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奇貨 新潮文庫
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奇貨 新潮文庫

松浦理英子(著者)

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奇貨 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2015/02/01
JAN 9784101266718

奇貨

¥275

商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2025/05/01

津村紀久子の解説の後、何を追加で書けるだろうか。思ったことが、そのまま書かれていた。 本田さんと七島の寂しさや関わりや、人生の色々なことがリアルで曖昧な感覚だと思うのにくっきりと言葉で捉えられていて、胸に響いてくる。人との関係性のままならなさの共感とともに、希望も感じた。 松浦理...

津村紀久子の解説の後、何を追加で書けるだろうか。思ったことが、そのまま書かれていた。 本田さんと七島の寂しさや関わりや、人生の色々なことがリアルで曖昧な感覚だと思うのにくっきりと言葉で捉えられていて、胸に響いてくる。人との関係性のままならなさの共感とともに、希望も感じた。 松浦理恵子の小説には、女性があたりまえに肯定された世界があって、読んでいると心が安らぐ。自分の感性やものの見方ひとつで、私も小説世界の外でも、そんな世界に住めるのだろうか。今感じている不安や息苦しさは、他者目線で女性や自分を見ているからなのだろうか。

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2025/03/03

村田沙耶香さんおすすめ本。恋愛関係になり得ない2人の不思議な同居生活の中で、芯のある七島の主張とそれを引き出す本田さんのやりとりが痛快。まず、こんな存在がいることが羨ましい。自分にとっての奇貨と出会うため、自分が誰かの奇貨となるためには、「自分」というものを持って正しく見つめ、更...

村田沙耶香さんおすすめ本。恋愛関係になり得ない2人の不思議な同居生活の中で、芯のある七島の主張とそれを引き出す本田さんのやりとりが痛快。まず、こんな存在がいることが羨ましい。自分にとっての奇貨と出会うため、自分が誰かの奇貨となるためには、「自分」というものを持って正しく見つめ、更に曝け出さなくてはならないのだと思った。同収録「変態月」も、同性に対する性欲求が絶妙に仄暗く描かれていた。

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2024/03/08

表題作は同性との友情に蟠りの有る男と厄介な女性に恋している女の同棲の話。奇貨に喩えるほどの人間関係は寧ろ喪失してから価値が上がるのではなどと思ったりした。私も友人をなかなか作れない上に恋愛が分からないので本田を可愛く思ったり憎らしく感じたりした。「変態月」は『僕はかぐや姫/至高聖...

表題作は同性との友情に蟠りの有る男と厄介な女性に恋している女の同棲の話。奇貨に喩えるほどの人間関係は寧ろ喪失してから価値が上がるのではなどと思ったりした。私も友人をなかなか作れない上に恋愛が分からないので本田を可愛く思ったり憎らしく感じたりした。「変態月」は『僕はかぐや姫/至高聖所』をどうしてか思い出した。吐息の打つかるような親密さを私は少女より潔癖に忌避し続けている。

Posted by ブクログ

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