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64(上) D県警シリーズ 文春文庫
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64(上) D県警シリーズ 文春文庫

横山秀夫(著者)

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64(上) D県警シリーズ 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2015/02/01
JAN 9784167902926

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商品レビュー

3.8

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みんなの感想まとめ
  • 警察内部対立
  • ミステリー小説
  • 昭和64年事件
  • 広報官の真実
  • 読者を引き込む緊迫感
  • 事件の真相追求
  • 人間関係の複雑さ
  • 深いテーマ性と感動
  • 映画化された人気作品
  • スリリングなページターン

昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件を背景に、警察組織内部の対立や不信感が緊迫感を生み出す物語が展開されます。広報官・三上が事件の真相を追う中で、過去の関係者たちが何を隠しているのか、そして彼自身の信念が試される様子が描かれています。読者は、警察内部の複雑な人間関係に共感しつつ、ページをめくる手が止まらないほどの展開に引き込まれます。映画やドラマ化もされており、視覚的な楽しみも提供していますが、原作の深いテーマやキャラクターの内面に触れることで、より一層の感動を味わえるでしょう。上下巻を通して、事件の真相に迫るスリリングな体験が待っています。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/09/22

ベテラン刑事三上が広報官という立場になり、記者と刑事と上司と部下、さらに家族や過去の事件の遺族に板挟みにされる物語。 身近な職業ではないけれど人間の普遍的な悩みだから身につまされる。自分に置き換えると本当に胃がキリキリするような、大変な仕事です。しかもここに出てくるビジネスパート...

ベテラン刑事三上が広報官という立場になり、記者と刑事と上司と部下、さらに家族や過去の事件の遺族に板挟みにされる物語。 身近な職業ではないけれど人間の普遍的な悩みだから身につまされる。自分に置き換えると本当に胃がキリキリするような、大変な仕事です。しかもここに出てくるビジネスパートナーは一癖も二癖もある連中で、性善説なんて存在しない弱肉強食の世界。家庭を持ってなければこんな仕事即効辞めてるに違いない。 一文一文が短く、終始緊張感のある文章でページ内の文字量も多いので結構体力を必要とします。最初は登場人物が多くまた爽快な話ではないので、三上の一人称視点の単純な構成でなければ読みづらかったかもしれない。 でも後半からは事件を追う構図でミステリ色が強くなり面白くなってきました。特に64事件の自宅班柿沼を落とすシーンは圧巻です。刑事としての本懐と家族を守る気持ちの葛藤が見ていたたまれなくなりました。警察の話等全く縁がないと思っていたけど、その隠蔽の一部始終は大なり小なり誰しもが一度は直面しそうな問題で、どうするのが最善なのか、とても考えさせられるところです。正義と人間の弱さがせめぎあい、そこに翻弄される人たちに自分を重ねる。上巻だけでも心に衝撃を与える作品でした。

Posted by ブクログ

2026/09/17

『64(ロクヨン) 上』を読んでまず感じたのは、これは未解決の誘拐殺人事件を追う警察小説ではなく、「組織の中で自分の信念を貫くとはどういうことか」を描いた小説だった。 昭和64年、わずか7日間しかなかったその年に起きた少女誘拐殺人事件、通称「64」。事件は未解決のまま時が流れ、...

『64(ロクヨン) 上』を読んでまず感じたのは、これは未解決の誘拐殺人事件を追う警察小説ではなく、「組織の中で自分の信念を貫くとはどういうことか」を描いた小説だった。 昭和64年、わずか7日間しかなかったその年に起きた少女誘拐殺人事件、通称「64」。事件は未解決のまま時が流れ、時効が迫っている。主人公の三上義信は、かつて刑事として捜査に携わり、現在はD県警の広報官を務めている。そんな中、「64」をめぐって警察庁長官の視察が決まり、三上は再び事件と向き合うことになる。 ただ、上巻を読んで驚いたのは、事件の捜査そのものが物語の中心ではないことだった。三上が向き合うのは、記者クラブとの対立、刑事部と警務部の確執、県警と警察庁の力関係など、警察という巨大組織の中にある複雑な人間関係である。誰が何を知っているのか。誰が何を隠しているのか。誰の言葉を信じればいいのか。殺人犯を追っているわけではないのに、組織内部のやり取りだけでこれほど緊張感が生まれるのが面白かった。 特に印象的だったのは、三上が常に「間」に立たされていることだ。元刑事でありながら現在は広報官。警察組織の人間でありながら、記者には情報を伝えなければならない。上層部の命令には従わなければならないが、現場の事情も知っている。どちらか一方の立場に立てれば簡単なのに、三上にはそれができない。だからこそ、何を守るのか、どこまで組織に従うのかという一つひとつの判断に重みがある。 読んでいて何度も考えたのは、「正しいことをする」ことと「組織の中で正しく振る舞う」ことは、必ずしも同じではないということだった。会社でも組織でも、それぞれの立場には守るべきものがある。上司には上司の事情があり、現場には現場の正義があり、外部には外部の要求がある。そのすべてが完全に間違っているわけではないからこそ、板挟みになる人間は苦しい。 そして三上が魅力的なのは、そんな状況でも簡単に「組織だから仕方ない」で終わらせないところだった。自分の立場を守るためだけに動くのではなく、自分が納得できる答えを探し続ける。決してスマートではなく、衝突もする。それでも、自分が何のために仕事をしているのかを見失わないようにもがく姿に引き込まれた。 一方で、三上自身も決して仕事だけの人間ではない。家庭にも大きな問題を抱え、父親として、夫として、自分ではどうすることもできない苦しさを抱えている。警察では何とか状況を動かそうと必死になる男が、家庭では思うように何もできない。その対比によって、三上という人物が単なる「信念の強い警察官」ではなく、一人の不器用な人間として見えてくる。 『64』上巻は、派手な事件が次々に起こるタイプの警察小説ではない。登場人物も多く、組織内の立場や思惑も複雑で、序盤は少し入り込みにくい。それでも読み進めるほど、人間関係や対立の意味がつながり始め、気づけば三上と一緒に巨大な組織の中を走り回っているような感覚になった。 そして上巻を読み終えた段階でも、「64」という未解決事件の奥にはまだ何かがあると感じさせられる。組織の論理、仕事への誇り、家族への思い、そして十四年前から残された事件。それぞれ別々に見えていたものが、これからどこへ向かっていくのか。 組織に所属しながら、自分の信念を守ることはできるのか。事件の真相以上に、その問いを追いかけたくなる上巻だった。 #2026年35冊目

Posted by ブクログ

2026/09/15

面白い! どうなるの?どうなるの?と気になり、なかなか止められない。 家出をした娘さんについては読んでいて辛い。容姿に悩む自分に似てしまった娘。同性から妬まれるほどの美貌の持ち主の妻。娘からもその美しさを憎まれる… 下巻で、奥さんの思いも掘り下げられるのか? 気になるところ。 本...

面白い! どうなるの?どうなるの?と気になり、なかなか止められない。 家出をした娘さんについては読んでいて辛い。容姿に悩む自分に似てしまった娘。同性から妬まれるほどの美貌の持ち主の妻。娘からもその美しさを憎まれる… 下巻で、奥さんの思いも掘り下げられるのか? 気になるところ。 本筋もどうなっていくのか気になる?二渡は何を追っているのか??

Posted by ブクログ

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