奇貨 の商品レビュー

松浦理英子(著者)

2022/01/22

変態月、読み終わってからめちゃ昔の作品てことを知ってびっくりした。
令和でも昭和でもおんなのこはそんな変わんない。

2017/08/11

29.7.4読了。
２話を収録。1話目が45歳のおじさんと35歳の女性とのルームシェアの話。かいつまむと男女の友情は成り立つのか…！？みたいなテーマか。おじさんの嫉妬はちょっと気持ち悪かったけど、お互いを分かり合える（おじさんにとっては『自分をわかってくれる』っていう一方的なものだったような気がするけど。）存在の貴重さったらないですよね。
2話目の方が面白かった。登場する事件は狂気的だったけど、主要登場人物4人はとてもピュアでムズムズしたー。ラストがちょっと暗雲。

2017/05/17

久々に松浦理英子を読んだけども、めっちゃ面白かったぞ。このおっさんはひどいへんたいだと思ったけども（←）こういう人間関係も純文学でないとなかなか味わえない。あと思ったんやけど、松浦理英子は男性の一人称も描くのね。
後半の「変態月」も面白かったです。思春期だなあ。地元が近いからか方言に親近感。

2016/05/25

人との関係性は自分でも認識しにくい。けれど、認識しにくいことは豊穣さを示してもいて、キャッチコピーがその短さゆえに情報量を削るかわりに伝わりやすくしているのと、ちょうど反対側にある。