、命を繋ぐ、次世代へバトンタッチすることの責任などなどとても考えさせられた また、皮肉なことに50年も続かなかった百年法を通じて、一国を背負って立つ責任、人生を賭けて狂気なまでに向き合う責務、限られた時間の中で次世代に国を残すこと、ライフラインと物流インフラを動かし続けることなどマネジメントのあり方も考えさせられた 国政を預かる者の責務は、国民が人間らしい生活を営むための物理的基盤を整えることに尽きる、虚無主義を気取る余裕があるなら、一歩でも前に踏み出してほしいというメッセージも痛切に心に響いた

Posted byブクログ

2025/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ある国の一つの時代の栄枯盛衰を見た気がした。 不老化処置を受けても近い将来必ず多臓器癌になって死亡する。どんなに科学技術が進歩しても、永遠に変わらないもの、繁栄し続けるものは存在しないというメッセージのように感じた。 国の在り方、国民の責務、国と国民を引っ張っていく主導者の存在についてなど、色々と考えさせられる話であった。 3回目の国民投票で、国民は個人の自由よりも国の存続、発展のため自己を犠牲にすることを選んだ。これは大統領や首相の言葉に心動かされたことももちろんあるが、根底には自国が滅びることを憂い、先人が築き上げてきたこの国を自分たちで終わらせたくない、未来に繋げていきたいと、国民としての責務を果たそうと思ったからではないだろうか。 また、国を強く豊かにするためには、偉大なリーダーの存在が必要不可欠なのだと感じた。主導者の決断で国の進む方向やそこで暮らす国民の生き方が決まる。何度も国家存亡の危機に晒されながらも、その度に最良の政策を打ち出し決断してきた遊佐首相も牛島大統領も偉大な主導者であった。いつの時代も、こうした主導者が現れることで国は発展を遂げてきたのだと思った。 壮大なスケールの話でありながら、そこに生きる人たちの奮闘や時代の移り変わりが緻密に丁寧に描かれており、とても面白かった。映画化してほしい作品だと思った。

Posted byブクログ

2025/12/21

下巻では「百年法」を拒否する人々のコミュニティ、爆弾テロ、首相と大統領の確執、クーデータなどが扱われ、社会・政治的要素が強くなった。 特に終盤は「どんでん返し」といってよいようなダイナミックな変化がいくつも起きるが、その都度、為政者としてどう対応するべきか、というところが描かれ...

下巻では「百年法」を拒否する人々のコミュニティ、爆弾テロ、首相と大統領の確執、クーデータなどが扱われ、社会・政治的要素が強くなった。 特に終盤は「どんでん返し」といってよいようなダイナミックな変化がいくつも起きるが、その都度、為政者としてどう対応するべきか、というところが描かれている。設定はSFかもしれないが、単なるエンタメ的などんでん返しで終わらない社会派小説である。 個人的には、上巻に比べて哲学的要素が少なくなったことに物足りなさは感じたが、首相と大統領の関係性など、人間ドラマとしての見どころもあり、最後まで楽しめた。

Posted byブクログ

2025/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

SFのはずなのに身に迫る現実感がすごい。 上巻での後手後手に回りまくる日本の姿とか、存在しない事象を巡る話なのに説得力がありすぎる。 ずっとみんながみんな自分だけの立場から身勝手なことばかり言っていて、まあそれが人間らしいと思ったしその集合体が国であり代表が政府だと思って読んでいたけど最後の最後に人のための決断をした国民たちの流れが希望的で素敵だった。 個人的には牛島大統領と遊佐首相の確かに存在した絆がわかった時すごく胸熱だった。

Posted byブクログ