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サイレンと犀 新鋭短歌シリーズ16
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サイレンと犀 新鋭短歌シリーズ16

岡野大嗣(著者)

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サイレンと犀 新鋭短歌シリーズ16

定価 ¥1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 書肆侃侃房
発売年月日 2014/12/01
JAN 9784863851665

サイレンと犀

¥1,650

商品レビュー

4.3

26件のお客様レビュー

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2025/01/23

学生時代に読んでから数年ぶりの再読。当時もめちゃくちゃ良い歌集…と思ったけど改めて読んでもとても素敵な歌集だった。個人的に木下龍也さんの『オールアラウンドユー』と並ぶくらい、始まりの一首からあとがきまで余すことなく大好きな一冊。 きれいな言葉を使ってきれいにしたような町できれ...

学生時代に読んでから数年ぶりの再読。当時もめちゃくちゃ良い歌集…と思ったけど改めて読んでもとても素敵な歌集だった。個人的に木下龍也さんの『オールアラウンドユー』と並ぶくらい、始まりの一首からあとがきまで余すことなく大好きな一冊。 きれいな言葉を使ってきれいにしたような町できれいにぼくは育った 青空とブルーシートにはさまれてサンドイッチのたねだねぼくら かなしみを遠くはなれて見つめたら意外といける光景だった ここじゃない何処かへいけばここじゃない何処かがここになるだけだろう 袖口を嗅ぐだけで眠たくなれる部屋着で過ごすうつくしい日々

Posted by ブクログ

2024/11/12

感想 死を待つ心持ち。だけど胸には爽やかな風が吹き抜ける。諦めでも開き直りでも無い。これが見栄で固まった私の唯一の本音。心地よい仕事終わり。

Posted by ブクログ

2024/09/28

歌人、岡野大嗣の第一歌集。著者は2014年に短歌研究新人賞次席を獲得。昨年は、NHK短歌の選者も務めていて現代短歌界を代表する歌人の一人と言える。 著者は、昔『短歌ください』に投稿していて、そこに掲載されていた短歌を単行本で読んでとても面白いなと気になっていた。いくつか、この歌...

歌人、岡野大嗣の第一歌集。著者は2014年に短歌研究新人賞次席を獲得。昨年は、NHK短歌の選者も務めていて現代短歌界を代表する歌人の一人と言える。 著者は、昔『短歌ください』に投稿していて、そこに掲載されていた短歌を単行本で読んでとても面白いなと気になっていた。いくつか、この歌集の短歌を紹介したい。 図書券で買ったジャンプのその釣りを生まれたての犬で返されかける (この短歌は、作り話じゃないような気がする。わからないが。) 地下街は地下道になるいつしかにBGMが消えたあたりで (確かに、BGMがあるかどうかが「街」と「道」の違いかもしれない) ねるまえに奥歯の奥で今朝食べたうどんの七味息ふきかえす もういやだ死にたい そしてほとぼりが冷めたあたりで生き返りたい 消しゴムも筆記用具であることを希望と呼んではおかしいですか (もし消しゴムがなかったら、失敗してもやり直すことができない) 生きるべき命がそこにあることを示して浮かぶ夜行腕章 トピックス欄に訃報が現れてきらきら点るNEW!のアイコン 春空に千鳥格子の鳥たちを逃がしてつくる無地のスカート

Posted by ブクログ

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