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ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト
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ファーマゲドン 安い肉の本当のコスト

フィリップ・リンベリー(著者), イザベル・オークショット(著者), 野中香方子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経BPマーケティング
発売年月日 2015/02/01
JAN 9784822250744

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商品レビュー

3.7

11件のお客様レビュー

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2023/09/02
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※このレビューにはネタバレを含みます

# いつも口にし、体へ運ぶものの現状と問題、そして今後を知れた一冊 ## 面白かったところ - 食肉に関わる家畜の現状が、特に工業型農業で牧畜されるものはリスクが有るということを学べた点 - 食肉関わらず工業型農業はその地域ないしは、地球の生態系に影響を与えるということを知れた点 - 「アグリビジネス」という言葉を盾に、強引な半植民地化が行われていることを知れた点 ## 微妙だったところ 発売日が2015年で、少し古いこと ## 感想 効率で考えれば工業というテクノロジーは生産性を伸ばし、より多くの製品を世界に届ける良い手法である。 その反面、強力なウィルスや感染症培養の温床になっていることも我々は向き合っていかねばならない。 工業型農業で割を食っているのは我々人間やそこに住まう家畜だけではなく、農場周りの川に生息する水や家畜の餌になる自然の動物たちである。 人間に於いても人口稠密な都市部では、流行病が勃発することはかの古の時代から語り継がれてきた事実であり、動物に限った話ではない。 そのような劣悪な環境で生育した食用肉はどんな仕上がりになるか、想像に容易い。 だからこそできる限り我々も食べるものを見る必要があるし、カネで解決しようとしてはいけない。 この本を読んで、また一歩農業に興味を持つことができた。 #読書 #読書好きな人と繋がりたい #読書記録 #読書好き #読書日記 #読書部 #読書の時間 #読書タイム #読書時間 #読了本 #読了記録 #本スタグラム #本好きな人と繋がりたい #本好き #本好きさんと繋がりたい

Posted by ブクログ

2019/02/16

脳死状態にした鶏を透明のパックに入れて吊り下げ、チューブに よって栄養を送り込み成長させる。この鶏には羽もない。 「どうせ食肉として殺されるのだから、生きるのには最低限の能力 だけあればいいだろう」との発想から生まれたようだ。 効率よく食肉を生産する方法として提案され...

脳死状態にした鶏を透明のパックに入れて吊り下げ、チューブに よって栄養を送り込み成長させる。この鶏には羽もない。 「どうせ食肉として殺されるのだから、生きるのには最低限の能力 だけあればいいだろう」との発想から生まれたようだ。 効率よく食肉を生産する方法として提案された未来型養鶏工場(?) の画像を目にしたのは数年前だ。気持ちのいいものではなかった。 これはあくまで提案の域を出ていないようだが、そう遠くはない将来、 現実になるのではないかと思われる。 食肉、魚、野菜、果物、乳製品。私たちが口にする食べ物は、一体 どのように育てられているのだろうか。産地や加工地のことは気に しても、育成の過程まで気にかけてはいない。 本書は多くの国で行われている工場式農場の現状や環境に及ぼす影響 などを詳述し、ではどうすればいいのかの提案をしている。 農作物に関しては、やっぱり出たか遺伝子組み換え作物なのである。 日本国内では本格的な商業栽培はされていないが、海外から輸入さ れる牛肉や豚肉が、遺伝子組み換え作物を餌にして飼育されている かどうか、確かめようがない。きっと…いや、絶対餌になっている ると思うわ。特にアメリカ産の食肉に関しては。 しかも効率よく飼育する為に抗生物質や成長ホルモンをガンガン投与 されている。 それもこれも、大量生産・大量消費社会が招いたこと。将来的には そのツケが人間に回って来るはずなのだよね。工場式農場だって、 食糧不足を補う為に始められたはずなのに、世界では今でも多くの 人が飢饉に瀕している地域がある。 私は研究者も何でもないので、広々とした牧草地で育った牛と、狭い 檻の中で育った牛の肉に、どれだけの違いがあるのか分からない。 分からないけれど、より自然に近い状態で愛情をこめて育てられた 食肉を口にしたいと思うし、卵だって、乳製品だって、飼育方法 が明記されていれば参考にしたいと思う。 飼育する農場の方から見れば、消費者のわがままなのだろうけれどね。 ただ、「より多く」を求めて行くと、冒頭に記した未来型養鶏だって 当然になるだろうし、クローン技術の導入だってありえるだろう。 農作物は害虫や病気に強い遺伝子組み換え作物が主流となるだろう。 そうして、昔ながらの農場風景は姿を消し、肉も野菜も巨大な工場内 で清算されるだけになったら? 「沈黙の春」ならぬ「沈黙の春夏秋冬」がやって来るのではないか。 本書では工場式農場からの脱却を目指す試みや、イギリスでの飼育方法 表示販売、家畜の飼育方法を規制するEUの取り組みなども記されてお り勉強になった。 惜しむらくは、本文中に出て来る参考文献の日本語訳があるのかが 明記されていないのが難点。いくつか読んでみたいと感じた作品が あったのにな。

Posted by ブクログ

2015/12/15

 本書は工業的農業(魚も含むので畜産ですが)の考え方に警鐘を鳴らしています。その内容は単なる動物愛護とは一線を画し、本当の意味で持続可能な農業の在り方を問いかけているように思えます。  工業的農業の根本にある考え方は、より狭い場所で、より生産的な家畜を、より多く育てるのがもっと...

 本書は工業的農業(魚も含むので畜産ですが)の考え方に警鐘を鳴らしています。その内容は単なる動物愛護とは一線を画し、本当の意味で持続可能な農業の在り方を問いかけているように思えます。  工業的農業の根本にある考え方は、より狭い場所で、より生産的な家畜を、より多く育てるのがもっとも効率的だというものです。しかし本書はこの考え方を否定します。工業的農業は、動物福祉をないがしろにしているだけではなく、効率的にも問題があることを指摘しています。例えば印象的な話のひとつが、飼料となる大量の大豆をそのまま人間にまかなえば30億人を養うことができるというものです。さらにべつの図表では、世界の食糧生産量の36%を家畜用の飼料が占めますが、そこから肉となるのは全体(36%中ではない)の11%にすぎません。また17%は食産業・家庭における廃棄によって失われます。残飯の廃棄、そして家畜のために大量の飼料を要する工業的農業の問題が明らかにされています。  家畜のえさとなる飼料から家畜が食品となり食されるまでの過程のなかで、それぞれに関わる人びとがどのようなコストを負担しているのか。それが見えてきたとき、「(人間にとっての)安い肉の真のコスト」が見えてきます。

Posted by ブクログ

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