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オートメーション・バカ 先端技術がわたしたちにしていること
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オートメーション・バカ 先端技術がわたしたちにしていること

ニコラス・G.カー(著者), 篠儀直子(訳者)

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オートメーション・バカ 先端技術がわたしたちにしていること

定価 ¥2,420

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社
発売年月日 2014/12/25
JAN 9784791768448

オートメーション・バカ

¥385

商品レビュー

3.7

22件のお客様レビュー

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2023/07/12

オートメーションに依存すると、人間の能力は低下するというような主張。 例として、オートパイロットが効かなくなったときの人間の操縦が正しく行われなかったことでの事故や、GPSを使ったときの人間の感覚の話なんかが出てくる。 とはいえ、時代は移りゆくものだし、事故もいろいろ起きるものだ...

オートメーションに依存すると、人間の能力は低下するというような主張。 例として、オートパイロットが効かなくなったときの人間の操縦が正しく行われなかったことでの事故や、GPSを使ったときの人間の感覚の話なんかが出てくる。 とはいえ、時代は移りゆくものだし、事故もいろいろ起きるものだけれども、それを反省してまた進んでいくのも人間なのかなと思う。個人的にはオートメーションバカでいいかなと思った。

Posted by ブクログ

2023/05/02

本書は”IT doesn’t matter”で名を馳せたニコラス・カー氏によるオートメーション批判の本です。まずこれは第一印象なのですが、邦題がかなり軽い感じの名前になっているため、ビジネス雑誌程度の軽い調子でオートメーションを批判している読み物かと思ったのですが、いざ読み始める...

本書は”IT doesn’t matter”で名を馳せたニコラス・カー氏によるオートメーション批判の本です。まずこれは第一印象なのですが、邦題がかなり軽い感じの名前になっているため、ビジネス雑誌程度の軽い調子でオートメーションを批判している読み物かと思ったのですが、いざ読み始めるとかなり骨太な本でギャップを感じました(この邦題は著者のキーメッセージを伝えているとはいえ、本の格を落としている気もします)。カー氏は基本的にテクノロジーの負の側面に焦点をあてる、あるいはテクノロジー過信論者を戒めるのがスタイルですが、それは本書でも踏襲されています。かなりの数のインタビューに加えて、アカデミック界の研究成果などもふんだんに参照しているので、簡単に読めるような本ではありませんが、逆にいえば予想外に中味が濃くて満足しました。 本書の主張は邦題通り(オートメーション・バカ)です。技術をオートメーション推進(人間代替)の方向で使っていくと、人間の可能性や能力が衰えていって我々自身の世界の認知能力低下にもつながってしまうので、技術を人間拡張的に用いるべきだ、というのがカー氏のキーメッセージになります。飛行機のオートパイロット機能が人間のパイロットの能力低下につながっていることや、イヌイットがGPS機能つきナビゲーション機器を使って狩をしはじめたら、むしろ狩の能力が低下した、というような興味深い事例が紹介されています。 カー氏の主張はなるほどと思う点も多々ありましたが、本書を読んで強く感じたのは、人間という存在をどう見るかという意味での価値観あるいは視点の対立があるという点です。一方では、カー氏のような人間礼賛型の人々がおり、我々人類の真の進化のためには人間を中心としたテクノロジー社会を目指すべきだと言いますが、他方、人間不信型の価値観を持つ人々がいる。つまり、人間は悪いことをする存在で、人間が関与するから汚職も戦争もあるし、事故も度々起こるのだから、いかに人間を重要な活動領域から排除し機械に任せていくかがユートピア構築への真の道なのだ、という価値観です。つまりテクノユートピア主義者は、裏返すと人間落胆(不信)主義者でもと呼べる存在で、結局は人間をどう見るかの対立だと思いました。私自身はどちらかといえばカー氏のように人間礼賛型なのですが、テクノユートピア主義者の主張もある程度は理解できます。おそらく両者ともにある程度は正しい、ということなのでしょうが、本書を読んでそのあたりを深く考えるきっかけになりました。

Posted by ブクログ

2022/07/18

オートメーションバカ、というなんとも刺激的なタイトルだが、本家はautomation and us. だという。なんとも自分好みの翻訳。 で、肝心の中身は、まぁまぁ同意しまくり。 最近富に職場がバカばっかでなんで?この会社ってエリートの集まりなんでないの?とか思ってたけど、やは...

オートメーションバカ、というなんとも刺激的なタイトルだが、本家はautomation and us. だという。なんとも自分好みの翻訳。 で、肝心の中身は、まぁまぁ同意しまくり。 最近富に職場がバカばっかでなんで?この会社ってエリートの集まりなんでないの?とか思ってたけど、やはり便利すぎるのもよくないのかと。 自動化ツールの本質を正しく使いこなせるのは、必要に迫られて自動化した本人だけってこと。むろんツールである以上、それを他人が使っちゃダメってことはない(でないとあんまり意味もない)けど、ただのりしてるだけのやつはやはりダメになっていく。 気をつけよう。

Posted by ブクログ

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